ストーリー
イヴァンの分裂
ミハイル・ブルガーコフの『イヴァン・ヴァシーリエヴィチ』は華麗な問答、諷刺の深さと的確さ、そして滑稽な状況の名人芸による連鎖を特徴とする、エキセントリックな喜劇です。ブルガーコフは、発表できるあてもなく、いつの日か勝利するであろう「文学」の力を信じて書きつづけ、重病と失明のうちに1940年、この世を去りました。そして、『イヴァン・ヴァシーリエヴィチ』は作者の死後25年を経てようやく日の目を見ました。時代や世代を問わずにもたらす笑い。それはこのドラマに生真面目さや重苦しさが一切なく、心から楽しめるからです。
キャスト&スタッフ
主役の登場
2009年3月で東京外国語大学を卒業する学生が中心の本格的なロシア語劇が幕を開けます。 ロシア語専攻4年生が、大学で学んだ成果を発揮する卒業公演。今年の主役は、『カラマーゾフの兄弟』の翻訳で毎日出版文化賞特別賞を受賞した亀山郁男・東京外国語大学学長の(現在のところ)最後の教え子たちです。過去の外語祭ロシア語劇出演者と早稲田大学を拠点に活動するインカレサークル、ロシア語劇団コンツェルトのメンバーが舞台を固めます。そして、第85回外語祭ロシア語劇『鼻』で演劇の才能を開花させた杉香苗を演出に迎え、いよいよ発進です。
アクセス
許しと永遠の住処
全国にある国立大学の中でもっとも快適な大学の一つが東京外国語大学です。2004年秋に朝日新聞社が全国156大学に対して行った好感度調査で、本学は私立、公立を含めた全大学中4位、国立大学法人ではじつに第1位という結果を得ました。文字通り、「対話と交流をベースとして世界に開かれたキャンバス」の誕生です。アヴァンギャルド風のデザインと武蔵野の森を調和させた新しい空間は、21世紀グローバルか時代を生き抜く逞しい知性を育てる上でこの上なく理想的な環境と言えます。

