II さまざまな「歴史学」
3 帝国と国民国家
J・フィヒテ「ドイツ国民に告ぐ」エルネスト・ルナンほか（鵜飼哲ほか訳）『国民とは何か』、河出書房新社、1997年所収
鵜飼哲による論考「国民人間主義のリミット」も参照のこと
エルネスト・ルナン「国民とは何か」（同書）
橋川文三『ナショナリズム——その神話と論理』紀伊國屋書店、1968年
『橋川文三著作集＜9＞ナショナリズム・昭和維新試論』筑摩書房、2001年所収
——、筒井清忠編・解説『昭和ナショナリズムの諸相』名古屋大学出版会、1994年
竹内好「日本のアジア主義」『日本とアジア』筑摩書房1993年所収
松本健一『竹内好「日本のアジア主義」精読』岩波書店、2000年 でも読める
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ベネディクト・アンダーソン（白石さや、白石隆訳）『増補 想像の共同体——ナショナリズムの起源と流行』NTT出版、1997年
アントニー・D・スミス（高柳先男訳）『ナショナリズムの生命力』晶文社、1998年
——（巣山靖司、高城和義ほか訳）『ネイションとエスニシティ——歴史社会学的考察』名古屋大学出版会、1999年
アーネスト・ゲルナー（加藤節監訳）『民族とナショナリズム』岩波書店、2000年
エリック・J・ホブズボーム（浜林正夫、嶋田耕也、庄司信訳）『ナショナリズムの歴史と現在』大月書店、2001年
——（野口建彦、野口照子訳）『帝国の時代 1875-1914』みすず書房、1992年
——、テレンス・レンジャー編（前川啓治、梶原景昭ほか訳）『創られた伝統』紀伊国屋書店、1992年
エドワード・W・サイード（板垣雄三・杉田英明監修、今沢紀子訳）『オリエンタリズム 上・下』平凡社、1993年
——（大橋洋一訳）『文化と帝国主義』みすず書房、1998年
デヴィッド・キャナダイン（平田雅博、細川道久訳）『虚飾の帝国——オリエンタリズムからオーナメンタリズムへ』日本経済評論社、2004年
アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート（水嶋一憲、酒井隆史、浜邦彦、吉田俊実訳）
『＜帝国＞——グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』以文社、2003年
エティエンヌ・バリバール、イマニュエル・ウォーラーステイン（若森章孝、岡田光正、須田文明、奥西達也訳）
『新装版 人種・国民・階級——揺らぐアイデンティティ』大村書店、1997年
ガヤットリー・チャクラヴォルティ・スピヴァク（上村忠男、本橋哲也訳）
『ポストコロニアル理性批判——消え去りゆく現在の歴史のために』月曜社、2003年
ホミ・K ・バーバ（大野真訳）「国民の散種——時間、語り、そして近代国家の周縁」『批評空間』9号、1993年4月
——（富山太佳夫訳）｢他者の問題——差異、差別、コロニアリズムの言説｣『文学の境界線』研究社、1996年
——（外岡尚美、本橋哲也訳）『文化の場所』法政大学出版局、近刊
エリ・ケドゥーリー（小林正之、奥村大作、栄田卓弘訳）『ナショナリズム』学文社、2000年
A・P・ダントレーヴ（石上良平訳）『国家とは何か——政治理論序説』みすず書房、1972年
福田歓一「国民国家の諸問題——現代における政治社会論のために」『思想』623号、1976年5月
シュンペーター（都留重人訳）『帝国主義と社会階級』岩波書店、1956年
G・リヒトハイム（香西純一訳）『帝国主義』みすず書房、1980年
ヴォルフガング・J・モムゼン（川鍋正敏、酒井昌美訳）『帝国主義と国民統合』未来社、2002年
ドミニク・リーベン（松井秀和訳）『帝国の興亡 上・下』日本経済新聞社、2002年
柏木博、小倉利丸『イメージとしての＜帝国主義＞』青弓社、1990年
山内昌之、増田一夫、村田雄二郎編『帝国とは何か』岩波書店、1997年
田中浩、和田守編『民族と国家の国際比較研究』未來社、1997年
本村凌二、鶴間和幸編『岩波講座世界歴史5 帝国と支配——古代の遺産』岩波書店、1998年
吉村忠典「「帝国」という概念について」『史学雑誌』第108編第3号、1999年3月
藤原帰一『デモクラシーの帝国』岩波書店、2002年
山本有造編『帝国の研究——原理・類型・関係』名古屋大学出版会、2003年
このテーマにかんする京大人文研の最新の論集
松本彰、立石博高編『国民国家と帝国——ヨーロッパ諸国民の創造』山川出版社、2005年
伊藤定良、松野妙子、木畑洋一、高田和夫、油井大三郎『世紀転換期の世界——帝国主義支配の重層構造』未来社、1989年
歴史学研究会編『国民国家を問う』青木書店、1994年
加藤典洋『敗戦後論』講談社、1997年
小森陽一、高橋哲哉編『ナショナル・ヒストリーを超えて』東京大学出版会、1997年
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桑原武夫「フランス・ナショナリスムの展開」同編『フランス革命の研究』岩波書店、1959年所収
西川長夫『増補 国境の越え方——国民国家論序説』平凡社、2001年
——『地球時代の民族＝文化理論——脱「国民文化」のために』新曜社、1995年
——『国民国家論の射程——あるいは＜国民＞という怪物について』柏書房、1998年
——『フランスの解体？——もうひとつの国民国家論』人文書院、1999年
——『戦争の世紀を越えて——グローバル化時代の国家・歴史・民族』平凡社、2002年
——「日本型国民国家の形成」西川長夫、松宮秀治編『幕末・明治期の国民国家形成と文化変容』新曜社、1995年所収
——「帝国の形成と国民化」——西川長夫、渡辺公三編『世紀転換期の国際秩序と国民文化の形成』柏書房、1999年所収
——「戦後歴史学と国民国家論」歴史学研究会編『戦後歴史学再考』所収
下野義朗「中世フランスにおける国家と『国民』について——西欧国家史の研究序説」
世良晃志郎編『ヨーロッパ身分制社会の歴史と構造』創文社、1987年所収
江川温「中世フランスの民族意識」——中村賢二郎編『国家——理念と制度』京都大学人文研究所、1989年——
阪上孝『近代的統治の誕生——人口・世論・家族』岩波書店、1999年
谷川稔『十字架と三色旗——もうひとつの近代フランス』山川出版社、1997年
——『国民国家とナショナリズム』山川出版社、1999年
工藤光一「「国民祭典」と農村世界の政治文化——第二帝政下のシャンパーニュ地方」『思想』836年、1994年2月
——「国民国家と「伝統の創出」」（福井憲彦編『岩波講座世界歴史18 工業化と国民形成——18世紀末-20世紀初』岩波書店、1998年）
——「祝祭と「国民化」——十九世紀フランス第三共和制下の共和主義祭典」『思想』884号、1998年2月
中本真生子「アルザスと国民国家——「最後の授業」再考」『思想』887号、1998年5月
原聖『＜民族起源＞の精神史——ブルターニュとフランス近代』岩波書店、2003年
喜安朗「フランス植民地帝国主義」『史艸』8号、1967年
J・ブーヴィエ（権上康男、中原嘉子訳）『フランス帝国主義研究』お茶の水書房、1974年
木下半治『フランス・ナショナリズム史 上・下』国書刊行会、1976年
杉本淑彦『文明の帝国——ジュール・ヴェルヌとフランス帝国主義文化』山川出版社、1995年
平野千果子『フランス植民地主義の歴史——奴隷制廃止から植民地帝国の崩壊まで』人文書院、2002年
グザヴィエ・ヤコノ（平野千果子訳）『フランス植民地帝国の歴史』白水社、1998年
ロベール・アジュロン（平野千果子訳）「1931年の国際植民地博覧会——共和国神話か帝国神話か」『記憶の場第2巻 統合』所収
竹沢尚一郎『表象の植民地帝国——近代フランスと人文諸科学』世界思想社、2001年
工藤庸子『ヨ−ロッパ文明批判序説——植民地・共和国・オリエンタリズム』東京大学出版会、2003年
有田英也『ふたつのナショナリズム——ユダヤ系フランス人の「近代」』みすず書房、2000年
川上勉『ヴィシー政府と「国民革命」——ドイツ占領下フランスのナショナル・アイデンティティ』藤原書店、2001年
中谷猛『近代フランスの自由とナショナリズム』法律文化社、1996年
——、川上勉、高橋秀寿編『ナショナル・アイデンティティ論の現在——現代世界を読み解くために』晃洋書房、2003年
ジェラール・ノワリエル（佐藤章訳）「フェルナン・ブローデルへの質問」『現代思想』1993年8月
渡辺和行「国民と非国民のあいだ——ジェラール・ノワリエル『ヴィシーの共和国的起源』を読む」
『奈良女子大学文学部研究年報』第44号、2000年
ミシェル・ヴィノック（川上勉、中谷猛監訳）『ナショナリズム・反ユダヤ主義・ファシズム』藤原書店、1995年
立石博高、中塚次郎編『スペインにおける国家と地域——ナショナリズムの相克』国際書院、2002年
北原敦「イタリアのナショナリズム」『イタリア現代史研究』岩波書店、2002年所収
上村忠男編訳『国民革命幻想——デ・サンクティスからグラムシへ』未来社、2000年
藤澤房俊『大理石の祖国——近代イタリアの国民形成』筑摩書房、1997年
——『「クオーレ」の時代——近代イタリアの子供と国家』筑摩書房、1998年
——『第三のローマ——イタリア統一からファシズムまで』親書館、2001年
P・F・シュガー、I・J・レデラー編（東欧史研究会訳）『東欧のナショナリズム——歴史と現在』刀水書房、1981年
オットー・ダン（末川清、姫岡とし子、高橋秀寿訳）『ドイツ国民とナショナリズム 1770-1990』名古屋大学出版会、1999年
ジョージ・L・モッセ（佐藤卓己、佐藤八寿子訳）『大衆の国民化——ナチズムに至る政治シンボルと大衆文化』柏書房、1994年
——（佐藤卓己、佐藤八寿子訳）『ナショナリズムとセクシュアリティ——市民道徳とナチズム』柏書房、1996年
——（宮武実知子訳）『英霊——創られた世界大戦の記憶』柏書房、2002年
ヘルムート・プレスナー（土屋洋二訳）『遅れてきた国民——ドイツ・ナショナリズムの精神史』名古屋大学出版会、1991年
川越修「国民化する身体——ドイツにおける社会衛生学の誕生」『思想』884号、1998年2月
杉原達『オリエントへの道——ドイツ帝国主義の社会史』藤原書店、1990年
——『越境する民——近代大阪の朝鮮人史研究』新幹社、1998年
——「帝国との向かい合いかた——中国人強制連行研究を通じて」『歴史学研究』776号、2003年6月
ルイス・ネイミア（都築忠七、飯倉章訳）『1848年革命——ヨーロッパ・ナショナリズムの幕開け』平凡社、1998年
ジョージ・ネーデル、ペリー・カーティス（川上肇、住田圭司、柴田敬二、橋本玲一郎訳）『帝国主義と植民地主義』御茶の水書房、1983年
ドイツとフランスにかんする論考を含む
P・J・ケイン、A・G・ホプキンズ（竹内幸雄、秋田茂訳）
『ジェントルマン資本主義の帝国——創生と膨張1688-1914』名古屋大学出版会、1997年
——（木畑洋一、旦祐介訳）『ジェントルマン資本主義の帝国——危機と解体1914-1990』名古屋大学出版会、1997年
リンダ・コリー（川北稔監訳）『イギリス国民の誕生』名古屋大学出版会、2000年
ジョン・マッケンジー（平田雅博訳）『大英帝国のオリエンタリズム——歴史・理論・諸芸術』ミネルヴァ書房、1995年
——（平田雅博訳）「サイードへの挑戦——私のオリエンタリズムとキャナダインのオーナメンタリズム」『図書新聞』2572号、2002年3月
岩井淳「「ブリテン帝国」の成立」『歴史学研究』776号、2003年6月
井野瀬久美惠『大英帝国はミュージック・ホールから』朝日新聞社、1990年
——『女たちの大英帝国』講談社、1998年
——『黒人王、白人王に謁見す——ある絵画のなかの大英帝国』山川出版社、2002年
——、栗本英世編『植民地経験——人類学と歴史学からのアプローチ』人文書院、1999年
マーガレット・シュトローベル（井野瀬久美惠訳）『女たちは帝国を破壊したのか』知泉書館、2003年
木畑洋一『支配の代償——英帝国の崩壊と「帝国意識」』東京大学出版会、1987年
——「英国と日本の植民地統治」大江志乃夫ほか編『岩波講座近代日本と植民地1 植民地帝国日本』岩波書店、1992年所収
——『帝国のたそがれ——冷戦下のイギリスとアジア』東京大学出版会、1996年
——編『大英帝国と帝国意識——支配の深層を探る』ミネルヴァ書房、1998年
——、川北稔編『イギリスの歴史−帝国＝コモンウェルスのあゆみ』有斐閣、2000年
平田雅博『イギリス帝国と世界システム』晃洋書房、2000年
——「ポストモダンとイギリス帝国史」『人民の歴史学』148号、2001年6月
——、北川勝彦編『帝国意識の解剖学』世界思想社、1999年
秋田茂『イギリス帝国とアジア国際秩序——ヘゲモニー国家から帝国的な構造的な権力へ』名古屋大学出版会、2003年
紀平英作編『帝国と市民−苦悩するアメリカ民主政』山川出版社、2003年
木谷勤『帝国主義と世界の一体化』山川出版社、1997年
高澤紀恵『主権国家体制の成立』山川出版社、1997年
西谷修「テロリズムと戦争」『論座』2003年4月
吉澤誠一郎『愛国主義の創成——ナショナリズムから近代中国をみる』岩波書店、2003年
『岩波講座近代日本と植民地』全8巻
（大江志乃夫、浅田喬二、三谷太一郎、後藤乾一、小林英夫、高崎宗司、若林正丈、川村湊編）岩波書店、1992-1993年
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矢野暢『「南進」の系譜』中央公論社、1975年
——『日本の南洋史観』中央公論社、1979年
山室信一『キメラ——満州国の肖像』中央公論社、1993年
上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』青土社、1998年
花崎皋平「「女性と軍隊」をめぐってのフェミニズムとの対話」『個人／個人を超えるもの』岩波書店、1996年所収
花崎皋平「フェミニズムと軍隊」『＜共生＞への触発』みすず書房、2002年所収
佐々木陽子『総力戦と女性兵士』青弓社、2001年
吉見義明『草の根のファシズム——日本民衆の戦争体験』東京大学出版会、1987年
——『従軍慰安婦』岩波書店、1995年
姜尚中『オリエンタリズムの彼方へ——近代文化批判』岩波書店、1996年
山之内靖『システム社会の現代的位相』岩波書店、1996年
——『日本の社会科学とヴェーバー体験』筑摩書房、1999年
——、ヴィクター・コシュマン、成田龍一編『総力戦と現代化』柏書房、1995年
松本武祝「“朝鮮における「植民地的近代」”に関する近年の研究動向——論点の整理と再構成の試み」
『アジア経済』43巻9号、2002年9月
酒井直樹『死産される日本語・日本人——「日本」の歴史-地政的配置』岩波書店、1996年
——『日本思想という問題——翻訳と主体』岩波書店、1997年
成田龍一『「故郷」という物語——都市空間の歴史学』吉川弘文館、1998年
——『＜歴史＞はいかに語られるか——1930年代「国民の物語」批判』日本放送出版協会、2001年
牧原憲夫「万歳の誕生」『思想』845号、1994年11月
——『客分と国民のあいだ——近代民衆の政治意識』吉川弘文館、1998年
——編『「私」にとっての国民国家論——歴史研究者の井戸端談義』日本経済評論社、2003年
小熊英二『単一民族神話の起源——＜日本人＞の自画像の系譜』新曜社、1995年
——『＜日本人＞の境界——沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで』新曜社、1998年
——『＜民主＞と＜愛国＞——戦後日本のナショナリズムと公共性』新曜社、2002年
米谷匡史「戦時期日本の社会思想——現代化と戦時変革」『思想』882号、1997年12月
——「マルクス主義の世界性とコロニアリズム」『情況』2期11巻2号、2000年3月
多木浩二『戦争論』岩波書店、1999年
——『天皇の肖像』岩波書店、1988年
タカシ・フジタニ（米山リサ訳）『天皇のページェント——近代日本の歴史民族誌から』日本放送協会出版会、1994年
若桑みどり『皇后の肖像——昭憲皇太后の表象と女性の国民化』筑摩書房、2001年
原武史『可視化された帝国——近代日本の行幸啓』みすず書房、2001年
小路田泰直『憲政の常道——天皇の国の民主主義』青木書店、1995年
小路田が中心になって編集した、歴史と方法編集委員会編『帝国と国民国家』青木書店、2000年 も参照のこと
原田敬一『国民軍の神話——兵士になるということ』吉川弘文館、2001年
駒込武『植民地帝国日本の文化統合』岩波書店、1996年
——「「文明」の秩序とミッション」
近代日本研究会編『年報・近代日本研究19 地域史の可能性——地域・日本・世界』山川出版社、1997年所収
——「日本の植民地支配と近代」『トレイシーズ』2号、2001年
イ・ヨンスク『「国語」という思想——近代日本の言語認識』岩波書店、1996年
安田敏明『帝国日本の言語編成』世織書房、1997年
——『＜国語＞と＜方言＞のあいだ——言語構築の政治学』人文書院、1999年
子安宣邦『「アジア」はどう語られてきたか——近代日本のオリエンタリズム』藤原書店、2003年
米山リサ『暴力・戦争・リドレス——多文化主義のポリティクス』岩波書店、2003年
小森陽一『世紀末の予言者・夏目漱石』講談社、1999年
——『日本語の近代——日本の50年 日本の200年』岩波書店、2000年
——『天皇の玉音放送』五月社、2003年
——、千野香織、酒井直樹、成田龍一、島薗進、吉見俊哉編
『岩波講座近代日本の文化史5 編成されるナショナリズム』岩波書店、2002年
尹健次『孤絶の歴史意識——日本国家と日本人』岩波書店、1990年
——『「在日」を考える』平凡社、2001年
鄭暎惠『「民が代」斉唱——アイデンティティ・国民国家・ジェンダー』岩波書店、2003年
——、リサ・ゴウ『私という旅——ジェンダーとレイシズムを越えて』青土社、1999年
李静和『つぶやきの政治思想——求められるまなざし・かなしみへの、そして秘められたものへの』青土社、1998年
金静美『故郷の世界史——解放のインターナショナリズムへ』現代企画室、1996年
『環』（特集 歴史のなかの「在日」）11号、2002年
金時鐘『「在日」のはざまで』平凡社、2001年
細見和之『アイデンティティ／他者性』岩波書店、1999年 におさめられた金時鐘論が参考になる
谷川健一編『わが沖縄』全5巻別巻1巻、木耳社、1970-1972年
新川明『反国家の兇区』現代評論社、1971年
いれいたかし『執着と苦渋——沖縄・レリクトの発想』沖縄タイムス社、1994年
富山一郎『近代日本社会と「沖縄人」——「日本人」になるということ』日本経済評論社、1990年
——『戦場の記憶』日本経済評論社、1995年
上村忠男編『沖縄の記憶／日本の歴史』未来社、2002年
川満信一、中里効、宮城公子、西谷修、米谷匡史、上村忠男
「沖縄「復帰」後三〇年を振り返る——自立論の立場から」『未来』439・441号、2003年4・6月
テッサ・モーリス＝スズキ（大川正彦訳）『辺境から眺める——アイヌが経験する近代』みすず書房、2000年
木村靖二、中野隆生、中嶋毅編『現代国家の正統性と危機』山川出版社、2002年
二宮宏之「国家・民族・社会」歴史学研究会編『講座世界史12 わたくし達の時代』東京大学出版会、1996年所収
安丸良夫「民衆的規範の行方」『現代思想』（特集 ナショナリズムの変貌）2001年12月
アンドルー・ゴードン（中村政則訳）『歴史としての戦後日本 上・下』みすず書房、2001年
ジョン・ダワー（三浦陽一、高杉忠明訳）『敗北を抱きしめて——第二次大戦後の日本人 上・下』岩波書店、2001年
大貫恵美子『コメの人類学——日本人の自己認識』岩波書店、1995年
早くからこのテーマにかかわってきたアメリカ在住の人類学者の仕事
——『ねじ曲げられた桜——美意識と軍国主義』岩波書店、2003年
アブドゥル・R・ジャン・モハメド（崎山政毅訳）
「世界−なき―世界性、故郷−としての―故郷喪失——状況反映的な境界的知識人の闡明にむけて」
『みすず』419・420号、1996年2・3月
原文で読むことをすすめる：
Abdul R. JanMohamed, “Worldliness-Without-World,
Homelessness-as-Home:
Toward a Definition of the Specular Border
Intellectual” in Michael Sprinker(ed.),“EDWARD SAID”A Critical Reader,
Blackwell, 1992.
『思想』（特集 ナショナリズム）823号、1993年1月
『思想』（特集 近代の文法）848号、1994年11月
『思想』（特集 民族と国家）863号、1996年5月
『思想』（特集 「国民化」とはなにか）884号、1998年2月
『思想』（特集 帝国・戦争・平和）945号、2003年1月
『現代思想』（特集 浮遊する国家——外国人問題の視点から）1993年8月
『現代思想』（特集 帝国 グローバリゼーションへの新視角）2001年7月
『現代思想』（特集 『帝国』を読む）2003年2月
『歴史学研究』（特集「帝国」への新たな視座 I・II）776・777号、2003年6・7月
日本植民地研究会『日本植民地研究』龍渓書舎、1988年〜
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