II さまざまな「歴史学」
11 系の歴史学
二宮宏之「系の歴史学と読解の歴史学」『歴史学再考』所収
——、樺山紘一、福井憲彦編『アナール論文選2 家の歴史社会学』新評論、1983年
ピエール・グベール(遅塚忠躬、藤田苑子訳)『歴史人口学序説——17・18世紀ボーヴェ地方の人口動態構造』岩波書店、1992年
藤田苑子「解説II 研究史について」同書所収
——『フランソワとマルグリット——18世紀フランスの未婚の母と子どもたち』同文館、1994年
E・A・リグリィ(速水融訳)『人口と歴史』筑摩書房、1982年
ピーター・ラスレット(川北稔、指昭博、山本正訳)『われら失いし世界——近代イギリス社会史』三嶺書房、1986年
速水融『近世農村の歴史人口学的研究——信州諏訪地方の宗門改帳分析』東洋経済新報社、1973年
——『歴史人口学で見た日本』文藝春秋、2001年
——編『歴史人口学と家族史』藤原書店、2003年
——、鬼頭宏、友部謙一編『歴史人口学のフロンティア』東洋経済新報社、2001年
斎藤修『プロト工業化の時代——西欧と日本の比較史』日本評論社、1985年
——編『家族と人口の歴史社会学——ケンブリッジ・グループの成果』リブロポート、1988年
鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』講談社、2000年
レオポール・ジェニコ(大嶋誠ほか訳、森本芳樹監修)
『歴史学の伝統と革新——ベルギー中世史学における寄与』九州大学出版会、1984年
二宮宏之「歴史学の伝統と革新——ジェニコ論集に寄せて」『全体をみる眼と歴史家たち』も参照のこと
ミシェル・ヴォヴェル(谷川稔、田中正人、天野智恵子、平野千果子訳)『フランス革命と教会』人文書院、1992年
——(立川孝一、奥村真理子、槙原茂、渡辺望訳)『フランス革命の心性』岩波書店、1992年
ピエール・ショーニュ、フランソワ・ドッス(仲澤紀雄訳)「人口・経済・社会史から心性の歴史へ」
『歴史のなかの歴史家——瞬間が炸裂するとき』国文社、1996年所収
エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ「数量化革命への道——高等研究学院第6セクションの研究」
(樺山紘一、木下賢一、相良匡俊、中原嘉子、福井憲彦訳)『新しい歴史——歴史人類学への道』藤原書店、2002年所収
竹岡敬温『『アナール』学派と社会史——「新しい歴史学」へ向かって』同文館、1990年
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