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氏名 山本 真司
(YAMAMOTO Shinji)
所属 職名 大学院総合国際学研究院/准教授
取得学位 文学修士(東京外国語大学)1988年
専門分野(科研費分類) イタリア語学
研究キーワード
自己紹介 イタリアの言語的多様性に興味を持ち、方言・地方語の存在、共通語の確立の歴史、これらの諸言語の間の干渉、などの問題を中心に研究。教育の分野では、言語の視点からのイタリア文化史の授業プランに取り組んでいる最中。特に、キリスト教と言語・文化の関係について十分留意したいと思っている。

(添付写真の説明) 研究室にて撮影。手に持っている2体の人形のうち、ひとつは、イタリアの著名な教育者ペレゴ Maria Perego の生んだ、世界的に知られるキャラクター「トポジージョ」Topo Gigio (「ハツカネズミのジージョ」の意味) の人形。写真でははっきりとは見えないが、人形の首には、札が掛かっていて、イタリア語で「日伊間の友好は永久に」と書かれいる。もう1つのは、山本の干支であるトラのぬいぐるみ。寅年の1962年は、世界を震撼させたキューバ危機の年であったが、同時に、イタリアでは、共産主義との和解・対話路線を打ち出した教皇ヨハネス23世の指導で、第二ヴァティカン公会議が開会され、大きな社会的変化の始まりとなった。この2つの人形をそばに置き、イタリアとの縁、世の無常、人生のはかなさ、しかし、それにもかかわらず感じられる歴史の偉大さを常に思い起こすよすがとせんとの心である。決しておどけているわけではない。
最終学歴 1985年03月 東京外国語大学外国語学部イタリア語学科 国際関係専修コース卒業
1988年03月 東京外国語大学外国語学研究科ロマンス系言語専攻 (イタリア語)修了
最近5年間の研究 スロヴェニア語研究
イタリアで話されているスロヴェニア語の研究、特に、ウディネ県の諸方言に重点を置いて。

フリウリ語の音韻論
フリウリ語の音韻体系を特徴付けるいくつかの現象を、特に、長母音化の現象を中心に、研究。

イタリア語文法研究
イタリア語の文法の諸問題について、教育的な観点も視野に入れて考察し、最近の言語学研究の進歩に合うようなレフェレンス・グラマーを構築する。

イタリアの言語史
今日のようなイタリアの言語状況がどのように形成されたか、特に、各方言圏の区別がどのように形成されていったか、また、イタリア語という共通語がどのように普及していったか、についての研究。

イタリア社会言語学
イタリアおよびその周辺地域の、イタリア文化圏において、人々がどのような言語レジスターを使い分けているか、特に、方言を含む地方語・局地語をどのように位置づけているか、ということについての研究。

イタリア方言学
イタリアの方言・地方語、特に北部諸方言についての研究。

フリウリ語方言学
フリウリ語の諸方言の研究、特に、中部方言に重点を置いて。
主要研究業績 【論文】
  • イタリア語における非人称のsiと受動態のsiの構文-特に変則的な一致について-, 語学研究所論集, 17号, 23--38, 2012年
  • フリウリにおける対少数言語民族集団プロパガンダの道具としてのフリウリ文化, Linguapax Asia: A Retrospective Edition of Language and Human Rights Issues. Collected Proceedings of Linguapax Asia Symposia 2004-2009, 123--132, 2010年
  • イタリア語において動詞essereが「移動」を表す場合 -「出来事」と「結果」の関係について-, 語学研究所論集, 15号, 151--160, 2010年
  • イタリア北東部国境地域におけるフリウリ語・スロヴェニア語間の言語接触, ロマンス語研究, 42巻, 11--20, 2009年
  • トゥルーバルと聖書翻訳, プリモシュ・トゥルーバルの生誕500周年およびスロヴェニアのEU議長国記念スロヴェニア 言語・文化シンポジウム発表論文集, 1巻1号, 4--15, 2009年
  • ピエトロ・ボノーモについて, プリモシュ・トゥルーバルの生誕500周年およびスロヴェニアのEU議長国記念スロヴェニア 言語・文化シンポジウム発表論文集, 1巻1号, 16--28, 2009年
  • 『黒を一杯』―フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州における体験より―, ロマンス語研究, 41号, 11--20, 2008年
  • バベルの塔再考, 東京外国語大学語学研究所論集, 13号, 77--88, 2008年
  • フリウリ語における支え母音 -i ―その発生と拡張の歴史―, ロマンス語研究, 40号, 58--67, 2007年
  • フリウリ地方モンテナールス村マグダラの聖マリア地区で行なわれたあるインタビューについて ― コーパスと言語能力 ―, 言語情報学研究報告 11 『言語研究におけるコーパス分析と理論の接点』, 11号, 365--382, 2006年
  • フリウリ語の強勢音節における長母音について, ロマンス語研究, 39号, 61--70, 2006年
【総説・解説記事】
  • フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア, Le Ali  (イタリア語検定協会会誌), 特定非営利活動法人 イタリア語検定協会, 総説・解説(その他), 単著, 2007年
  • イタリア語, 日本語学研究事典, 明治書院, 総説・解説(その他), 単著, 2007年
【研究発表】
  • 疑問文と従属節の境目:フリウリ語のケース, ロマンス語学会大会, 国内会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 北海道大学 (札幌キャンパス), 2009年
  • イタリア北東部国境地域におけるロマンス語・スロヴェニア語の言語接触について, ロマンス語学会大会, 国内会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 長崎県立大学, 2008年
  • 『黒を一杯』―フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州における体験より―, ロマンス語学会大会, 国内会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 長崎県立大学, 2007年
  • フリウリ語の語末の -i, ロマンス語学会大会, 国際会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 青山学院大学, 2006年
  • フリウリ語の強勢音節における長母音化, ロマンス語学会大会, 国際会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 東京音楽大学, 2004年
  • フリウリ語における定動詞の否定, ロマンス語学会大会, 国際会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 東京外国語大学, 2002年
  • フリウリ語の聖書, ロマンス語学会大会, 国際会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 香川医科大学, 2001年
  • イタリア共和国フリウリ地方ウディネ県のスロヴェニア系諸方言, プレシェレン生誕200周年記念 スロヴェニア言語・文化シンポジウム, 国際会議, Drustvo Japonskih Slovenistov, 口頭(一般), 東京大学, 2000年
  • フリウリ語標準化と辞書について, 日本ロマンス語学会大会, 国内会議, 日本ロマンス語学会, 口頭(一般), 東京大学, 2000年
  • フリウリ語の強位置における長母音化について, フリウリ語翻訳通訳業務従事者養成講座1998-1999年度, 国際会議, ウディネ大学, 口頭(一般), ウディネ大学, 1999年
  • 北イタリアのいくつかの方言における導入辞come について, ラディン語学における特別講義, 国際会議, パドヴァ大学ラディン語学講座 (prof. L. Vanelli 担当), 口頭(一般), パドヴァ大学言語学研究所, 1999年
  • フリウリ語の再帰・受動の代名小辞 si について, フリウリ語講習会Cors pratic furlan, SFF, 1998-1999年度における特別講義, 国際会議, Societa' Filologica Friulana, 口頭(一般), S. Vito al Tagliamento, Cervignano, Carlino など, 1998年
  • 日本の言語マイノリティーについて - イタリアの言語マイノリティーとの対照研究, Tra lingua, cultura, società: Dialettologia sociologica,, 国際会議, パドヴァ大学言語学研究所, 口頭(一般), Sappada (Belluno) - Italia, 1998年
  • フリウリ語辞典 「新ピローナ」 への新たな補遺について, ロマンス語学会大会, 国内会議, 日本ロマンス語学界, 口頭(一般), 金沢大学, 1997年
  • Grammatiche friulane — Descrivere una lingua regionale, 日本ロマンス語学会創立30周年記念国際シンポジウム「地域ロマンス語とロマンス言語学」, 国際会議, 日本ロマンス語学会・早稲田大学と共催, 口頭(一般), 早稲田大学, 1997年
【現地の調査・研究】
  • フリウリ語レフェレンスグラマー作成プロジェクト, イタリア共和国フリウリ地方, 1997年-2002年

last updated on 2016/9/29