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氏名 山田 文比古
(YAMADA Fumihiko)
所属 職名 東京外国語大学/教授
E-mail yamada.fumihiko@tufs.ac.jp
取得学位 京都大学法学士(京都大学)1980年
専門分野(科研費分類) 日本外交論
現代外交論
フランス政治外交論
欧州統合論
研究キーワード 外交
自己紹介  外交官を30年近く務めた後、2008年に外務省と本学との人事交流により実務教員として赴任。2012年に外務省を退職し本学教員に転職した。
 外交官としては、フランス・ブラジル・ベルギーの日本大使館で勤務した。最後の勤務地フランスでは、公使として広報文化外交を担当。ブラジルでは政治情勢の調査・分析、ベルギーでは冷戦後の新たな同盟の姿を模索していたNATOや、旧ユーゴ民族紛争について情報収集にあたった。
 国内勤務では、官僚機構の中で外交政策の企画・立案のため政官関係機関との政策調整に携わり、毎晩深夜まで霞が関の外務省で働いた。EC(今のEU)との貿易交渉やASEANとの会議などで現地と日本を往復し、1991年の湾岸戦争の際には、日本として多国籍軍にどう関わるかで緊迫した日々を送った。2000~02年には西欧第一課長としてフランス、ドイツなど西欧諸国との外交関係の処理に携わった(写真はその時のもの。小泉首相(左端)とドイツのシュレーダー首相(右端)との首脳会談。左列の奥が本人)。
 外務省入省後、研修生として、オランド大統領やシラク元大統領などを輩出した、フランスの官僚養成学校、ENA(国立行政学院)に留学した。大使館での本務の傍らフランス国立東洋言語文化学院(INALCO)で教鞭を取ったり、フランス国際関係研究所(IFRI)で客員研究員として国際関係論の研究に従事したりしたこともある。IFRIでの研究は、『フランスの外交力』という拙著の上梓につながった。
 国内での仕事の中で、最も忘れがたいのが、沖縄での勤務。1997~2000年に沖縄県庁に出向し、沖縄県と日本政府との連絡調整の一端を担った。この時、日米安保体制が沖縄の犠牲の上に成り立っているという現実に直面したことで、現場から外交を考えるという姿勢の大切さを痛感した。また、G8サミットの沖縄誘致を担当し、2000年7月に行われた沖縄サミットでは、沖縄県側の事務局長としてその準備に携わった。
 余談だが、若いころは、首相・外相などが外国要人と会談する際のフランス語通訳を務めたことがあり、中曽根首相とミッテラン仏大統領との首脳会談、昭和天皇の外国国賓とのご会見などを通訳して冷や汗をかいた。
 こうした外交官(外務官僚)としての現場での経験を踏まえ、国際人を目指す本学の学生の皆さんに、生きた国際社会の現状を伝えたいと念じている。そしてその中で、日本と日本人は何をすべきかを一緒に考えたい。
最終学歴 1978年06月 ストラスブール大学IEP(政治学院)中退
1980年03月 京都大学法学部卒業
1983年03月 ENA(フランス国立行政学院)外国人特別課程卒業
最近5年間の研究 日本外交論
沖縄の米軍基地問題につき論考・解説を発表(下記研究業績参照)。

現代外交論
現代外交に関わる諸問題につき研究発表、著書・論文の執筆(下記研究業績参照)。

フランス政治外交論
現代フランスの政治情勢・外交関係につき研究発表、著書・論文の執筆(下記研究業績参照)。

欧州統合論
所属学会 日仏政治学会
日本国際政治学会
日本EU学会
日本比較政治学会
主要研究業績 【論文】
  • Les régionalisms en Asie orientale : spectres du passé ou facteur d’avenir?, Centre Asie IFRI, Asie Edition 2004-2005, La Documentation française, 2004-2005号, 103--128, 2004年
【著書】
  • 外交とは何かーパワーか?/知恵か?, 法律文化社, 単行本(一般書), 単著, 2015年
  • オール沖縄VS.ヤマト, 青灯社, 単行本(一般書), 単著, 2014年
  • フランスの外交力-自主独立の伝統と戦略, 集英社新書, 単行本(一般書), 単著, 2005年
  • ヨーロッパの政治経済・入門, 有斐閣, 教科書, 共著, 2012年
【総説・解説記事】
  • 沖縄県知事選-本土との関係新段階へ, 京都新聞, 共同通信, 総説・解説(その他), 単著, 2014年
  • 仏新政権と欧州社会モデル, 毎日新聞, 毎日新聞社, 総説・解説(その他), 単著, 2012年
  • 沖縄「問題」の深淵-むき出しになった差別性, 世界, 岩波書店, 総説・解説(商業誌), 単著, 2012年
  • オランドが追求、財政・成長の二兎-仏大統領選挙を読む, 朝日新聞WEB新書(週刊e-World), 時事通信社, 総説・解説(その他), 単著, 2012年
  • 沖縄の米軍基地-政府は米に擦り寄りすぎ, 朝日新聞, 朝日新聞社, 総説・解説(その他), 単著, 2011年
  • 尖閣諸島「領土問題は存在しない」から脱却を-国際司法裁で決着図れ, 毎日新聞, 毎日新聞社, 総説・解説(その他), 単著, 2010年
  • Kan's "gratitude" rubs Okinawa the wrong way, International Herald Tribune-The Asahi Shimbun, English Edition, The Asahi Shimbun, 総説・解説(その他), 単著, 2010年
  • 筋違いの感謝やりきれない-沖縄追悼式での菅首相, 朝日新聞, 朝日新聞社, 総説・解説(その他), 単著, 2010年
  • サミットから見えてくるもの-沖縄から洞爺湖へ, 外交フォーラム, 都市出版, 総説・解説(学術雑誌), 単著, 2008年
  • 世界の目を沖縄へ、沖縄の心を世界へ, 外交フォーラム, 都市出版, 総説・解説(商業誌), 単著, 2000年
【研究発表】
  • ハイチ、惨事の後に, レジス・ドゥブレ討論会, 国際会議, 東京日仏学院, 口頭(招待・特別), 東京日仏学院, 2010年
  • 分科会A-2「欧州国際政治史・欧州研究」及び分科会B-1「欧州国際政治・欧州研究」, 日本国際政治学会2009年度研究大会, 国内会議, 日本国際政治学会, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 神戸, 2009年
  • サルコジ外交:決別か、継続か, 日仏政治学会第43回研究会, 国内会議, 日仏政治学会, 口頭(招待・特別), 日仏会館, 2008年
  • 最近のフランス情勢, EUの対外関係・日EU関係研究会, 国内会議, EUの対外関係・日EU関係研究会, 口頭(招待・特別), 東京大学駒場18号館, 2008年
  • Les perspectives de réforme au Japon, 「日本における改革の展望」セミナー, 国際会議, フランス国際関係研究所(IFRI)アジアセンター・在仏日本大使館, 口頭(基調), フランス国際関係研究所(IFRI), 2003年
【現地の調査・研究】
  • 台湾の国際法的・国際政治的地位, 台湾, 2008年
  • フランス外交, フランス, フランス国際関係研究所(IFRI), 2002年-2003年

last updated on 2016/4/5