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氏名 浦田 和幸
(URATA Kazuyuki)
所属 職名 大学院総合国際学研究院/教授
取得学位  
専門分野(科研費分類) 英語学
研究キーワード 英語史、文献学
history of the English language, philology
自己紹介 英語学を専攻し、主として英語史・語法研究・辞書学に関心を抱いています。これまでに行ってきた研究は、中世英文学作品の言語研究、語法の変遷、現代英語の語法研究、辞書分析です。基本的には文献学(Philology)を旨とし、いずれの時代の英語を対象にする場合でも、テクストの精読を出発点として、言葉の変遷を探ることに関心があります。
 もうはるか昔のことになりますが、中学・高校時代には、今では不思議に思えるほど英語に興味を持ち、片田舎の町で、考えうる限りの方法を試しては英語の学習を楽しみました。その時に、常に手元に置いて参照した、研究社の英和中辞典と大辞典、そして、江川泰一郎先生著の『英文法解説』(金子書房)はとりわけ印象が深く、いつしか、英語の辞書と文法・語法の世界に引きこまれることになりました。
 大学入学後、現代の英語の様々な特徴について言語学的な視点から学ぶなかで、次第に、現代英語の歴史的背景を知りたいという気持ちが強くなり、大学院では中英語 (Middle English) を中心に学びました。以来、中世から現代に至る英語の変遷に関心を持ち、主に語彙と文法の面から、英語の通時的研究に従事しています。また、英語の語彙の諸相を記述した貴重な資料として、「辞書」そのものを研究対象に含めて、英語辞書の諸相、とりわけ、近代初期から現代に至る辞書の変遷、および近代後期から現代に至る語法辞典の変遷について、英語史的な観点から研究を行っています。
 授業では、英語および英語史関連の科目を担当しています。学部では、言語科目としての「英語」、専門科目としての「英語史概説」、「中英語入門」、「英語学演習」、「卒業論文・卒業研究演習」を開講しています。また、大学院では「英語史研究」を開講し、中英語(Middle English) もしくは初期近代英語 (Early Modern English) のアンソロジーを用い、テクストの精読を通して、英語の語彙や文法などについて通時的に考察しています。
主要研究業績 【論文】
  • 英語の接続法 ―現代イギリス英語における命令的接続法の事例研究―, 東京外国語大学論集, 91巻, 229--246, 2015年
  • 初期の英英辞書:Henry Cockeram's _The English Dictionarie_ (1623) について, 東京外国語大学論集, 89号, 327--342, 2014年
  • An Analysis of _Concise Oxford English Dictionary_, Twelfth Edition, Lexicon, 43号, 1--53, 2013年
  • 初期の英英辞書:John Bullokar’s _An English Expositor_ (1616) について, 東京外国語大学論集, 83号, 289--307, 2011年
  • 後期中英語における接続法の用法について―『ウィクリフ派聖書』「マタイ福音書」を資料に―, 東京外国語大学論集, 81巻, 447--465, 2010年
  • 20世紀における英語の語法変化について―David Crystal 編 Fowler 初版をもとに―, 語学研究所論集, 15号, 1--24, 2010年
  • Fowleresque―_Modern English Usage_ をめぐって, ことばの楽しみ―東西の文化を越えて(南雲堂), 200--214, 2006年
  • 近代英語における接続法―Tyndale 訳聖書をめぐって, コーパス言語学における語彙と文法, 467--482, 2005年
  • Verb Forms in the 'Lest'-Clause, Corpus-Based Approaches to Sentence Structures, 253--263, 2005年
  • 最初の英英辞書:Robert Cawdrey’s _A Table Alphabeticall_ (1604)―400 年記念に寄せて―, 東京外国語大学論集, 69号, 27--42, 2004年
  • 英語史研究のツールとしてのシソーラス―主題別分類辞書の歴史と _A Thesaurus of Old English_―, 東京外国語大学論集, 62号, 1--16, 2001年
  • An Analysis of _The New Oxford Dictionary of English_, Lexicon, 30号, 53--117, 2000年
  • 語法の変遷―_The New Fowler's Modern English Usage_ をめぐって―, The Kyushu Review, 4号, 7--23, 1999年
  • ‘hear tell’ 型をめぐる史的考察―初期中英語を中心に, 言語文化論究, 3号, 85--96, 1992年
  • Katherine Group における「不定詞付き対格」, Lexicon, 21号, 294--307, 1991年
  • _The Canterbury Tales_ における「神」の迂言的表現―L. D. Benson の所説に関連して, 『言語科学』(九州大学), 23号, 1988年
  • 現代イギリス英語に於ける Mandative Subjunctive の用法, 帝京大学文学部紀要(英語英文学・外国語外国文学), 18号, 123--136, 1987年
【著書】
  • 中英語頭韻詩の言語と文体, 学書房, 単行本(学術書), 共著, 1989年
  • コンピューター・コーパス利用による 現代英米語法研究, 開文社出版, 単行本(学術書), 共著, 1995年
  • 英語の歴史, 大修館書店, 教科書, 共著, 1995年
  • カレッジ ライトハウス英和辞典, 研究社, 事典・辞書, 共著, 1995年
  • ルミナス英和辞典, 研究社, 事典・辞書, 共著, 2001年
  • リーダーズ英和中辞典, 研究社, 事典・辞書, 共著, 2000年
  • 新英和中辞典 第7版, 研究社, 事典・辞書, 共著, 2003年

last updated on 2016/10/7