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氏名 高島 淳
(TAKASHIMA, Jun)
所属 アジア・アフリカ言語文化研究所
情報資源利用研究センター
職名 教授
生年月 1955年1月
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E-mail tjun@
専門 宗教学、インド学、言語情報処理
自己紹介 ヒンドゥー教(その中でもシヴァ教)のタントリズムを専門としている。専門としては宗教史学ということになるが、歴史学者風に碑文を使って僧院の歴史を辿ったり、人類学者風に寺院儀礼の実地調査をしたりもするし、中心的方法は文献学のものだから、言語学にもわりと親しみを感じてもいる。良く言えば学際的ということになるが、悪く言えばぬえのようなものということになる。まあ宗教学というのはそういうものだと言えよう。
そのうえタントリズムというのも、わけの解らない代物である。そういう対象であるからこそ、宗教学のような方法(つまるところ解釈学であると私は思っているが)でしか扱えないのではないだろうか。
文献学におけるコンピュータの活用のためにさまざまな取り組みも行っているが、それも解釈学的方法の可能性を最大限に拡張したいと思っているからである。人間の精神の可能性は、時代や地域を離れると理解が困難になるほどさまざまな形で花開いてきたのであり、我々は、想像力を自由に働かせるためにも、資料に対しては謙虚でなくてはならない。
コンピュータに代表されるさまざまな現代的処理方法を用いることは、この謙虚さを教えてくれる手段になるものであろう。
最終学歴 1977年3月   東京大学教養学部教養学科卒
1980年3月   東京大学大学院人文科学研究科宗教学宗教史学専門課程修士課程修了
1988年3月   東京大学大学院人文科学研究科宗教学宗教史学専門課程博士課程単位取得退学
取得学位 文学修士(東京大学)   1980年
現在の教育活動 外国語学部
大学院(前期)
大学院(後期)
共同研究
最近5年間の研究 インド宗教史において極めて重要であるにもかかわらず、もっとも解明の遅れているタントリズムを解き明かすことを研究の中心に据えてきた。具体的には、タントリズムの中核をなすシヴァ教の聖典を、文献学的方法に基づきながら読解し、10世紀頃から遡って、最古期からの思想と儀礼の発展の再構成を試みている。その際、ディークシャーと呼ばれる聖別儀礼を特に対象としている。この儀礼がもっとも思想的要素を反映しているからである。
また、文献学ほど近年のコンピュータの発展の恩恵を受けることのできる人文学の分野もないということを認識して、文献データの語彙分析・韻律分析などを行うための、サンスクリット文献のための必要なツール類の開発にも力を注いできた。
更に、COE形成プログラム「アジア書字コーパスに基づく文字情報学の創成」の一貫として、インドおよび東南アジアにおけるインド系文字の処理や印刷プログラムなどの開発も行っている。
所属学会 日本宗教学会
日本南アジア学会
「宗教と社会」学会
主要研究業績

『東南アジアのインド古典語碑文選---チャム文字・モン=ビルマ文字編』高島淳・澤田英夫編、ILCAA、vi+63pp., 2006.3.30.

From Material to Deity --- Indian Rituals of Consecration, co-editor with Shingo EINOO, Japanese Studies on South Asia Series No.4, ix+333pp., Manohar, New Delhi, 2005

Keyword In Context Index to Jinendrabuddhi's Viśālāmalavatī Pramāṇasamuccayaṭīkā Chapter I by Motoi Ono and Jun Takashima, 542pp., ILCAA, 2006.3.15.

『論集「情報処理」「古典学の再構築」研究成果報告集IV』高島淳編「古典学の再構築」総括班, 209pp., 2003.

Issues in Transliteration for Khmer and Thai Scripts, (Minegishi, M. and Takashima, J.), The Indo-European Conference on Multilingual Technologies (IEMCT) ed.by R. K. Arora, Mahesh Kulkarni, Hemant Darbari, New Delhi:Tata McGraw-Hill Publishing Co.Ltd. pp.161--175, 2002.

「古典学のための多言語文書処理システムの開発」『第I期公募研究論文集』(文部科学省科学研究費補助金特定領域研究(A)118 「古典学の再構築」(平成10年度~平成14年度)), pp.174--184, 2001.

「旧フランス国立印刷局の活版印刷の伝統と現状」『アジアの文字と出版・印刷文化及びその歴史に関する調査・研究 --- デジタル化移行の基礎として ---』(平成11年度~平成12年度科学研究費補助金基盤研究(A)(2)研究成果報告書(研究代表者町田和彦)), pp.21--38. 2001.

「グランタ文字」『華麗なるインド系文字』(町田和彦編著), 白水社, pp.198--201, 2001.

「サンスクリット語の機械可読辞書の開発とパーザへの適用」『インド諸言語のための機械可読辞書とパーザの開発』(平成9年度~平成11年度科学研究費補助金 基盤研究(A)(2) 研究成果報告書(研究代表者 ペーリ・バースカララーオ)), pp.73--105, 2000.

「インドにおける「とき」―劫・輪廻・業―」『ときの地域史』, 山川出版社, pp.20--50, 1999.

「シヴァ教における霊魂の汚れと浄化―「業の平衡」(karma-samya)説をめぐって--」『インド諸宗教の基本観念:霊魂の浄化・解脱』(平成8年度--平成10年度科学研究費補助金 国際学術研究[共同研究]研究成果報告書(研究代表者 中谷英明)), pp.35--64, 1999.

「ネパール写本の画像データベースの構築」(平成9年度--平成10年度科学研究費補助金 基盤研究(C)(2)研究成果報告書), 74pp., 1999.

「タントリズムとオウム真理教」『宗教と社会』(1996年度別冊), pp.72--79, 1997.

``KWIC Index to Sanskrit Texts of Dharmakirti''(Co-author with M.Ono and J.Oda), 『辞典編纂―辞典編纂プロジェクト叢刊―』8号, pp.1 -- 1211, 1996.

「最初期シヴァ教アーガマの思想 I ―Svayambhuva-agama 知識部―」『アジア・アフリカ言語文化研究』48・49号, pp.65--80, 1995.

「ヒンドゥー文化としてのバリ」河野亮仙・中村潔編『神々の島バリ ― バリ-ヒンドゥーの儀礼と芸能』, 春秋社, pp.59--70, 1994.

「シヴァ信仰の確立」辛島昇編『ドラヴィダの世界 ― インド入門II』東京大学出版会, pp.41--53, 1994.

「神となる道 ― タントラ」(Malini-vijayottara--tantra第8章の翻訳・解説・注解)上村勝彦・宮元啓一編『インドの夢・インドの愛 ― サンスクリット・アンソロジー』春秋社, pp.257--278, 1994.

「シヴァ教の宇宙論」『聖なる空間』(宗教史学論叢 5)リトン, pp.177--224, 1993.


Diksa in the Tantraloka, 『東京大学東洋文化研究所紀要』第119冊, pp.45--84, 1992.
過去10年間に取得した科学研究費補助金・その他の競争的研究経費 (基盤研究)「東南アジア研究のための多言語文書処理システムの開発」(代表), 平成15--16年度.
特定領域研究)「古典学のための多言語文書処理システムの開発」(代表), 平成11--14年度.
(基盤研究)「ネパール写本の画像データベースの構築」(代表), 平成9--10年度.
(一般研究)「画像データとテキストデータを連結させた写本データベースの構築」(代表), 平成6--7年度.
(一般研究)「中世インドのヒンドゥー教シヴァ派聖典写本のデータベース化」(代表), 平成4--5年度.
平成11--12年度国際共同研究「アジアの文字と出版・印刷文化及びその歴史に関する調査・研究」(分担)
平成9--11年度国際共同研究「インド諸言語のための機械可読辞書とパーザの開発」(分担)
平成8--10年度国際共同研究「インド諸宗教の基本概念:霊魂の浄化・解脱」(分担)
(基盤研究)デジタル化の基盤としての出版印刷文化と活字字体史研究(分担), 平成11年度.
(基盤研究)「機械可読辞書を利用したテキストの自動解析―インド系文字資料を対象にして―(分担), 平成8--10年度. [1]
(綜合研究)「インド・チングルプット県の生産・環境と社会:18-20世紀の長期変動」(分担), 平成6--7年度.
平成5--7年度国際共同研究「電算機利用による南アジア諸言語の比較・対照研究」(分担)

last updated on 2007/4/10


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