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氏名 鈴木 智美
(SUZUKI Tomomi)
所属 職名 大学院国際日本学研究院/教授
E-mail tmsuzuki@tufs.ac.jp
HP http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/SUZUKI_Tomomi/
取得学位 学士(文学)(慶應義塾大学)1984年
修士(学術)(名古屋大学)1997年
博士(学術)(名古屋大学)2000年
専門分野(科研費分類) 日本語教育
日本語学
研究キーワード 語彙・構文の意味分析、日本語学習における辞書
自己紹介 「レモン1個とイチゴ20個では、どちらの方がビタミンCが多いですか」「長く走るのと速く走るのとでは、どちらの方が難しいと思いますか」「今、100万円あったら、何に使いますか」「きのうの夜8時頃、あなたはどこで何をしていましたか?」
 なんだか変な質問のように思うだろうか。これらは、私たち日本語教師が初級の日本語のクラスで、「学生にいかに多く発話させるか」と考えながら、日々繰り出している質問の一例である。大学で日本語を“教える”と言っても、留学生相手に講義をするとは限らない。初級から上級にかけて、90分の授業の間に、いかに学生たちに、聞く・話す・読む・書くという4技能を駆使して日本語を“使わせる”かが勝負である。教室活動をうまく組み立て、上手に流れを作っていくのは教師の役目だ。
 東京外国語大学留学生日本語教育センターでは、世界各国・地域からの様々な留学生を対象に日本語教育を行っている。「あいうえお」からのクラスもあれば、日本語超級レベルの留学生と日本人学生とが、いっしょに学ぶ「日本語意味論」のような授業もある。共同研究プロジェクトでは教科書作成や学習者の作文データベースの構築などを進めつつ、一方で自分の研究テーマの論文を書き、忙しい毎日である。しかし、これらのことは、私にとっては楽しくてしようがない。その根底にあるものは一体何だろうか?
 それは、この一点に尽きるのだろう。私は「言葉」と関わることが好きなのだ。そして、何かを“追究”したい気持ちはいつも根底にある。目をきらきらと輝かせて学ぶ学生たちの顔を見ていると、あの日の自分が重なって見える。「言葉」をきっかけに世界中の人々と出会える仕事が待っていることを、あの日学生だった私も、きっとどこかで予感していたに違いない。

最終学歴 1984年03月 慶應義塾大学文学部文学科国文学専攻卒業
1997年03月 名古屋大学文学研究科博士前期課程日本言語文化専攻修了
2000年03月 名古屋大学文学研究科博士後期課程日本言語文化専攻修了
所属学会 日本語教育学会
日本語学会
日本言語学会
日本認知言語学会
日本語文法学会
主要研究業績 【論文】
【著書】
  • 『日本をたどりなおす29の方法 国際日本研究入門』, 東京外国語大学出版会, 教科書, 共著, 2016年
  • 日本語コロケーション辞典, 研究社, 事典・辞書, 共著, 2012年
  • これからの語彙論, ひつじ書房, 単行本(学術書), 共著, 2011年
  • 『大学生の日本語』Vol.1, Vol.2 , 留学生日本語教育センター(学内印刷版), 教科書, 共著, 2010年
  • ことばの説明・文例集:この言葉、外国人にどう説明する? , アスク出版, 単行本(一般書), 共著, 2008年
  • 複合助詞がこれでわかる(共著), ひつじ書房, 単行本(学術書), 共著, 2007年
  • 新版日本語教育事典, 大修館書店, 事典・辞書, 共著, 2005年
  • 日本語表現活用辞典, 研究社, 事典・辞書, 共著, 2004年
【研究発表】
  • 日本語学習者の辞書ツールの使用について考える, 東京学芸大学許夏玲研究室研究会, 国内会議, 東京学芸大学, 口頭(招待・特別), 東京学芸大学, 2016年
  • 辞書ツールは文法的正確さの産出につながるか―日本語学習者が日本語を書くための効果的な辞書使用を考えるために―, 第11回 国際日本語教育・日本研究シンポジウム(香港), 国際会議, 香港日本語教育研究会, 口頭(一般), 中国(香港), 2016年
  • 「のだ」の拡張的使用―自己防衛の柔らかな言語表現化「のかなと思います」―, 第14回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2016年
  • 抽象概念語彙を説明するための適切な導入例を考える-現場教師の授業準備に役立つための試案作成に向けて-, 第13回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2015年
  • 対立・コンフリクトを避け内に向かう言葉 -『かなと思う』の意味と使用-, 第12回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2014年
  • 「現代日本語における対応する動詞形を持たない『V1+V2 型複合名詞』の辞書に基づくリスト化-『*立ち読む』の形を持たない『立ち読み』などの複合名詞はいくつあるのか-」, 2014年日本語教育国際研究大会(SYDNEY-ICJLE2014), 国際会議, Japanese Studies Association of Australia, 口頭(一般), sydney, Australia, 2014年
  • 日本語の文章表現における辞書使用を考える:調査研究事例に基づいて, ヘルシンキ大学文学部世界文化学科アジア研究専攻日本コースワークショップ, 国際会議, ヘルシンキ大学文学部世界文化学科アジア研究専攻日本コース, 口頭(一般), ヘルシンキ大学, 2014年
  • 日本語学習者の辞書使用に関するCan-do記述の試み― アンケート調査自由記述欄の質的分析をもとに―, 第11回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2013年
  • 対応する動詞形のないV1+V2型複合名詞―辞書からのリストアップの試み―, TGU日本語研究発表会, 国内会議, 東京学芸大学, 口頭(招待・特別), 東京学芸大学, 2013年
  • 学習者辞書の開発とその活用に向けて―調査・研究事例から見える文章作成時の学習者の辞書の使い方―, 「汎用的日本語学習者辞書開発データベース構築とその基盤形成のための研究」日本語学習辞書科研 第4回全体研究集会, 国際会議, 「汎用的日本語学習者辞書開発データベース構築とその基盤形成のための研究」日本語学習辞書科研, 口頭(一般), つくば国際会議場, 2013年
  • 教材開発に向けた基盤研究:調査・研究事例から見える問題点およびより良い用法解説書への視点, 第4回トゥルク諸国日本語教育セミナー, 国際会議, カザフ国立大学・カザフスタン日本語教師会, 口頭(招待・特別), カザフスタン日本人材開発センター, 2012年
  • 留学生は言いたい日本語をどう見つけるのか—留学生の文章産出時における辞書使用の実態調査, 2012年日本語教育国際研究大会, 国際会議, 2012年日本語教育国際研究大会, 口頭(一般), 名古屋大学, 2012年
  • 辞書使用をめぐって留学生はどう考えるか—アンケート自由記述欄の回答内容からの考察, 中日国交正常化40周年記念日本語教育国際シンポジウム, 国際会議, 東北師範大学赴日本国留学生予備学校, 口頭(一般), 東北師範大学, 2012年
  • ニュース報道およびブログ等に見られる「〜です」文の意味・機能, 東京外国語大学国際日本研究センター対照日本語部門第6回研究会, 国内会議, 東京外国語大学国際日本研究センター, 口頭(一般), 東京外国語大学語学研究所, 2012年
  • JLPTUFS作文コーパスの構築と今後の展望—日本語教育アーカイブ化構想への足がかりとして, 東京外国語大学留学生日本語教育センター統合20周年記念国際シンポジウム, 国際会議, 東京外国語大学留学生日本語教育センター, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 東京外国語大学留学生日本語教育センター, 2012年
  • 留学生の辞書使用についての実態調査—東京外国語大学で学ぶ留学生へのアンケートおよびインタビュー調査の結果と分析, 鹿児島日本語教育研究会 平成23年度第2回例会, 国内会議, 鹿児島日本語教育研究会, 口頭(一般), 鹿児島大学留学生センター, 2012年
  • 留学生の辞書使用についての実態調査―東京外国語大学で学ぶ留学生へのアンケート調査の結果と分析―, ICJLE 2011世界日本語教育研究大会, 国際会議, ICJLE 2011世界日本語教育研究大会運営委員会, 口頭(一般), 天津外国語大学, 2011年
  • 留学生の辞書使用についての実態調査―東京外国語大学で学ぶ留学生へのアンケート調査結果―, 第9回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2011年
  • 留学生の文章産出時における辞書使用―その実態調査の実施に向けて―, 第8回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2010年
  • 辞書の使用が引き起こす学習者の不自然な表現―「JLPTUFS作文コーパス」の作文から見えてくること―, ICJLE 2010世界日本語教育大会, 国際会議, ICJLE 2010世界日本語教育大会運営委員会, 口頭(一般), 台湾国立政治大学, 2010年
  • 比較表現「AはBより〜」再考—日本語教育における的確な導入例を考える—, 第7回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2009年
  • 事態に対する話者の期待と感情・評価的意味—理想化認知モデルの観点からの考察—, 第6回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2008年
  • 日本語・日本文化研修留学生プログラム—東京外国語大学における現状と展望—, 第5回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2007年
  • 日本語教育と語彙, ベトナム・ハノイ国家大学外国語大学 東洋言語文化学部 日本語科 日本語教師養成課程 教員研究会, 国際会議, ベトナム・ハノイ国家大学外国語大学 東洋言語文化学部 日本語科, 口頭(招待・特別), ベトナム・ハノイ国家大学外国語大学 東洋言語文化学部 日本語科, 2007年
  • 『日本語表現活用辞典』について, 平成18年度国立国語研究所言語教育データベース研究会(第7回), 国内会議, 国立国語研究所, 口頭(招待・特別), 国立国語研究所, 2007年
  • 複合助詞「として」の意味・用法再考―日本語研究と日本語教育研究からの包括的記述の試みの一事例として―, 第4回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学国際言語文化研究科, 2006年
  • 「そんなX」に見られる感情・評価的意味―話者がとらえる事態の価値・意味と非予測性, 第3回日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学国際言語文化研究科, 2005年
  • 指示詞「そんな」に見られる感情・評価的意味―話者がとらえる事態の価値・意味と非予測性―, 現代日本語学研究会, 国内会議, 名古屋大学留学生センター, 口頭(一般), 名古屋大学留学生センター, 2005年
  • 接辞「~めく」の意味, 第2回名古屋大学日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, 2004年
  • 2003年度第1学期日本語合同授業の報告(漢字・聴解ほか), 第6回日本語科研究会, 国内会議, 東京外国語大学留学生日本語教育センター, 口頭(一般), 東京外国語大学留学生日本語教育センター, 2003年
  • 「~だの~だの」の意味, 第1回名古屋大学日本語教育研究集会, 国内会議, 名古屋大学国際言語文化研究科, 口頭(一般), 名古屋大学国際言語文化研究科, 2003年
【現地の調査・研究】
  • 日本研究・日本語教育事情調査:東京外国語大学国際日本研究センター「日本研究の国際ネットワーク構築と展開」, 中国(香港), 香港科技大学(Hong Kong University of Science and Technology), 2016年
  • 国際日本学研究教育事情に関する調査—モンゴルにおける中等教育レベルの日本語教育事情調査, モンゴル, 新モンゴル学校(高校・中学)、モンゴル国立大学、モンゴル・日本人材開発センター , 2016年
  • 国際日本研究センター海外大学・機関調査に基づく日本研究・日本関連教育事情調査, フィンランド, フィンランド・ヘルシンキ  ヘルシンキ大学文学部世界文化学科アジア研究専攻日本コース, 2014年
  • 大学院GP「国際基準に基づく先端的言語教育者養成」による日本語教育・日本語教育者養成事情調査、および意味論に関する講演・ワークショップ, イラン, イラン・テヘラン大学外国語学部日本語日本文学科, 2011年
  • 特色GP「教養日本力」高度化推進プログラムに基づく日本語・日本関連教育事情調査, ルーマニア, ルーマニア・ブカレスト ブカレスト大学 外国語外国文学部 東洋語東洋文学学科 日本語日本文学専攻, 2010年
  • 特色GP「教養日本力」高度化推進プログラムに基づく日本語・日本関連教育事情調査, オーストラリア, タスマニア大学人文学部アジア言語・研究学科日本語・日本研究専攻, 2008年
  • 日本語教育事情調査他, スウェーデン, ストックホルム大学東洋学部日本学科, 2007年
  • 日本語教育支援および現地における日本語教師養成の支援, ベトナム, ベトナム・ハノイ国家大学外国語大学東洋言語文化学部日本語科, 2007年
  • 日本語・日本文化研修留学生プログラム推進・発展のための日本語教育事情調査, チェコ, カレル大学哲学部東アジア研究所日本学専攻(日本研究学科), 2006年
  • 日本語教育事情調査, ウズベキスタン、キルギス, ウズベキスタン国立世界言語大学、タシケント国立東洋学大学、サマルカンド国立外国語大学、ビシケク人文大学、ウズベキスタン日本人材開発センター、キルギス日本人材開発センター, 2006年
  • 初級日本語e-leaning教材の開発および普及発展, インドネシア、タイ, インドネシア大学日本語学科、ガジャマダ大学日本語学科 、国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、シーナカリンウィロート大学日本語学科、国際交流基金バンコク日本文化センター, 2006年
過去10年間に取得した科学研究費補助金・その他の競争的研究経費
  • 科学研究費 挑戦的萌芽研究 留学生の文章産出時における辞書使用の実態調査—言いたい日本語はどう見つけるか—(2010年度-2011年度)

last updated on 2016/12/22