

| 氏名 | 三尾 裕子 (MIO, Yuko) |
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| 所属 | アジア・アフリカ言語文化研究所 情報資源利用研究センター |
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| 職名 | 教授 | |
| 生年月 | 1960年3月 | |
| HP | http://www3.aa.tufs.ac.jp/~ymio/mio.top.html | |
| ymio@ | ||
| 専門 | 東アジアの人類学 | |
| 自己紹介 | 人々の日常生活の中から、その社会の特性や人間の普遍性などを考えようと思いつつ、人類学を始めてもう長い月日が経っています。初めは台湾で「中国社会の人類学」をしようと思いましたが、台湾が独自の文化や社会をはぐくんできたことを知るにつれ、「中国研究の実験室」と称されてきた台湾研究への見方は修正せざるを得ないと考えるようになりました。一方で、台湾の漢人やベトナムの中国系移民と関わるうちに、「中国人性」というものが、どの程度広がりを持つものなのか、ということにも興味を持つようになっています。 | |
| 最終学歴 | 1986年 東京大学大学院社会学研究科博士課程中退 | |
| 取得学位 | 博士(学術)(東京大学大学院総合文化研究科)2004年 | |
| 現在の教育活動 | 外国語学部 大学院(後期) アジア歴史文化論I 大学院(後期) 比較社会論 共同研究 中国系移民の土着化/クレオール化/華人化についての人類学的研究 |
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| 最近5年間の研究 | 1)台湾漢人の民間信仰の研究 他の華人系社会と比べて特に盛んに信仰されている「王爺」という神を祀る廟を事例に取り上げて、台湾における霊魂観、廟と地域社会との関係、都市化・近代化の中での民間信仰の廟における神-人関係の変容(あるいは連続性)について検討してきた。この研究は、長年個人研究として継続してきた研究課題である。 2)台湾漢人についての植民地統治期の人類学についての研究 植民地統治と人類学との関係性、人類学が植民地統治との関係の中で有してきた政治性について研究している。特に、『民俗台湾』などに参加した日本人及び台湾人の知識人の活動を中心に、彼らの活動が今日の台湾社会の構築に与えている影響を含めて考察している。本研究は、科学研究費補助金基盤研究(A)(代表:東洋大学 植野弘子教授)の一部でもある。 3)台湾原住民についての植民地統治期の言語学・人類学についての研究 本研究所が所蔵する元台北帝国大学言語学教室の小川尚義・浅井恵倫両教授による言語学・人類学の一次資料の分類、整理、およびその内容の検討を主な目的としている。本研究は、本研究所において2000年度より2004年度に行われた所外代表による共同研究プロジェクト「浅井・小川未整理資料の分類・整理・分析」(代表:土田滋教授、所内担当:三尾)の一環である。2005年3月、4月にはこの研究に基づいて「台湾資料」展を開催した。また、本研究では、台湾中央研究院語言学研究所等との共同研究を現在推進中である。 4)中国系移民の土着化・クレオール化についての人類学的研究 本研究は、本研究所の特別推進研究GICAS(アジア書字コーパスに基づく文字情報学の創成 代表:ペーリ・バースカララオ)、本研究所の共同研究プロジェクト、2004年度より開始された科学研究費補助金(基盤研究A 代表:三尾)によって行われている。現在、具体的には、ベトナム中部の港町であったホイアンを中心に、中国系移民の中で、土着化していった人々と、「華僑」であり続けた人々がどのように分化し、それぞれが現在どのような社会・文化を築いているかについて、調査中である。この研究によって、中国人、華僑・華人のエスニシティについての「本質主義的な語り」を脱構築することを目指している。 |
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| 所属学会 | 日本華僑華人学会 理事 (2005年-) 日本文化人類学会 会計担当理事(2002-2003年度) 日本台湾学会 企画担当(2004-2005年度)幹事(2005年-) 「宗教と社会」学会 American Anthropological Association Association for Asian Studies 台湾宗教学会 |
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| 主要研究業績 | 「台湾における日本認識」特集 序 アジア・アフリカ言語文化研究 71 アジア・アフリカ言語文化研究所 2006 「植民地下の「グレーゾーン」における「異質化の語り」の可能性 -『民俗台湾』を例に- アジア・アフリカ言語文化研究 71 アジア・アフリカ言語文化研究所 2006 「民間信仰の「空間」と「神―人関係」の再構築 ―台湾漢人社会の事例から-」 『社会空間の人類学 マテリアリティ・主体・モダニティ』 西井凉子 編 未定 世界思想社 2006 「中国系移民の僑居化と土着化 -ベトナム ホイアンの事例から」 『東アジアからの人類学 国家・開発・市民』 宇田川妙子・本田洋・中村淳 編 東京:風響社 2006 『民俗台湾』と大東亜共栄圏 「東アジア」の時代性 貴志俊彦・荒野泰典・小風秀雅 編 144-160 広島・渓水社 2005 「中国民間信仰のダイナミズム-道教との関係」三尾裕子編『民俗文化の再生と創造-東アジア沿海地域の人類学的研究』pp.213-241. 風響社・東京 2005 「祀る」 関一敏、大塚和夫編 『宗教人類学入門』 pp.136-148 弘文堂 2004 「台湾文献特集導言:「在台湾発現日本」」 『台湾文献』 55(3): 1-6. 2004 「以殖民統治下的「灰色地帯」做為異質化之談論的可能性-以《民俗台湾》為例-」 『台湾文献』 55(3): 25-61. 2004 「王爺信仰の歴史民族誌-台湾漢人の民間信仰の動態-」 東京大学大学院総合文化研究科博士学位請求論文 2004 台湾民間信仰研究:日本人観点(中文) 台湾本土宗教研究的新視野和新思惟、張珣・江燦騰合編 279-325 台北:南天処書局 2003 従地方性的廟宇到全台性的廟宇-馬鳴山鎮安宮的発展及其祭祀圏(中文) 第3屆国際漢学会議論文集 信仰、儀式與社会林美容主編 229-296 台北:中央研究院民族学研究所 2003 従両岸媽祖廟的交流来談台湾的民族主義(中文) 媽祖信仰的発展與変遷 林美容・張珣・蔡相煇編 193-204 北港:財団法人北港朝天宮 2003 神々の変化-台湾漢人の宗教実践の一側面- アジア遊学58 92-100 2003 “Dell'Orto, Alessandro Place and Spirit in Taoiwan: Tudi Gong in the Stories, Strategies and Memories of Everyday life” Asian Folklore Studies LXII-2 337-339 2003(書評) 東アジア沿海地域における民俗文化-20世紀末における再生・創造 風響社 2004 従地方性的廟宇到全台性的廟宇--馬鳴山鎮安宮的発展及其祭祀圏 中央研究院第3回国際漢学会議論文集 台北:中央研究院民族学研究所 2004 台湾ナショナリズムについての一考察 アジア移民のエスニシティと宗教 (吉原和男・クネヒト・ペトロ) 213-238 東京:風響社 2001 民衆の神々と道教 道教と中国社会 (講座 道教 第5巻 野口鐵郎・奈良行博・松本浩一) 88-103 東京:雄山閣 2001 東アジア沿海地域における民俗文化再生過程の人類学的研究 平成10年度-平成12年度科学研究費補助金(基盤研究(A))研究成果報告書(研究代表者:三尾裕子) 2000 華僑・華人「経済文化」の検証 文化としての経済 86-100 山川出版社 2000 王爺信仰的発展-台湾與中国大陸之歴史和実況的比較(中文) 人類学在台湾的発展論文集 中央研究院民族学研究所(台湾) 1999 東アジアにおける文化の多中心性 (本田洋と共編) 268 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 1999 雲林県馬鳴山鎮安宮の発展と地域社会 アジア・アフリカ言語文化研究 (58) 45--118 1999 華僑・華人「経済文化」の検証 国際交流 (83) 56--62 1999 「一人前の女性」になれなかった女神達-漢人社会における宗教とジェンダー 女神 性と聖の人類学 (田中雅一) 31--63 平凡社 1998 台湾民間信仰研究文献目録 (林美容と共編) 207 風響社 1998 中国福建省閩南地区の王爺信仰の特質-実地調査資料の整理と分析- アジア・アフリカ言語文化研究 (54) 151--193 1997 閩南地域の王爺廟再興-台湾との交流をめぐって 東アジアの現在-人類学的研究の試み (末成道男) 117--129 風響社 1997 臺灣王爺信仰的發展-臺灣與大陸歴史和實況的比較- 人類學在臺灣的發展學術研討會 臺灣中央研究院民族學研究所 1997 シンガポール華人の伝統宗教の変容と組織化運動 複合社会の形成原理に関する基礎研究 (水島司) 17--34 京都大学東南アジア研究センター 1996 賭事と「神々」 アジアにおける宗教の再生 (田辺繁治) 55--80 京都大学学術出版会 1995 Deified Ghosts : Popular and Authorized Interpretations of Religious Symbols Perspectives on Chinese Society : Views from Japan. ( Suenari Michio and J.S. Eades and Christian Daniels) 132--151 Univ. of Kent 1994 漁民の社会と信仰 - 日本と中国の比較を軸に - 海から見た日本文化 (海と列島文化 10 網野善彦) 571--608 小学館 1992 台湾漢人の宗教祭祀と地域社会 国立民族学博物館研究報告別冊 (14) 103--134 1991 内海の漁民と島々の生活史 瀬戸内海の海人文化 (海と列島文化 9 網野善彦) 423--464 小学館 1991 〈鬼〉から〈神〉へ - 台湾漢人の王爺信仰について - 民族学研究 (55--3) 243--268 1990 有応公崇拝に見る漢人の世界観 民族文化の世界 上 (阿部年晴・伊藤亜人・荻原眞子) 223--240 小学館 1990 |
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| 過去10年間に取得した科学研究費補助金・その他の競争的研究経費 | 平成16-平成17(基盤研究A) 東南アジアにおける中国系住民の土着化・クレオール化についての人類学的研究 平成10-平成12(基盤研究A)東アジア沿海地域における民俗文化再生過程の人類学的研究 平成10-平成10 (交流協会日台交流センター歴史研究者交流事業) 日本植民地の台湾漢人に関する歴史学・文化人類学・民俗学研究について |
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last updated on 2007/04/10