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氏名 栗田 博之
(KURITA Hiroyuki)
所属 職名 大学院総合国際学研究院/教授
取得学位  
専門分野(科研費分類)  
研究キーワード
自己紹介 文化人類学は、世界各地の様々な民族の文化・社会を研究する比較的新しい学問であり、世界中のあらゆる文化・社会を比較することによって、人間の文化・社会の多様性と共通性を明らかにすることを目標としている。しかし、一人の文化人類学者が世界中のすべての文化・社会を同時に研究する事はできない。そこで、文化人類学者は自分の専門とする文化・社会を選んで、一般にフィールドワークと呼ばれる長期間の現地調査を行い、観察とインタビューを通してその文化・社会に関する資料を収集し、徹底的に研究する。そして、その研究成果を民族誌と呼ばれる報告書として公刊して、世界中の文化人類学者に共有してもらう。この作業をすべての文化人類学者が行うことによって、世界中の様々な文化・社会に関する比較研究が可能となるわけである。
 これまで、私は、パプアニューギニアの南部高地州の低地地帯に生活するファス族の間で、計27ヶ月間、4度に渡って調査を行ってきた。ニューギニアは「地球最後の秘境」とされ、ニューギニアの人々の生活はしばしばテレビなどにも取り上げられているが、その中でも比較的奥地の、まだ文化人類学者が誰も調査していない民族を研究対象としたわけである。20世紀初頭まで石器を用いていたファス族の生活も、現在グローバリゼーションの流れに巻き込まれており、その文化・社会は日々刻々と変化している。このファス族の文化・社会を研究することが私の主な仕事であるが、ニューギニアだけでなく、文化人類学者として、世界のあらゆる文化・社会に関心を持っている。人間の文化・社会に関することであれば、ほぼ「何でもこい」なのである。
所属学会 日本文化人類学会
日本オセアニア学会
民族藝術学会
「宗教と社会」学会
主要研究業績 【論文】
  • サゴから石油へ-パプアニューギニア、ファス族における資源開発とその影響, 東洋文化研究所紀要, 152号, 402--422, 2007年
  • 科学か、非科学か - 文化人類学における比較の歴史, 民博通信, 115号, 4--7, 2006年
  • おらが山から石油が出ただ!, 研究彙報 特定領域研究「資源の分配と共有に関する人類学的統合領域の構築-象徴系と生態系の連関をとおして」”自然資源の認知と加工”研究班報告, 3号, 11--16, 2003年
  • 統制された比較 - 入口より先に進むのか?, 民族学研究, 68巻2号, 226--241, 2003年
  • 「座談会 おとなのための ひとりだけの食卓のすすめ」, 『季刊 ヴェスタ』, 47号, 10--15, 2002年
  • パプアニューギニアにおけるセンサス, 国勢調査・法制度に見られる人種・民族分類の比較研究』(平成11~13年度科学研究費補助金 (基盤研究 (B)(1)) 研究成果報告書、研究代表者:青柳真智子), 149--162, 2002年
  • 腹をすかせた人類学者の妄想?, 『季刊 ヴェスタ』, 42号, 40--45, 2001年
  • Who Manages Disputes? Introduced Courts among the Fasu, Papua Guinea, Senri Ethnological Studies 47, 1998年
  • Do They Know They Are Ecologically Rational? Ecological Anthropology and Sustainable Development in Papua New Guinea, Anthropological Science 103/4, 1995年
  • 歴史のマーカーとしての地名と人名:パプアニューギニア、ファス族の歴史意識について, 民族学研究 52巻4号, 1988年
  • ボンジュール・トーテミスム, 理想 no. 627, 1985年
【著書】
  • 世界民族百科事典, 丸善出版, 事典・辞書, 分担執筆, 2014年
  • 家族と生命継承, 時潮社, 単行本(学術書), 共著, 2012年
  • 文化人類学事典, 丸善, 事典・辞書, 共著, 2009年
  • 国勢調査の文化類学 - 人種・民族分類の比較研究, 古今書院, 単行本(学術書), 共著, 2004年
  • 「親と子の絆」 出典:『叢書・身体と文化 第1巻:技術としての身体』野村雅一・市川雅編, 大修館書店, 単行本(学術書), 共著, 1999年
  • 「ニューギニア『食人族』の過去と現在」  出典:『オセアニア・オリエンタリズム』春日直樹編, 世界思想社, 単行本(学術書), 共著, 1999年
  • 「戦争状態の平等社会---ニュ-ギニア高地の秩序」 出典: 『洗練と粗野:社会を律する価値』清水昭俊編, 東京大学出版会, 単行本(学術書), 共著, 1995年
  • 「赤ちゃんはどこから来るの?:人類学史上の「処女懐胎論争」について」  出典:『性の民族誌』須藤健一・杉島敬志編, 人文書院, 単行本(学術書), 共著, 1993年
  • 「民俗生殖理論と家族・親族」 出典:『家族の自然と文化』清水昭俊編, 弘文堂, 単行本(学術書), 共著, 1989年
  • 「ニューギニア・ドリーミング:ファス族の夢について」 出典:『異文化の解読』吉田禎吾編, 平河出版社, 単行本(学術書), 共著, 1989年
【総説・解説記事】
  • パプアニューギニア 産油国の一角へ - 権益はどうなる? それぞれの言い分, オセアニア, 日本オセアニア交流協会, 総説・解説(その他), 単著, 2006年
【研究発表】
  • 「赤ちゃんはどこから来るの?」とのその後, 共同研究「グローバル化時代のサブスタンスの社会的布置に関する比較研究」, 国内会議, 国立民族学博物館, 口頭(一般), 国立民族学博物館, 2016年
  • 民俗生殖理論と性, 第35回日本性科学会学術集会, 国内会議, 日本性科学会, 口頭(招待・特別), 埼玉県県民健康センター, 2015年
  • 赤ちゃんはどこからくるの, 日本産婦人科学会関東連合地方部会第118回学術集会, 国内会議, 日本産婦人科学会関東連合地方部会, 口頭(招待・特別), 大宮ソニックシティ, 2009年

last updated on 2017/10/31