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氏名 川村 大
(KAWAMURA Futoshi)
所属 職名 大学院国際日本学研究院/教授
E-mail kawamura@tufs.ac.jp
取得学位 博士(文学)(東京大学)2012年
専門分野(科研費分類) 日本語学
研究キーワード
自己紹介 私の専門は古代日本語(奈良・平安時代語)の文法です。「外国語大学」に「日本語」の、しかも「古文」の先生がいるなんて、と意外に思われるかもしれません。これには三つの理由があります。
第一に実用的な理由。本学に入学する外国人学生の多くが日本の歴史・文化などを勉強しますが、少しでも日本の古いこと(敗戦以前)を勉強しようと思ったら、文語体の文章を読まなければなりません。そのために古文文法の知識が必要です。
第二に「教養教育」的な理由。外国語を「よりよく」習得するには、自分が普段使っている言葉(例えば日本語)と比較対照しながら、どこが同じでどこがどう違うのか、ということへの理解が絶対に必要です。そこで、自分が普段使っている言葉の仕組みがそもそもどうなっているか、そしてそれはどのような歴史を経て成立したものか、分かっている必要があります。
第三にもっと本質的な理由。現代日本語を分析すること、それ自体は必要ですし重要なことなのですが、それだけでは研究が深まりません。現代日本語を別の視点から相対化することが必要です。その視点を与えてくれるものは三つあります。一つは外国語(本学ではいくらでも学べます)、一つは現代の諸方言、そして最後の一つが古い日本語なのです。複数の視点から迫ることで文法の深奥に迫れますし、日本語研究の立場から言語学一般に貢献することも可能になります。あのうっとうしい暗記物の世界(「せ・し・す・する・すれ・せよ」!)の先に、じつはどきどきするような「言葉の世界」が開けています。――あなたも勉強してみませんか?
所属学会 日本語学会
日本認知言語学会
日本語文法学会
日本語/日本語教育研究会
主要研究業績 【論文】
  • ラレル形述語文における自発と可能――古代語からわかること――, 日本語学, 32巻12号, 30--42, 2013年
  • 動詞ラル形述語文と無意志自動詞述語文との連続・不連続について, 国語と国文学, 89巻11号, 114--127, 2012年
  • 受身文研究の二つの立場――研究史の構造的理解のために――, 国語と国文学, 88巻9号, 47--61, 2011年
  • 古代語出来文における尊敬語の待遇対象――出来文の「主語」とは何かを考えるために――, 源氏物語の言語表現 研究と資料――古代文学論叢第十八輯――, 81--107, 2009年
  • 「見ゆ」「聞こゆ」「思ほゆ・思ゆ」の格体制―動詞ラレル形との対照の観点から―, 東京外国語大学論集, 77号, 370--351, 2008年
  • ラレル形述語文をめぐって――古代語の観点から――, 日本語文法, 5巻2号, 39--56, 2005年
  • 受身・自発・可能・尊敬-動詞ラレル形の世界-, 朝倉日本語講座6文法Ⅱ, 105--127, 2004年
  • 受身文の研究史から-「被影響」の有無をめぐる議論について-, 言語, 32巻4号, 42--49, 2003年
  • 叙法と意味-古代語ベシの場合-, 日本語学, 21巻2号, 28--37, 2002年
  • マジの表す意味-ベシとの対比において-, 日本研究教育年報, 3号, 55--79, 1999年
  • 事態の妥当性を述べるベシをめぐって, 東京大学国語研究室創設百周年記念国語研究論集, 208--229, 1998年
  • ベシの表す意味 -肯定・否定・疑問の文環境の中で-, 山口明穂教授還暦記念国語学論集, 175--194, 1996年
  • ベシの諸用法の位置関係, 築島裕博士古稀記念 国語学論集, 333--354, 1995年
  • ラル形式の機能と用法, 国語研究, 714--730, 1993年
  • シミジミ・ツクヅク, 意味分析3, 53--55, 1990年
【著書】
  • ラル形述語文の研究, くろしお出版, 単行本(学術書), 単著, 2012年
【総説・解説記事】
  • 文法(史的研究), 日本語の研究, 日本語学会, 総説・解説(国際会議プロシーディングズ), 単著, 2010年
  • 古代日本語における受身表現, 語学研究所論集, 東京外国語大学語学研究所, 総説・解説(大学・研究所紀要), 単著, 2009年

last updated on 2016/9/29