

| 氏名 | 沼野 恭子 (NUMANO,Kyoko ) |
||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 所属 | 大学院総合国際学研究院・言語文化部門 | ||||||
| 職名 | 教授 | ||||||
| 生年月 | |||||||
| HP | |||||||
| nukyoko@ | |||||||
| 専門 | ロシア近現代文学・ロシア文化・比較文学 | ||||||
| 自己紹介 | 私は、東京外国語大学を卒業してからNHK国際局でロシア語放送のディレクターをしたり、ハーバード大学で日本語教育に携わったりと、紆余曲折を経てようやく研究者になることにしました。悩んでまわり道をしましたが、いつもロシア文化に惹かれ、ロシア文学に心ときめかせてきました。魅惑に満ちたロシア文化という神秘の森に足を踏み入れたら、あまりに深くて広大なので抜けだせなくなっていた、というのが本当のところかもしれません。 この魅力の秘密をもっと知りたい、そして少しでも人に伝えたいという一心で、これまで研究、翻訳、紹介をしてきました。ラジオやテレビのロシア語講座に出演したのも、ロシアの推理小説を訳したのも、日本人のロシアに対する暗く重苦しい負のイメージを変えたいという思いからです。 専門領域は現代ロシア文学で、リュドミラ・ウリツカヤやタチヤーナ・トルスタヤなどの女性作家を中心に研究・紹介をしていますが、同時に、20世紀前半の華やかなロシア文化を比較文学的な方法で調べてもいます。最近はもうひとつ、ロシアの食文化が自分の領域に加わりました。研究のためと称して美味しいものを食べ歩きできるところが最高です。 |
||||||
| 最終学歴 | 1980年3月 東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業 1989年3月 東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化)修士課程修了 1992年3月 東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化)博士課程満期単位取得退学 |
||||||
| 取得学位 | 学術修士(東京大学)1989年 | ||||||
| 現在の教育活動 | 学部 ロシア・東欧課程 ロシア語専攻 総合文化コース 大学院(博士前期) 言語文化専攻 大学院(博士後期) 言語文化専攻 |
||||||
| 最近5年間の研究 | 2007年7月、これまで書いてきたものを、2冊目の評論集 『夢のありか――「未来の後」のロシア文学』 という本にまとめました。ここには、(1)20世紀初頭の作家ピリニャークとチャヤーノフ、現代の作家トルスタヤとヴィシネヴェツカヤに関するロシア文学の論考、(2)ポーランド人作家シェンキェヴィチのアメリカ体験、ロシア人作家たちによる日本受容を扱った比較文学の論考、(3)現代ロシアの文学・文化事情、(4)書評、がおさめられています。 2008年5月ベオグラード大学で開かれた国際翻訳者会議で «О новых переводах русской классической литературы в современной Японии» 「現代日本における古典文学の新訳について」 という報告をロシア語でしました。 2009年1月、文学と食をドッキングさせて 『ロシア文学の食卓』 という本を出しました。ここでは、19-20世紀のさまざまなロシア文学の作品を取りあげ、食卓の様子はどのように描かれているか、それはどのような意味や機能を持っているのか、ロシア文化とどのように関わっているのかといったことを考察しました。 |
||||||
| 所属学会 | 日本ロシア文学会 日本比較文学会 |
||||||
| 主要研究業績 | 著書 『ロシア文学の食卓』(NHK出版、2009年1月) 『夢のありか――「未来の後」のロシア文学』(作品社、2007年7月) 『アヴァンギャルドな女たち――ロシアの女性文化』(五柳書院、2003年7月) 共著 『世界の食文化⑲ ロシア』(沼野充義と共著、農文協、2006年3月) 『家庭で作れるロシア料理』(荻野恭子と共著、河出書房新社、2006年7月) 論文 “Extended Metaphor : The Poetics of Tat’iana Tolstaia”「タチヤーナ・トルスタヤの詩学」(“SLAVISTIKA” 東京大学大学院スラヴ語スラヴ文学研究室年報 XlV, 1999) ”К созданию нового мифа: «женская проза» сейчас” 「新しい神話の創造をめざして――『女性文学』の現状」( Русская культура: на пороге нового века, под редакцией Тэцуо Мотидзуки, Slavic Research Center, Hokkaido University, Sapporo, Japan. 2001) pp.60-69. 訳書 ツィプキン『バーデン・バーデンの夏』(新潮社、2008年5月)、アクーニン『リヴァイアサン号殺人事件』(岩波書店、2007年2月)、トゥルゲーネフ『初恋』(光文社、2006年9月)、ウリツカヤ『それぞれの少女時代』(群像社、2006年7月)、クルコフ『ペンギンの憂鬱』(新潮社、2004年9月)、ウリツカヤ『ソーネチカ』(新潮社、2002年12月)、アクーニン『アザゼル 堕ちた天使』(作品社、2001年4月) など。
|
||||||
| 過去10年間に取得した科学研究費補助金・その他の競争的研究経費 | |||||||
last updated on 2009/09/07