研究活動

HOME > 研究活動 > 研究者検索 > 研究者検索 詳細画面

このページを印刷する

研究者検索 詳細画面

氏名 橋本 雄一
(HASHIMOTO Yuichi)
所属 職名 大学院総合国際学研究院/准教授
HP http://mbk2001hiroba.web.fc2.com/yuhashimo/
取得学位  
専門分野(科研費分類) 中国近現代文学・植民地文化事情
研究キーワード 中国近現代文学・植民地文化事情
Modern Chinese Literature & Colonial Culture
自己紹介  中国近現代文学を専攻しています。そのなかでも特に、広い意味で日本統治下にあった中国東北において中国語ネイティヴの側が花開かせようと苦心した言語・文学・メディア活動を中心に、植民地と中国語社会文化という問題にアプローチしています。
「満洲国」下に創作し続けた作家たちの文学作品とともに、近年はさらに遡って序章スペース「関東州」の1910年代末から思考・活動していく傅立魚たちによる対日本言説と「移動言語」、さらにメディア活動と中華民国ネットワークを探索。そうした関係から、中国中央の様相、またひるがえって同時代の日本社会の様相も参照することが多いです。
音楽。とくに中国大陸の激しい琵琶、ロックの崔健と竇唯、許巍、いくつか海を渡ってセロニアス・モンクによる鍵盤の抑え、そしてフランク・ザッパの永遠ギター、海を渡りなおして忌野清志郎の声、、、を心と生活の糧としています。
最近5年間の研究 中国東北の帝国日本植民地期における文学・メディア・言語・思考ネット
該当時間と空間に営まれた中国文学テクスト(とくに「満洲国」時期の)の収集、分析、データベースづくり、論文執筆や口頭発表。
 毎年、中国東北に赴き、現地資料機関の資料所蔵事情の探査と資料収集、体験者である作家や研究者にインタビューや研究交流。
 また現地の植民地都市空間における文化記憶、物質的現状も探っている。
所属学会 中国文芸研究会
現代中国学会
仲間と共に世話人を務める研究会:「満洲国」文学研究会 ( http://mbk2001hiroba.web.fc2.com/ )
日本社会文学会
植民地文化学会
主要研究業績 【論文】
  • 中国という言語空間から考える ~アウターな言語のいのちのなかで<他者>になる自分へ~, 『多文化社会読本 ~多様なる世界、多様なる日本~』(東京外国語大学出版会), 80--98頁, 2016年
  • 自分たちの側が始めた戦争と植民地のなかに立つ他者, 韓国誌(タイトル日本語訳)『いま、ここ -それを越えて-』第5号(2015年秋号)2015年9月, 1巻5号, 49--55頁, 2015年
  • 荒野の始まりと遠東ダイアローグ・テーブル(馮英華との共著), 『世界文学としての村上春樹』(東京外国語大学出版会), 00巻, 201--209頁, 2015年
  • 「大東亜」の時間、ネイティヴの時間 -第二回大東亜文学者大会にある対重慶ディスクール-, 『東京外国語大学論集』 85号, 1--20頁, 2012年
  • 自分の河を渡り、複数の河を下る ~日本の反原発・脱原発の声とデモ~, 韓国誌(タイトル日本語訳)『実践文学』, 2012年
  • 「大東亜」の中の/「大東亜」に対する“他者”――第一回大東亜文学賞と爵青「黄金的窄門」、石軍「沃土」, 『中国東北文化研究の広場』3号(「満洲国」文学研究会紀要論集), 39--55頁, 2012年
  • 「五四」前後の大連における傅立魚の思想と言語--1919年ごろの日本植民地に生きた中国知識人を観察するということ, 『立命館文学』615号(立命館大学。岡田英樹先生退職記念号), 55--67頁, 2010年
  • 遠い記憶をたどるテクストの原郷と異郷――爵青「帰郷」の武田泰淳訳と大内隆雄訳について, 『「北東アジアにおける『記憶』と歴史認識に関する総合的研究」研究成果報告書』(2006~09年度共同科研費。基盤研究A、代表者:三宅明正・千葉大学教授), 107--114頁, 2010年
  • 王秋蛍と爵青の応答から考える植民地の「現実」・空間・時間=差(附翻訳), 『中国東北文化研究の広場』2号(「満洲国」文学研究会紀要論集), 115--135頁, 2009年
  • 「辺境」をめぐる植民地=帝国の言語と文学の言語―「満洲国国境地帯法」と中国人作家、石軍の小説, 『中国東北文化研究の広場』創刊号(「満洲国」文学研究会紀要論集), 41--49頁, 2007年
  • 従“故事”地表上流亡的母語―石軍等人的話語分析 (「物語」の地表から脱出し漂流する母語―石軍らの作家のディスクールを分析する), 『抗日戦争時期淪陥区 史料與研究』第1輯(中国、北京市社会科学院文学研究所編), 202--212頁, 2007年
  • 「松花江のほとり」のほうへ――音のシンタックスを旅する, 『朱夏』21号(「特集 満洲…放送・演劇/中国東北…歌」、せらび書房), 93--102頁, 2006年
  • 日本植民地の近代メディアはどうはたらいたか――1925年、「関東州」にラジオが生まれた, 『戦争の時代と社会――日露戦争と現代』(青木書店), 171--195頁, 2005年
  • 「いま、ここ」からの私的な旅 --石軍、金音、爵青らのテクストを例に, 『満洲国の文化 --中国東北のひとつの時代』(せらび書房), 92--113頁, 2005年
  • 「砂漠」に歌われた痕跡―金音の詩集『塞外夢』における光と闇―, 『人文と教育』創刊号(千葉大学国際教育開発センター), 83--96頁, 2005年
  • 象徴をこえて描写の地平へ――梁山丁による文学テクスト「拓荒者」の多様なコード, 『言語文化論叢』12号(千葉大学外国語センター), 183--198頁, 2003年
  • 満映から“東影”へ――新中国のヒロイン映画「中華女児」と「趙一曼」, 『朱夏』18号(「特集・スパークする視覚宣伝―日本・中国」。せらび書房), 61--70頁, 2003年
  • 植民地文化探究誌『朱夏』第14号(せらび書房)の特集「俳人と歌人のアジア地図」の責任編集, 『朱夏』, 14号, 2000年
  • 住居と病室の空間原則 -尾崎放哉の朝鮮・「満洲」・台湾-, 『朱夏』14号(せらび書房), 20--35頁, 2000年
  • 二言語のあいだにもたらされた権力――雑誌『満洲国語』における中国人作家たち, 『野草』64号(中国文芸研究会), 17--33頁, 1999年
  • 固有語の力がぶつかりあう境域 -〔満洲国〕の中国人作家の成立過程を追う-, 『人文学報』第292号, 292号, 135--152頁, 1998年
  • 〔満洲〕の日本人作家による「故郷喪失」論, 『越境する視線 ~とらえ直すアジア・太平洋~』:『朱夏』ワークショップ(代表:田中益三)編、せらび書房刊, 73--81頁, 1996年
【著書】
  • 『世界文学としての村上春樹』(柴田勝二・加藤雄二編), 東京外国語大学出版会, 単行本(学術書), 共著, 2015年
  • 『二〇世紀満洲歴史事典』(編者:貴志俊彦・松重充浩・松村史紀), 吉川弘文館, 事典・辞書, 共著, 2012年
  • 『戦争の時代と社会――日露戦争と現代』(編者:安田浩・趙景達), 青木書店, 単行本(学術書), 共著, 2005年
  • 『満洲国の文化 --中国東北のひとつの時代』(編者:川俣優・西原和海), せらび書房, 単行本(学術書), 共著, 2005年
  • 『越境する視線――とらえ直すアジア・太平洋』, せらび書房(代表:田中益三), 単行本(一般書), 共著, 1996年
【研究発表】
  • 眼線と声が運動する都市空間 -植民地ハルビンは中国人の文芸や音楽にどうアプローチされたか-, 国際シンポジウム「植民地主義と文学」第10回, 国際会議, 韓国民族文学研究所、国立済州大学, 口頭(一般), 韓国、済州大学, 2014年
  • 大連の中国語新聞『泰東日報』と植民地都市のトポス, 租界メディア班研究会(2013年度第2回), 国内会議, 神奈川大学非文字資料研究センター「租界とメディア」研究班, 口頭(一般), 神奈川大学非文字文化資料研究センター21号館405会議室, 2013年
  • 1920年、中国人の都市大連の使用法と地図作成, 〔研究交流ワークショップ〕東アジア近代都市の文化マップ制作をめぐって ―大連、ハルビンという歴史空間―, 国内会議, 科研費プロジェクト「旧満洲地域の都市歴史文化地図シリーズ第一分冊『大連、旅順編』の制作」, 口頭(一般), 東京外国語大学 本郷サテライト校舎4階セミナー室, 2013年
  • つくられる肖像、ざわめく言語――五四時期の大連にみる中国語新聞の商業広告, 植民地主義と文学 第8回, 国際会議, 韓国民族文学研究所, 口頭(一般), 韓国 延世大学、原州キャンパス, 2012年
  • 記憶の「場所」はどのように可能か ~ 九・一八事変と中国近代文学の作家、テクスト ~, 科研合同研究会(代表:岩崎稔東京外国語大学教授), 国内会議, 科研合同研究会(代表:岩崎稔東京外国語大学教授), 口頭(一般), 東京外大本郷サテライト校舎, 2012年
  • メディアと建物 ――「関東州」大連市庁舎完成をめぐる傅立魚の評論, ミニ・シンポジウム「植民地都市を掘り起こす ~大連をめぐる記憶学~」, 国内会議, 共同科研プロジェクト「大連歴史地図制作」と「満洲国」文学研究会との共催, 口頭(一般), 日本女子大学 目白キャンパス  「百年館高層棟」301会議室, 2011年
  • 植民地都市が宿す記憶の地層 ―ハルビンをめぐる中国側のナラティヴ―, ミニ・シンポジウム 近現代の歴史をめぐる「事実」と記憶‐ハルビンを事例として, 国内会議, 日本大学文理学部人文科学研究所, 口頭(一般), 日本大学文理学部, 2011年
  • 「大東亜」の時間感覚 ~第二回大東亜文学者大会にある対重慶ディスクール~, 植民地主義と文学 第7回, 国際会議, 韓国民族文学研究所  大田市, 口頭(一般), 忠南大学, 2011年
  • 「大東亜」という場所のゆくえ―第一回大東亜文学賞と爵青「黄金的窄門」、石軍「沃土」―, 植民地主義と文学 第6回, 国際会議, 韓国民族文学研究所, 口頭(一般), 韓国 韓国技術研究院(KAIST), 2010年
  • 五四初期の大連における傅立魚-1919年前後の日本植民地にみる中国知識人の思考と言語-, 植民地主義と文学 第5回, 国際会議, 韓国民族文学研究所, 口頭(一般), 韓国 韓国技術研究院, 2009年
  • 遠い記憶をたどるテクストの原郷と異郷――爵青「帰郷」の武田泰淳訳と大内隆雄訳, 植民地主義と文学 第4回, 国際会議, 韓国民族文学研究所, 口頭(一般), 韓国 延世大学, 2008年
  • 「辺境」をめぐる植民地=帝国の言語と文学の言語――「満洲国国境地帯法」と中国人作家、石軍の小説, 植民地主義と文学, 国際会議, 韓国民族文学研究所, 口頭(一般), 韓国 延世大学, 2007年
  • 文本中的流亡―在滿洲國寫作的中國作家的母語走向何方(テクストのなかの漂流――「満洲国」の中国人作家による母語のゆくえ), 「跨文化流動與台灣文學」シリーズ18, 国際会議, 台湾国立大学清華大学, 口頭(一般), 台湾国立大学清華大学台湾文学研究所, 2007年
  • 従“故事”地表上流亡的母語――石軍等人的話語分析, 「抗戦時期北平反法西斯文学芸術」, 国際会議, 北京市社会科学院文学研究所, 口頭(一般), 北京市社会科学院, 2005年
過去10年間に取得した科学研究費補助金・その他の競争的研究経費
  • 科学研究費 若手研究(B) 「関東州」から「満洲国」までの中国側文化メディアにかんする通史的研究(2006年度-2008年度)

last updated on 2016/7/21