

| 氏名 | 荒川 慎太郎 (ARAKAWA, Shintaro) |
![]() (西夏文字) |
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| 所属 | アジア・アフリカ言語文化研究所
情報資源戦略ユニット |
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| 職名 | 准教授 | |
| 生年月 | 1971年5月 | |
| HP | HPはこちら | |
| arakawa@ | ||
| 専門 | 西夏語学、西夏語文献学 | |
| 自己紹介 |
私は、西夏文字で書かれた、西夏語という言葉を研究しています。西夏はタングート族が建国し、11世紀から13世紀に中国西北部に栄えた国です。彼らは漢字をもとに西夏文字という複雑な文字を作りました。西夏語はチベット語やビルマ語と同じ言語グループに属していました。現在では話し手がいなくなりましたが、経典や法律書、中国古典の翻訳などが現存します。日本では、言語学者西田龍雄博士による西夏文字の解読や、西夏国が井上靖の小説『敦煌』の舞台となったことで、世に知られるようになりました。 私は大学時代から研究を始めたので、この言語とはもう15年のつきあいになります。最初は、漢字に似ているものの、たいへん画数が多く複雑な西夏文字に興味を持ちましたが、次第に文字の発音を復元するプロセスや、西夏語という言語そのものの構造にも惹かれるようになりました。ここ数年は、経典に記された西夏語の言語特徴を探っています。 西夏文字文献は、ロシア、中国、イギリス、日本などの博物館・美術館に収められています。これまでロシア,サンクト・ペテルブルグ市をたびたび訪れ、文献を調査したり、筆写したりしてきました。西夏文字の文献には印刷物と手書きのものがあります。手書きの西夏文には、かなりくずれた字体のものがあり、経験の浅い私は読解に苦労します。ただ、内容がよくわからないものでも、ほぼ千年ぶりに人目に触れる文献だと思うと興奮を覚えます。文献には時々、発掘時の泥や西夏人の(?)髪の毛などが混じっていて、自分が歴史的な資料を扱っているのだと実感します。 数はそれほど多くありませんが、西夏の遺跡は中国西北、内モンゴルや寧夏回族自治区に点在します。私は歴史学や考古学は素人ですが、内モンゴルに残る西夏の古城や、寧夏回族自治区にある西夏皇帝の陵墓を巡りました。これらの遺跡は日本ではそれほど知られていません。折に触れ、こうした文物も紹介していきたいと思います。 |
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| 最終学歴 | 2002年3月 京都大学大学院文学研究科博士課程修了 1997年3月 京都大学大学院文学研究科修士課程修了 1995年3月 京都大学文学部文学科(言語学専攻)卒業 |
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| 取得学位 | 博士(文学) | |
| 現在の教育活動 | 学部 大学院(前期) 大学院(後期) 共同研究 AA研共同研究プロジェクト(主査)『遼・金・西夏に関する総合的研究-言語・歴史・宗教-』(2007-2009年度) |
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| 最近5年間の研究 | 近年は、西夏語仏教文献の言語学的・文献学的研究が中心的な課題です。ここ数年、毎年一度はロシア科学アカデミー東方学研究所サンクト・ペテルブルグ支局に赴き、西夏文字文献、特に仏教文献について調査をしています。言語学的な研究としては、チベット語から訳された仏典西夏語の言語特徴についての研究を継続しています。5年ほど前から、ロシアの研究者と共同編集していた『西夏語辞典』もようやく完成させることが出来ました。2007年度から主査を務める科研費研究、共同研究プロジェクトが始まりました。言語系のみならず歴史の専門家と協同して、西夏に関する総合的な研究を進めるつもりです。 | |
| 所属学会 | 日本言語学会 遼金西夏史研究会 |
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| 主要研究業績 | 語彙集・辞典: АРАКАВА СИНТАРО(荒川 慎太郎) E. I. クチャーノフ(主編),荒川 慎太郎(副編) СЛОВАРЬ ТАНГУТСКОГО (СИ СЯ) ЯЗЫКА; Тангутско-русско-англо-китайский словарь, (780pp.) 京都大学文学部・京都 2006年3月 著書: 共著 荒川 慎太郎 伊藤智ゆき、近藤信彰、澤田英夫、塩原朝子、高島淳、豊島正之、星泉、町田和彦、峰岸真琴 『図説 アジア文字入門』 (ふくろうの本「世界の文化」シリーズ) アジア・アフリカ言語文化研究所 編 (112pp.) 河出書房新社・東京 2005年4月 共編書: 荒川慎太郎・高井康典行・渡辺健哉編,『遼金西夏研究の現在(1)』(vi+112pp),東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・東京,2008年6月 論文: 「ロシア所蔵西夏語訳『般若心経註』の研究」,『中央アジア古文献の言語学的・文献学的研究』(Contribution to the Studies of Eurasian Languages Series 10):95-156(+図版8),2006年3月 「ロシア所蔵西夏文『大千国守護吉祥頌』断片の研究 ―東方学研究所サンクト・ペテルブルグ支所所蔵文書Tang.477,No.7100について―」,『庄垣内正弘先生退任記念論集 ユーラシア諸言語の研究』(「ユーラシア諸言語の研究」刊行会編):63-80,2006年4月 「西夏の時代(歴史をひもとく40)」,『週刊朝日百科シルクロード紀行』40号:12-15,2006年7月 「謎の西夏語・西夏文字に挑む」,『新シルクロードの旅3』,講談社:100-109,2005年12月 「東京大学所蔵西夏文断片について-西夏語訳『大智度論』断片-」『京都大学言語学研究』第22号(京都大学言語学研究室): 379-389, 2003年12月 「国立民族学博物館所蔵中西コレクションの西夏文」,『内陸アジア言語の研究』18号(中央ユーラシア学研究会): 1-16(+4 plates),2003年8月 「【書評論文】史金波・中嶋幹起・大塚秀明・今井健二・高橋まり代編著『電脳処理《文海宝韻》研究』」,『言語研究』第121号(日本言語学会): 131-150,2002年3月 「西夏詩の脚韻に見られる韻母について」,『京都大学言語学研究』第20号(京都大学言語学研究室): 195-224,2001年12月 「夏藏対音資料からみた西夏語の声調」,『言語学研究』第17-18号(京都大学言語学研究室): 27-44,1999年12月 「西夏語通韻字典」,『言語学研究』第16号(京都大学言語学研究室): 1-151,1997年12月 共編目録類: 佐藤貴保と共編「西夏関連研究文献目録 2002年度版」,中尾正義・井上充幸編『瀚海蒼茫-ユーラシア歴史学の構築を目指して-』(オアシス地域研究会報別冊),総合地球環境学研究所: 1-79,2002年3月 Е.И.Кычанов(составитель),Т.Нисида(вступительная статья),С.Аракава(издание подгтовлено) Каталог тангутских буддийских памятников института востоковедения российской академии наук,УниверситетКиото(露文.邦題:『ロシア科学アカデミー東方学研究所所蔵西夏語仏教文献目録』,編著:E. I. クチャーノフ,序論文:西田龍雄,校閲:荒川慎太郎,京都大学): xlix+792pp.,1999年 |
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| 過去10年間に取得した科学研究費補助金・その他の競争的研究経費 | 基盤研究C 西夏時代の河西地域における歴史・言語・文化の諸相に関する研究 2007-2009 若手研究B 言語学・文献学的観点からみた西夏とチベットの相関についての基礎的研究 2004-2006 |
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last updated on 2008/10/31