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2012年12月 月次レポート(新谷崇 イタリア)

月次レポート 2012年12月
新谷崇
派遣先:ピサ高等師範学校(イタリア)

 12月前半は、授業に出席しながら、イタリアの学術雑誌に投稿するための論文に手直し作業をおこなった。受け入れ教員とも面談し、論文の修正について意見を聞いた。年明けすぐにも再度話し合う予定である。内容に関しては許可が得られたので、表記の統一などの最終的な校正作業をおこなっている。派遣の成果を形にできるよう頑張りたい。
 また、12月中旬には、1泊2日でローマに行き、レファレンス資料を確認した。具体的には、ローマ中心部のヴェネツィア広場にある考古学・美術史図書館で、『イタリア出版年報』の1937年度版を閲覧した。研究で扱っているカトリック系の新聞や雑誌に関する基礎的な情報を確認するためである。関心のある項目を数点書き写すだけだったので、それほど時間はかからなかった。
 12月後半は、22日に派遣先が冬期休暇に入ったため、授業はなく、博士論文用の勉強をおこなった。幸いにも、校舎自体は無休で開いていた。おかげで、勉強場所やインターネットを利用できる環境を確保でき、研究に支障をきたすことなく生活できた。図書館や学食などは1月7日に再開し、私が履修している授業は1月22日から再開される。派遣期間も残り1か月半となったので、あまり手を広げず、時間を有効に使って研究を進めたい。

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