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2012年12月 月次レポート(柏崎正憲 ドイツ)

東京外国語大学 短期派遣EUROPA 月次レポート(2012年12月分)

2013.01.05 柏崎正憲

概要
 書籍の原稿執筆。マールブルク大学の2012/13年冬学期における講義、ゼミへの参加。ジョン・カナンクラム教授との面談。

成果
 先月に引き続き、博士論文の改稿(ニコス・プーランザスの国家理論について、2013年夏に出版予定)をさらに進めた。今月の改稿部分では、こちらで指導を受けているジョン・カナンクラム教授の研究分野のひとつである、新自由主義と国家の権威主義化との関連にかかわるパートを仕上げた。また、派遣研究における基礎力となる語学力の向上のために、先月に受けていたドイツ語の試験(TestDaF)の結果を受け取った。読解のみが評価4(欧州評価基準でC1相当)、聴解、口述、記述はそれぞれ3(B2相当)となり、読解以外で4に到達しなかった点が反省点だが、報告者の語学力の向上は反映されたと考える。

派遣先大学(マールブルク大学・ドイツ)との連絡状況
 20日にジョン・カナンクラム教授との面談があった。先月および今月に執筆した原稿の要約をドイツ語で作成し、意見を求めた。ニコス・プーランザスの読解、および参考にしたカナンクラム教授の応用研究の解釈において、問題点がないか見解を求めることが目的だったが、特に問題なく、よくまとまっていると、請け合っていただいた。1月は17日に出国するが、その前にもう一度面談の機会を作っていただいた。

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