トップ  »  新着情報  »  2012年8月 月次レポート(山西弘朗 韓国)

2012年8月 月次レポート(山西弘朗 韓国)

月次レポート(2012年8月)

山西 弘朗 (博士後期課程)
派遣先: 韓国外国語大学校(韓国)
派遣期間: 2012.8.1-2012.9.30

研究概要
 8月1日に訪韓後、まず派遣先指導教員である中村八重先生、日本研究所助手の大学院生の朴さんとお会いして、韓国滞在中の研究の進め方についてご相談。4日から12日にかけて金海市にある天理教韓国伝道庁に滞在し、聞き取り調査および参与観察を行う。伝道庁に滞在中、韓国における日系宗教研究の分野で著名な研究者である東西大学校の李元範先生とお会いし、韓国の天理教について具体的な調査の進め方をご相談。14日ソウル市内の天理教教会二ヶ所において聞き取り調査および参与観察。17日に釜山市にある東西大学日本研究所を訪問し、李元範先生から、これまでの研究成果についてご教示いただく。18日は伝道庁において行われた月次祭(毎月一度定めた日に行う祭典)を観察。その後、車で一時間半ほどのところにある天理教教会を訪問し、聞き取り調査および参与観察を行う。21日に韓国外国語大学校日本研究所所長の権景愛先生、中村先生とお会いして調査内容についてご相談。22日、韓国外国語大学の林大根先生と会食し日韓関係、および台湾と韓国における対日観についてご教示いただく。23日、大韓天理教本部を訪問し、聞き取り調査および見学。その他、戦前の朝鮮半島における天理教の活動、および戦後の韓国における天理教について参考文献の購入やコピーなど文献調査を行った。  

研究成果
 天理教韓国伝道庁、大韓天理教本部をはじめ、天理教教会4ヶ所などを訪問し、天理教関係者10名以上から聞き取り調査を行った。らに韓国における調査研究について韓国の研究者6名からご助言やご教示をいただいた。 

派遣先機関等との連絡状況
 派遣先機関である韓国外国語大学校日本研究所を度々訪れ、調査研究に必要な通訳、文献調査などのお世話をしていただいている。さらに上述のように韓国外国語大学校、東西大学校の研究者と連絡を取り合い、調査研究についてアドバイスをいただいている。
 今後もさらに多くの研究者とお会いして、韓国人研究者の視点をふまえながら東アジアにおける日系新宗教の調査研究を進めていきたいと考えている。

このページの先頭へ