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2011年4月 月次レポート(山﨑美保 インドネシア)

ITP-AA月末報告書(4月)
報告者:山﨑美保
派遣先:ジョグジャカルタ

 今月も先月に引き続き、主な活動はガジャ・マダ大学での講義参加であった。古ジャワ文字の講義に関しては、すでに古ジャワ文字を学び、実際の刻文を読むための練習を行った。来月の中頃には、指導教員の先生とともに、保存局に収蔵されている刻文を解読しに行く予定である。
 今月半ばには短期間だが、ジャカルタの国立博物館を訪れ、当館に展示されている刻文を既存のリストと照らし合わせ、現在の刻文の展示状況を調査した。展示されている刻文の半数ほどが、現在では一部判読しづらい状況になっている。このような刻文に関しては、状態のいい時に撮影された写真を手に入れる必要がある。今後、研究機関等で調査を進める。また今回の調査では、展示されていない刻文を調査することが出来なかったため、再度調査する必要がある。
 来月の調査活動としては、博物館等での刻文解読と資料収集を行う予定である。主にジョグジャカルタ市内の博物館、考古局等の研究所を訪問する。遺跡調査に関しては、初めにチャンディが多く発掘されているプランバナン(Prambanan)、ラトゥ・ボコ(RatuBoko)周辺を中心に調査を行いたいと考えている。

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