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2010年8月 月次レポート(アブディン・モハメド・オマル スーダン)

8月次レポート
                                                                                       Mohamed Omer Abdin

 断食月「ラマダン」が8月11日に開始してから、飲食できない昼間に研究調査を進めるのが以前より厳しくなってきましたが、飲食に時間をかける必要がないことによって、昼間にデータ収集を効率よく進めることができました。
 さらに心配だったイギリスのビザも無事におりてほっとしています。しかし、イギリスでの住居探しに奮闘しており、心配の種は尽きません。

 8月上旬にハルツーム大学の政治研究科の大学院生とお互いの論文について意見交換を行いました。アーカイブハウスにおいては、過去の新聞記事を検索したり、必要な部分をデジタルカメラで取り込んでパソコンに保存する作業を引き続き行いました。
 8月中旬から下旬にかけて、新聞記者とのインタービュ、一部の政治家へのインタービュを積極的に実施しました。内閣省保存の内閣委員会協議議事録の収集は依然として進んでいません。研究調査の限界・壁を痛感していますが、違ったアプローチの仕方をする必要があるのだと考えます。
 現在、アーカイブハウスで得た大量の過去の新聞記事を整理して、それを調査補助者にスキャンやテキスト化をしてもらう作業を進めています。
 また、以上の活動以外に、来年1月に実施予定となっている南部独立を問う「住民投票」の動向をメディアレポートを通して継続的に確認しています。

 9月には複数の政党関係者からインタービュの承諾を得ています。その他政治家へのインタービュについても目途をつけるよう努力したいと思います。


 なお、報告者の特別な事情によって、本派遣においては調査補助が必要となっています。調査補助者の謝金支給を認めてくださったITP委員会の先生方、事務局の方々に厚くお礼申し上げます。調査補助者の存在がなければ、このように調査を進めていくことは不可能であったと思います。

 

 

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