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2010年12月 月次レポート(アブディン・モハメド・オマル イギリス)

12月ITPレポート
                                                                    モハメド・オマル・アブディン

12月に入って2011年中に開催される関連学会の年次大会の発表要旨と概要の提出締め切りが迫ってきたので、資料収集を行うとともに、発表の材料を考え始めました。今回はこれまでと違って、博士論文の構成と深く関与するテーマを取り上げるように努めました。

12月20日に2011年の3月に開催される東京大学主催の学際的なアプローチから「国境線」について考える大学院生向けの学会に発表申請を行い、査読を経てabstractが通りました。また、英国中東学会、米国スーダン研究会の年次大会での発表に向け、abstractの準備に取り組みました。

そのほか、Rift Valley Institute主催のスーダンの情勢分析と住民投票後の諸課題に関するシンポジウムに出席し、発表者に質問したり、欧米を代表するスーダン研究者のDoglas Johnson氏と意見交換を行い、連絡先の交換を行いました。また、英国の各大学でスーダンの研究を行っている教授や大学院生と会う機会を得て、同じ研究をしている仲間作りに成功しました。

資料収集については、引き続き、日本で手に入らない著書や資料を研究補助者とともに収集し、スキャン作業にまわしています。残念ながら、スキャンする予算が不足してしまい、個人負担でできるところまでやりましたが、キャパを超える負担額が発生しないように今回はこれで資料収集を打ち切りにしました。大学側ができる限りの予算配分をしてくれたことに感謝しつつ、今回のイギリス滞在中、これ以上資料収集を行うことができない悔しさを痛感しています。

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