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2010年12月 月次レポート(テーイプジャン・ユスプ トルコ)

TUFS-ITP月次レポート2010年12月
                                                                                         Tayyib Yusuf 

 12月に入り、ヨーロッパを脅かした寒波のトルコへの上陸が予測されたものの、それほど心配することなく、無事、晴れやかな元旦を迎えることができた。

  今月は、先月に引き続き史料調査を行った。先月まで、定期刊行物など一次史料の収集を中心に行いながら、二次史料の収集も進めてきたが、今月はイスタンブル大学付属中央図書館およびイスタンブル大学マスコミ学科付属図書館を中心利用し、二次史料の収集を行った。オランダに渡航する日が近づいているので、元旦の直前に、収集した購入書籍やコピー史料の半分程度を日本の自宅に郵送した。また今月は、「科学・芸術協会」で開講されているオスマン語ゼミとウチュマン教授が担当していたゼミ―タンズィマート文学における小説概論―にも出席した。いずれもオスマン・トルコジャーナリズムを把握する上で重要な講義だった。ウチュマン教授のゼミは終了したが、オスマン語ゼミは1月最終火曜日まで開講されるので、来月も引き続き出席する。

  今月はまた、次の派遣先であるライデン(オランダ)への渡航を2月に控えていたため、入国ビザの申請に必要な書類の準備を行ったが、ここで予想外の問題に直面した。ライデンでの滞在先が決まらないと入国ビザの取得が難しいということである。2ヶ月前からこつこつと行っていたネット上の部屋探しは結果がでなかったので、ライデン大学の住宅担当部署(Housing Office)にサポートを依頼した。この問題に関しては、ライデン大学のCAAS窓口であるBusser教授にもご協力を頂き、ようやく12月24日(金)に部屋を決めることができた。そして、ネット上で契約手続きの一部を終えた後、12月30日にビザ申請を行った。結果として1月20日(木)にビザを取りにいくこととなったが、1月4(火)日には大使館からビザ発給の連絡が届き、一安心した。

  来月は、数日をかけて、アンカラでお世話になった先生方への別れのご挨拶とオランダ出発前の報告及び準備を行いたいと思う。

 

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