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2008年9月 月次レポート(藁科智恵 ドイツ)

ITP月次レポート(20089月)

                      博士後期課程
                        藁科智恵

 

   825日にフランクフルト空港に到着、そこから列車を乗り継いで派遣先のマールブルクに到着しました。一泊目は、駅前のホテルに宿泊しました。

翌日は、マールブルク大学の語学コースの振り分けテストを受けに行き、その足で学生の住居に関する手続きを担当している事務所に行き、1か月分の家賃とKautionという敷金にあたるものの支払を済ませました。住居に関する手続きは、日本にいる時に、メールで直接この事務所に問い合わせをして、メール添付で送られてきた書類にサインをして郵送しており、その時点で契約は済んでいたので、スムーズに進みました。学生寮に入ることができましたが、協定校から来ている学生ではない場合、空きを待たなければならない状態だそうです。学生寮の家賃は、だいたい170ユーロ~230ユーロくらいで、部屋の大きさ、形態によって異なります。支払を済ませてから、そのまま寮に行き、それぞれの寮にいる管理人から鍵を受け取り、無事入居することができました。

91日から4日までは、留学生向けのオリエンテーションプログラムがありました。今回のITP派遣によるマールブルク大学宗教学部でのステータスはVisiting Scholarですが、大学の施設等の利用の便宜上、手続きは留学生と同様に行いました。ここで住居の割り振り、住民登録、銀行口座開設、健康保険への加入、学生証の発行、ビザの取得に必要な書類の記入を行いました。またそのほかに、タウンラリー、歓迎パーティー、それぞれの国の料理作りなども行われました。銀行口座の開設、健康保険への加入は、その場に、銀行の人と保険会社の人が来ており、そこですべての手続きが流れ作業でできるようになっていました。

健康保険に関しては、既に日本でドイツ滞在期間中をカバーする海外旅行保険に入っていて、その証明書を提示すれば、ドイツの保険に入る必要がないという証明書が発行されます。これは、学生として登録する時に、そして、ビザを取得するときに必要になります。

また、マールブルクでは、住民登録をして翌年もマールブルクに滞在している場合、100ユーロがマールブルク市より銀行口座に振り込まれるそうです。

学生証は、最終日に発行され、学籍番号を与えられ、これによって、図書館等からインターネットにアクセスすることが可能になります。学生寮の部屋にインターネットのケーブルがある場合、これによって、部屋からのインターネットの使用も可能になります。各寮にインターネットサポートの学生が一人おり、その人に自分のパソコンのMACアドレスを伝え、手続き完了です。ただ、一か月8.5GBまでで、それを超えると、インターネットが使えなくなります。

ビザの取得に関しては、オリエンテーションプログラム期間中に、チューターによって申請書の記入のみを手伝ってもらいました。その後、個人で市役所に行き、証明写真と必要な書類を揃えて提出し、その場で発行されました。

912日に、受け入れ先の宗教学部のトリプレット先生にお会いしました。そこで、研究室の使用方法などについてお話を伺いました。

917日には、受け入れ教員のフランケ先生とトリプレット先生にお会いし、研究の進捗状況・今後の研究の進め方等について話しました。また、宗教学研究室の一角にある、デスクとパソコンとプリンターを滞在期間中、提供していただけることになりました。研究室でのインターネット使用のための登録もしていただきました。そして、研究に関する数人のコンタクトを紹介していただいたので、これから連絡を取っていこうと考えています。また、冬学期に開講予定の講義の一覧をいただき、それに関する説明を受けました。

920日には、TUFSでの指導教員の丹羽先生が、921日には、TUFSITP担当職員の宮下さんと増田さんがマールブルクに到着され、研究の進捗状況・こちらでの生活の様子を報告しました。今後の研究の進め方に関しても受け入れの先生方と打ち合わせを行いました。そして、924日から926日の間、1月からの派遣先であるオランダ・ライデンを訪れ、1月からの滞在に関する準備・受け入れの条件等に関して、お話を伺うことができました。

 添付した写真は、寮の部屋と、ライデンの景色です。

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