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2008年10月 月次レポート(藁科智恵 ドイツ)

ITP報告書(200810月)

                    藁科 智恵

 

 10月に入り、空気が肌寒く感じられるようになってきました。10月から冬学期が始まるため、休暇でマールブルクから離れていた学生達も戻ってきて、街全体が活気づいてきました。新入生たちが、タウンラリーをしているのが、印象的でした。顔に何か書いたり、お揃いの何かをつけて、グループになって町中を歩き回っていました。

 103日は、ドイツ統一の日ということで祝日でした。それに関わるイベントも行われました。テレビでは式典の模様も放映され、東西統一に関連した映画も放映されていました。

 さらに、エリザベート・マルクトが出るということで、学生食堂の周りには、移動遊園地、屋台などが立ち並び、新学期の雰囲気と相まって、活気に満ちていました。写真は、学生食堂の周りの移動遊園地の様子です。

 研究に関しては、フランケ教授から紹介していただいた神学部のラウスター教授に会って、アドバイスをいただきました。前もって、研究内容の要約を送っておいたところ、関連する文献を紹介していただきました。さらに、神学部の図書館の利用法、文献の大まかな場所を案内していただきました。

 1015日から17日まで、ボーフムのルール大学で、Dynamics in the History of Religions between Asia and Europe[i]という国際シンポジウムがあり、それに参加しました。ボーフムは、鉱山業が盛んだった商工業都市です。大学が設立されたのが1962年ということもあり、大学は近代的なキャンパスになっています。シンポジウムでは、さまざまな国からさまざまな学問分野の研究者が集まり、発表していました。そこでは、研究テーマが近いことから、フランケ教授から紹介していただいていたライプツィヒ大学の大学院生にも実際にお会いすることができました。博士論文を執筆中ということで、その計画書を以前メールで送っていただいていたので、お互いの研究についてゆっくりと話すことができ、今後のさらなる情報交換のために連絡を取り合おうということになりました。シンポジウムでの講演からも学ぶことができ、今後の研究に有益な場となりました。

 マールブルクに戻ってきて、第3週からは、講義も始まりました。「世界の宗教、文化における死、悲しみ」というリレー講義等、宗教学に関連した講義を聴講することにしました。

 そして、9月に引き続き、語学コースに通いながら、文献リストの作成、必要な文献の収集等を行っています。ドイツは、コピー代が安く、助かっています。

 1026日からはサマータイムも終わり、時計が1時間戻りました。9月に比べて、ぐんと日が短くなってきています。ちなみに、1030日にはもう雪が降りました。11月に入ると、さらに寒くなり、日も短くなるということです。


[i] このシンポジウムに関しては以下を参照のこと。
http://ikgf.ev-theol.rub.de/activities/special-events/

 

 

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