

![]()
2012年01月04日掲載
東京外国語大学の皆さま、明けましておめでとうございます。
新年の門出にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
東京外国語大学は、今年2012年(平成24年)、歴史的な変
革の時を迎えようとしております。
1949年(昭和24)年に外国語学部のみの単科大学となった
本学でしたが、今年4月から「言語文化学部」「国際社会学部」
を設置して、人文・社会系の総合大学としてその存在意義を明確
にすることになります。
昨年2011年(平成23年)は、我が国には東日本大震災とい
う未曾有の試練がございました。一方で、この大震災を乗り越え
着実な復興と再生に向けて日本という国の底力と人の絆の大切さ
を再確認した年でもありました。
世界に目を向ければ、ヨーロッパの金融危機はギリシャからイタ
リア、スペインに広がる兆しを見せ、世界規模の信用縮小という
1929年の世界恐慌の再来を危ぶむ声もあります。今、私たち
はこんな時代だからこそ、その変化をチャンスに変え、世界の行
く末を読み解き、ひとりひとりが国際社会の荒波に立ち向かわな
ければなりません。
世界のさまざまな言語によるコミュニケーション力とそれぞれの
地域に関する知識を身に付け、創造性と気概にあふれたグローバ
ル人材を数多く日本から世界に送りだす。それが、本学の存在意
義であり、将来における日本の「再生」に貢献するための本学の
使命であると確信しております。
東京外国語大学の一員としての自覚と誇りを持って、われわれも
また明るい未来への展望を切り開いていきましょう。
最後になりましたが、皆さまとご家族の方のご健勝とご活躍を祈
念して、2012年(平成24年)の年頭の挨拶といたします。
平成24年1月4日 東京外国語大学長 亀山郁夫