2019年度 第二回FINDAS研究会「インド ベンガルの宗教文化」

日時 2019年5月25日(土)13:00-17:00
会場 東京外国語大学 本郷サテライト 4階セミナー室
アクセス
報告者・題目 ◆澁谷 俊樹(横浜市立大学非常勤講師)

意識の高い『テーマ』、逆張りの『タントラ』——コルカタの女神祭祀から
Highly Conscious “Theme” and Contrarian “Tantra: A case study on the festival of the Goddesses in Kolkata”

コルカタを舞台とする本報告は、ドゥルガー女神祭祀に展開する「テーマ・プジャ(Theme Puja)」と呼ばれる流行を「意識の高さ」という分析概念によって、一方、ローカルなカーリー女神祭祀に広がる「タントリック・プジャ(Tantric Puja)」と呼ばれる儀礼の拡大を「逆張り」という分析概念で捉える。2018年、19年度の現地調査の全体像についても簡潔に説明する。

◆外川 昌彦(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

スワーミー・ヴィヴェーカーナンダにおけるインド美術史とインド社会像の探求
Swami Vivekananda’s Views on the History of Indian Art and Indian Society:

本報告では、英領期のヒンドゥー教改革運動家スワーミー・ヴィヴェーカーナンダが、1897年に欧米から帰還した後、当時のベンガル知識人によるインドの歴史や文化を探求する多様な試みに触発され、また、欧米の東洋学者との対話を通して、インド美術史などのインドの国民的な文化的基盤を捉え直してゆく経緯を検証し、それがカーストや民族などの多様な背景を持つインドの人々を捉える視点に敷衍される経緯を検証する。
主催 東京外国語大学南アジア研究センター(FINDAS)
連絡先 東京外国語大学南アジア研究センター(FINDAS)事務局
[E-mail] findas_office[at]tufs.ac.jp
[HP] http://www.tufs.ac.jp/ts/society/findas/
備考 使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要

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