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教育目標、及び、学位プログラムに関する基本方針
博士前期課程(ディプロマ / カリキュラム / アドミッションポリシー)

大学院の教育目標

 東京外国語大学総合国際学研究科は、高度な言語運用能力や学際的応用力等を備え、国際社会に寄与する実践的知識 と技法を習得し、世界に活躍することのできる創造的かつ先端的な、研究者や高度職業人を養成することを目指します。

ディプロマポリシー

総合国際学研究科博士前期課程においては、研究科の教育目標のもと、以下の能力や必要な学識を身につけたものに、修士(学術)、修士(文学)、修士(言語学)、または修士(国際学)を授与します。

①学問分野の枠にとらわれない知識・思考をもち、現代の多面的な課題に対応できる総合力。

②明確な問題意識と方法論的な一貫性をもって、独創性な研究テーマに取組む能力。

③専門分野の先行研究や資料を的確に収集し、分析する能力。

④明解な論旨展開、わかりやすい文章表現を備えた論文を執筆できる能力。

⑤修士(学術)については人文社会分野の総合的な研究遂行能力、修士(文学)については、世界諸地域の文学に関する研究遂行能力、修士(言語学)については言語学の研究遂行能力、修士(国際学)については国際関係論、国際経済学、国際政治学などの研究遂行能力。

 

カリキュラムポリシー

 総合国際学研究科博士前期課程においては、研究科の教育目標のもと、以下のように科目群を配置し、体系的かつ柔軟な教育課程の編成を実現します。

基礎科目群

◆学問分野の枠にとらわれない総合力の涵養のために、研究科全体の基礎科目として「総合国際学研究基礎」をおき、大学院での研究遂行に必要なリサーチ・デザインやプレゼンテーションの能力を修得させます。また、「異分野交流ゼミ」において、多彩な研究領域をもつ学生を合同で指導し、学生による発表・討論を重ねることで専攻分野以外にも目を向けさせ、総合的・俯瞰的な視点を得させます。
◆世界言語社会専攻の言語文化コース・国際社会コースでは「学術言語演習」、国際日本専攻では、「発信英語演習」または「発信日本語演習」により、学術的なプレゼンテーションに必要な言語力を養います。

専門科目群

・世界言語社会専攻

世界言語社会専攻では、世界諸地域の言語・文化・社会を複合的・総合的に捉える視点から教育・研究します。それにより、専門的知識と高度な研究能力をもつ研究者、地球社会化時代にふさわしい双方向のコミュニケーション力、コーディネイション力、コンフリクトへの耐性を備えた多言語グローバル人材を養成し、社会に送り出すことを目的としています。
上記の目的のため、各コースの専門科目では、各領域の専門科目群を配置し、同時に関連領域の科目の履修を促します。

(1) 言語文化コース

世界の諸地域の言語・文化、および領域横断的な超域言語文化に関する科目を開講します。
開講される専門科目群:英語・英語教育学研究、ヨーロッパ・アメリカ言語研究、アジア・アフリカ言語研究、言語学研究、音声学研究、言語情報学研究、認知科学研究、通訳翻訳実践研究、ヨーロッパ・アメリカ文学文化研究、アジア・アフリカ文学文化研究、古典文学文化研究、人間文化研究

(2) 国際社会コース

世界の諸地域を対象とする歴史学と地域研究などを中心とする科目と、現代世界のアクチュアルな諸問題を扱う科目、および国際的な視野で政治、社会、経済などを扱う科目を開講します。
開講される専門科目群:ヨーロッパ・アメリカ地域研究、アジア・アフリカ・オセアニア地域研究、現代世界論研究、国際関係研究

(3) Peace and Conflict Studiesコース(10月入学)

紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した紛争・平和構築に関する研究を推進し、国際社会で活躍し、平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は全て英語で行われます。
開講される専門科目群:PCS Research Methodology、Foundation for Peacebuilding、Applied Peacebuilding、Conflict and Social Change、International Relations and Cooperation

・国際日本専攻

国際日本専攻では、世界の諸言語の中の日本語、世界の中で日本文化・日本社会を、比較の視座をもって研究し、日本についての客観的な視座をもつ人材を養成します。それにより、優れた日本研究者、日本や世界で活躍する日本語教育者、日本社会を真に理解し、母語または外国語として高度な日本語を操る高度職業人を社会に送り出すことを目的としています。
上記の目的のため、各領域の専門科目群を配置し、同時に関連領域の科目の履修を促します。

(1) 国際日本コース

本コースには、4つの分野を柱としてそれぞれ専門科目を開講します。
・日本語学分野:専門科目「日本語学研究」、「対照日本語研究」を通じ、現代日本語、日本語史、方言、対照日本語研究などを学びます。
・日本語教育学分野:専門科目「日本語教育学研究」、「日本語教育実践研究」により、日本語教育の理論と実践を学びます。
・日本語文学・文化研究分野:専門科目「日本語文学・文化研究」、「日本比較文学・文化研究」を通じ、古典文学、近現代文学、文化研究などを学びます。
・日本社会研究分野:専門科目「日本社会研究」、「国際文化交流研究」を通じ、日本の伝統社会、現代社会、日本の歴史などを学びます。

(2) 日本語教育リカレントコース(10月入学)

海外での日本語教育歴をもつ日本語教育者を対象とした1年間のコースです。国際日本コースの日本語教育学分野の科目を中心に履修します。

・すべての専攻・コースでは、「修士論文修士研究ゼミ」が必修とされています。この授業を通じて修士論文または修士研究の完成にむけ指導教員による指導をうけます。

プログラム科目

◆世界言語社会専攻アジア・アフリカ・フィールドサイエンスプログラムは、コースをこえたアドオンプログラムとして開設されています。フィールドサイエンスとは、臨地調査(フィールドワーク)を理論的・実践的に高度化した研究手法です。この手法を用い、アジア・アフリカの諸地域を扱う研究を指導します。
◆実践力の涵養のため、キャリア形成に資するキャリア・プログラムを開講します。特に夏学期または冬学期には、通常学期には履修しにくいインターンシップや臨地調査のための科目などを配置し、実践能力を学生の自主的な取り組みによって身につけさせます。

 

アドミッション・ポリシー

本研究科に入学し教育を受けるには、研究を遂行するために十分な語学力を持ち、世界諸地域の言語・文化・社会の仕組みを解明する諸学問分野や、国際的な諸問題を超域的な視点から扱う諸学問について、あらかじめ十分な基礎知識を修得していることが望まれます。また、グローバル化する世界の諸課題に対応するために、学際的・分野横断的な研究をも行いうる柔軟な思考力と強い問題意識を備えていることが期待されます。

本研究科が求める上記のような学生を、次の試験により選抜します。

特別選抜(推薦入試):その年度に学部を卒業する学生を対象に、研究計画書、推薦状、及び面接試験により、研究遂行能力、及び適性や意欲を判定します。(4月入学)

秋季募集入試:筆答試験により専門分野における研究に必要な基礎的知識と論述能力を評価し、面接試験及び研究計画書により研究遂行能力、及び適性や意欲を見ることで、総合的に判定します。(4月入学)

冬季募集入試:世界言語社会専攻は、筆答試験により言語力を、面接試験及び研究計画書により研究遂行能力、及び適性や意欲を判定します。国際日本専攻国際日本コースは、面接試験及び研究計画書により研究遂行能力、及び適性や意欲を判定します。いずれの場合も、提出された卒業論文(またはそれに替わる論文)を含めて判定します。(4月入学)

・世界言語社会専攻Peace and Conflict Studies コース:提出された英語力検定試験のスコア、研究計画書、推薦状、及び面接試験により、研究遂行能力、及び適性や意欲を判定します。(10月入学)

・国際日本専攻日本語教育リカレントコース:提出された日本語教育歴、研究計画書、推薦状、及び面接試験により、研究遂行能力、及び適性や意欲を判定します。(10月入学)

・以上の試験のすべては、留学生も対象に含めて実施します。社会人を対象とする社会人特別入試については、世界言語社会専攻の秋季募集では一般選択の筆答試験の一部科目を免除して、冬季募集では出願書類の一部を軽減して実施します。

  特別選抜 秋季募集 冬季募集
世界言語社会専攻 言語文化コース ○* ○*
国際社会コース ○* ○*
Peace and Conflict Studies コース    
(別日程)
国際日本専攻 国際日本コース ○*
日本語教育リカレントコース  
(別日程)
 

*:社会人特別入試を実施