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言語・情報コース

2017年度

益子 幸江 (MASUKO, Yukie)

卒論指導可能分野

音声学・実験音声学

ゼミ紹介

音声学は人間の言葉の音について研究する学問です。私のゼミでは、音響音声学的手法を使って計測を行います。これで「理系」だと判断する人がいるようですが、まったく違います。ゼミでは人間の言語活動で使われる音声を観察する材料の一つとしてこの計測値を使い、音のシステムについて考えます。ゼミのほとんどは考えることです。考えたことを言葉で表現して他の人に伝える練習をします。アナクロニズム的に見えて嫌がる人もいるでしょうが、観察の基本的態度はきちんと見て、きちんと伝えることです。
機械が苦手な人、統計がわからない人でも大丈夫です。
なお、言語学や音声学の最先端の理論は取り上げません。
ゼミ生の感想として、「ガチゼミ」だという声は根強いです。「辛いから」だと推測しています。辛いと思う原因の1つに、「正解がない」ことがあるようです。
あるデータについて考える時、なぜそう考えたかと問われるあなたがいます。その時、自分がそう考えた理由を述べることが重要なのです。そしてそれが、より多くの人に容認できる理屈である必要があります。その理屈に疑義が挟まれる時は答えなければなりません。また、聴衆も傍観者であってはいけません。当事者として疑義をはさみ、あるいは賛同し、責任を果たさなければなりません。しかし、ゼミのこの作業は、テストを受けて正解を多く出して高い点数をとることに努力してきた人にはわかりにくいでしょう。どこまでやっても終わりがない、苦しい作業になってしまう。それ故に「ガチゼミ」と呼ばれるようです。
ゼミの目的が、自分自身の頭で考え抜いたことを、人に伝わるように表現すること、であると「判れ」ば、面白くなり、辛くなくなります。そういう目を鍛えるのに、音声を素材として使ってやってみたいという方は、このゼミにおいでください。

卒論・卒業研究について

言葉の音に関係したことであれば何でも卒論のテーマにできます。自分の地域言語Aなどで先生にダメを出された音(アクセントなども)は、よく選ばれるテーマですが、歌の歌詞だって、お囃子のリズムだって、テーマになります。今まで私の研究室で執筆された卒論については、研究室までおいでいただければいつでもご覧いただけます。

受講上の注意など2年次終了時点で、益子担当の次の2つの授業が履修済みであることが必要:授業題目名で「音声学入門1/2」(月5または月6)と「音声学概論A」(秋学期月5)
ゼミ生は3年次で「音声学A/B」(実験音声学)と「音声学(専門演習)A/B」(実験音声学演習)を同時履修してください。
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last updated on: 2017-09-18