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言語・情報コース

2017年度

藤縄 康弘 (FUJINAWA, Yasuhiro)

卒論指導可能分野

ドイツ語学、ドイツ語と他言語の対照研究、ドイツ語学を軸とする文化研究

ゼミ紹介

私の専門領域である「ドイツ語学」については、誤解が多いのですが、いわゆる「語学」としてのドイツ語のことではなく、ドイツ語を対象とする「言語学」という意味です。両者の関係は、計算と数学の関係にたとえれば想像しやすいでしょうか。
計算では、足し算なり引き算なりの演算の手順を覚え、訓練を積み、即座に答えが得られるようになることを目標にします。語学でもまた、語彙や文法のルールを学び(手順)、実践を積むことで(訓練)、自分の考えを言い表したり、他人の考えを理解したりできるようになろうとします(実用的な能力の習得)。これに対し、数学では個々の演算をいかに早く正しく行うかではなく、そもそもどうして演算というものが可能なのか、自然数同士の足し算では答えも必ず自然数になるのに、引き算では必ずしもそうならないのはなぜなのかといった、より根源的な問いに向き合います。言語学でも同様に、いわゆる「語学力」を高めることは目標ではなく(それは地域言語の授業等で磨いてください)、そもそも人はどうして言葉を使うのか、その表現の仕方が諸言語間でどのように共通し、どのように異なっているのか、また、それはなぜなのか、といった問いに関心を向けます。その際、対象として特にドイツ語に重点を置くのがドイツ語学というわけです。
もっとも、こうした言語学(ドイツ語学)の問いは、いわば究極のものであり、それだけではあまりに広大で漠然としています。そこで実際に取り組む問いはもっと範囲の絞られた、具体的なものになります(下記「卒業論文・卒業研究について」を参照)。ゼミでは、3年生修了までの段階で各自扱うテーマを決めてもらい、少しずつ調査・考察を進めながら、最終的に卒業論文につなげてもらうようにしています。

卒論・卒業研究について

卒業論文はこれまで、ドイツ語の音声学・音韻論、文法論や語彙論、社会言語学、日本語との対照研究などの領域で書かれています。詳しくは藤縄HPのゼミ案内を参照してください。
ドイツ語学に関わるものであれば、他の領域の研究(歴史言語学、方言学、日本語以外の言語との対照など)や学際的研究(翻訳論、文学作品の言語学的分析、言葉と音楽など)も指導します。
卒業研究も、過去には例がありませんが、資料的価値のあるドイツ語文献の翻訳や教材開発などが考えられると思います。

受講上の注意などCEFR B1 相当のドイツ語力が必要です。地域言語A(いわゆる専攻語)としてドイツ語を履修した人は 3 年次への進級要件を満たすことで、自動的にこのレベルに達していると見なします。教養外国語(副専攻語)による履修の場合は、個別に相談に応じます。
その他、詳細は上記 HP のゼミ案内を参照してください。
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last updated on: 2016-04-15