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言語・情報コース

2017年度

成田 節 (NARITA, Takashi)

卒論指導可能分野

ドイツ語学

ゼミ紹介

私は主にドイツ語の文法と語法を研究していますが,最近はドイツ語と日本語の対照研究にも関心が広がってきています。ことばの研究には色々なアプローチの仕方がありますが,このゼミでは,特定の理論的枠組みから入るのではなく,日ごろ接することばの中に疑問を見出し,問題点を明確にした上で用例をじっくり観察して,そこから規則性を導き出すという方法を主としています。
3年生を対象とするゼミは,4年生の卒論ゼミと合同で行います。参加者それぞれの興味・関心に応じて調査・報告をしてもらいながら,学年末にはゼミレポートをまとめてもらいます。とは言え,始めから明確なテーマを持っている人は少ないので,各自が卒論までの2年弱にわたって取り組めるテーマを見つけるのを手助けするために,1学期は言語研究および論文作成の導入になるような文献の勉強に重点を置く予定です。
卒論ゼミでは各参加者が3年次に取り組み始めたテーマについての報告と討論を中心に授業を進めます。参加者にはなるべく頻繁にコンパクトな中間報告をしてもらうつもりです。それにより,自分が今何に取り組んでいるのかを常に意識し,気がついたらしっかりした卒業論文・卒業研究ができていたということになってほしいと思います。基本的には,言葉そのものに関するデーターを集めて整理するという地道な作業を重視し,理屈倒れにならないようにアドヴァイスをしていくつもりです。

卒論・卒業研究について

過去5年間で扱われた卒業論文には以下のようなものがあります:「ドイツ語における形容詞の接尾辞派生」「諺の語用論的機能の新たな可能性についての考察」「若者語「Kiezdeutsch」の体系と特異性についての考察」「"fryheyt bei Luther"-『キリスト者の自由』における言語学的考察」「ドイツ語圏の新聞・雑誌における短縮語使用」「日独語の語彙構造の比較 - 料理動詞を対象に - 」「「する」と「なる」の日独対照 ― 小説の用例とその翻訳から」「オーストリアの文章語の独自性の意義(言語政策の観点から」「児童小説モモの語彙の考察」「英語の名詞がドイツ語に借用される際の性割り当て法則」「bietenとanbietenの使い方について」「関口文法 ― 認知言語学的読解 ― 『接続法の詳細』を例に」「報道のドイツ語における現在完了形と過去形」「物語文におけるテンス表現の日独比較考察」「ドイツ語における心態詞の役割について」「日本語とドイツ語における出来事の捉え方の違い」「従属接続詞wennを用いた複合文の翻訳に関する考察」「日独絵本翻訳の特異性」「低地ドイツ語のallの用法に見られる分析的特徴」「ドイツ語感情動詞に見られる統語的・文意味論的特徴についての一考察」「意義素から考える類義語の使い分け ~「決める」に相当するドイツ語を例に~」。もちろん,これ以外にもドイツ語に関わることなら柔軟に対応します。

受講上の注意などドイツ語の基礎をしっかりと勉強していることを期待しますが,3・4年になってドイツ語をもう一度基礎から見直したいという人も歓迎します。
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last updated on: 2017-03-08