HOME > 学部・大学院 > ゼミ案内 > 総合文化コース

このページを印刷する

総合文化コース

2017年度

水野 善文 (MIZUNO, Yoshifumi)

卒論指導可能分野

インドの文化、思想、文学

ゼミ紹介

☆何を学ぶことができるのか?
インドは、生活の百科万般にわたって様々なハウツー物の文献が、古典サンスクリットから近代諸言語にいたるまで記され残されている。豊富な資料をつかって、文化、思想、文学の来し方行方を解明することができます。
☆具体的な方法
1.中世ヒンディー語の文学理論書(とりわけ心理学的考察を含む文芸鑑賞論であるラサ論を扱うもの)を講読し、サンスクリットの文学理論書と対比したり、後世への影響(現代の舞踊、演劇、映画製作も含む)を観察したりする。
2.中世ヒンディー文学(クリシュナ・ラーマ信仰文学)の一作品を、同じモチーフを扱う古典から近代までの諸バージョンと比較しながら読解して、現代インドの宗教思想形成に色濃くかかわるヒンドゥー教バクティ信仰(易行道)の展開を探る。
3.インドの説話の一部はペルシャ語訳をはじめ、アラビア語訳(8世紀)、ヘブライ語訳(12世紀)、ラテン語訳(13世紀)、スペイン語・イタリア語・英語訳(15~17世紀)等が存在するし、他方で『マハーバーラタ』および『ラーマーヤナ』のいわゆる二大叙事詩は、演劇等の形態をとりつつ、東南アジア各地に広く伝わった。また、中国、朝鮮、日本に伝来した仏教教典類にも文学的要素をもつものは少なくない。これらインドに起源する文学作品の、(ヒンディー語以外の)自分の専攻語のバージョンを研究したいと思う者に、インド・バージョンを紹介する機会にもなり得よう。
4.民間で非常にポピュラーな説話にしばしばでてくる吉凶の前兆、夢占い、などのいわゆる俗信にかかわる事項を、いわゆる理論書に見られる規定と比較することにより、時代と地方による特徴などを調査する。

卒論・卒業研究について

これまでに本ゼミで執筆された卒業論文・卒業研究のテーマ一例
・インド文学にみる女性身体論
・『マハーバーラタ』において用いられる「蓮華」のシンボリズム
・インド文学にみられる「宝石」
・「床絵」の源流をさぐる
・インド音楽と西洋音楽の融合と変容
・グローバリゼーション下におけるインドの食文化の変容
・フィジーのヒンディー文学
・インドと日本の他界観および葬制
・チェスの歴史
・金毘羅の来し方
・「わらしべ長者」の源流

受講上の注意など当ゼミに参加希望の学生は、事前に、もしくは同時に、水野担当の「南アジア地域文化概論:インドの文化と文学」を履修してください。
ヒンディー語専攻以外の学生も歓迎します。ただし、文献講読の際には英訳本を利用するなど、個別の対応にならざるを得ないことをご了承ください。
なお、毎年夏休みに実施するゼミ合宿を重視していますので、必ず参加してください。
​​​​​

last updated on: 2015-06-30