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総合文化コース

2017年度

橋本 雄一 (HASHIMOTO, Yuichi)

卒論指導可能分野

中国近現代文学、近代植民地文化事情(とくに中国東北地方と帝国日本)

ゼミ紹介

【目的】
他者の言葉を通じて近くまた遠く時間と空間を旅し、その旅を世界と自分を考える第一歩としたい。 他者としてまた現代日本にとって隣人として、中国語によって行われた/行われるひとの心、生活、社会、メ ディアを学ぶことは、広く東アジアのなかの過去と現在を知ることにもつながる。
自分に身近でかつ遠い存在でもある「中国」による近現代史(具体的には19世紀後半~清末~現在まで)にある文化テクストをひもとき学ぶことで、中国の庶民あるいは文化知識人たちによる時間と空間の体験を大切にすることを、本ゼミの目的とする。
そこから近現代日本との比較なども生まれてこよう。

【方法】
近現代中国の文学作品、評論、時代を反映する文化メディアを原語で読解し、そこにある社会、ひとの生活や心の様態、また、時間を経過したものとしてのそれらの役割=生の痕跡=記憶、といった視点で分 析する。
中国語の特徴的で豊かな語法(たとえば各種の補語など)に親しむには、やはり細かい人間の動作・感情を 描きこむ文学作品(ラジオ・レコードなどが生まれて以降の歌曲や映画、なども含む)が一番。そのような領域へのイントロダクションとして、手始めに近現代作家の短い小説を輪読してみよう(今年度一学期は現代 都市生活を描き込む短篇を解読中)。ドメスティックな視点だけでなく、アジアを始めとする外部世界がそのときの中国とどのようにかかわっていたのか、という視点も意識したい。

【形式】
参加者は決められたテクストを読みこむのはもちろん、中身や関連する問題についての調査方法も獲得して、常に意見交換。疑問点を語りあおう。

卒論・卒業研究について

上記「ゼミ紹介」にある目的と方法にふれあうものであれば、広く文化テクストとして柔軟に考えます。やはり近現代中国語によって話され書かれたもの(小説・詩、映画、音楽など)、近現代中国語によって考えられたもの/感覚されたもの(映画、音楽、絵画など)、を対象としていきたいと思います。
これまでの卒論提出者のテーマは:
「近代日記体小説」「張愛玲の香港・上海」「瓊瑶《匆匆,太匆匆》」「周傑倫の歌詞分析」「女性のワークライフ・バランス」「張愛玲《茉莉香片》」「東京と香港のディズニーランド」「金仁順の小説」「賈樟柯の映像空間」「山田洋次作品の中国受容」「五四運動以来の“紅歌”」「黄春明の小説」「《蝸居》と都市と若者」「蘇童と余華」「日中図書館比較」「日台ファッション誌比較」「中国の“縁”」「ネット新語文化」です。

受講上の注意など橋本「中国文学史概論」(2014年度時点で金曜3限。内容は清朝末期からの近代文学と言語、東アジア情勢、出版、絵画、、、について)を同時受講か、受講済みだと便利だと思います。
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last updated on: 2015-07-01