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総合文化コース

2017年度

萩田 博 (HAGITA, Hiroshi)

卒論指導可能分野

ウルドゥー文学

ゼミ紹介

文学がある文化からほとばしりでる表出現象の一つだと考えれば、その研究対象は必然的に広範囲にわたることになります。私自身も文学という対象からはじまり、次第にこうした文化基盤への関心を深めるようになってきました。ウルドゥー語・ウルドゥー文学はインド・イスラーム文化という大きな文化的背景を持ち、インドの他の諸文化とも深く関わりを持ちながら発展してきました。このゼミではそうした大きな文化的枠組みを意識したうえで、様々な知見を深めてもらいたいと思っています。
来年度の講義ではインド・イスラーム文化を取り上げている訳書や論文を購読する予定です。分担を決めて発表してもらう形式で、要点を整理して発表するスキルを磨くとともに、インド・イスラーム文化に関する基礎的な事項をまんべんなく知ってもらいたいと考えています。
演習ではインド映画の脚本を取り上げたいと思っています。インドのボリウッド映画とウルドゥー文学というのは一見余り関わりのないように思えるかもしれませんが、実は独立以前から、そしてさらにさかのぼればラクナウにあったアワド藩王国の時代からの歴史的経緯を持っています。現代ウルドゥー作家・詩人の中で映画界に職を得ている人・いた人たちもかなりの数に上ります。この演習では講読を行うとともに、映画作品の鑑賞、映画界とウルドゥー作家・詩人の関わりの探求などを通じて、より深みのある読解を進める予定です。

卒論・卒業研究について

インド・イスラーム文化に関わる題材であれば、特に制限はありません。例えばスーフィー聖者、カッワーリー音楽、服装、料理など様々な対象を選ぶことが可能です。あるウルドゥー語作家や詩人を取り上げ、作家論や作品論を書いてもらうのも大いに結構です。いままでの卒論や卒研ではインド・パキスタンの映画におけるジェスチャーを対象にしたものや、ナーンやビリヤーニーについて考察し、現地での調査や撮影の結果をまとめ、さらには語彙集を作成するなど、意欲的で、ユニークなものもあります。このほか、これからウルドゥー語やインド・イスラーム文化を学ぶ人のためのテキスト製作も歓迎したいと思います。

受講上の注意などウルドゥー語かヒンディー語を知っているほうが望ましいと思いますが、インド・イスラーム文化に関心を持ち、意欲のある人であれば、特に制限はありません。
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last updated on: 2015-06-30