HOME > 学部・大学院 > ゼミ案内 > 総合文化コース

このページを印刷する

総合文化コース

2017年度

西岡 あかね (NISHIOKA, Akane)

卒論指導可能分野

ドイツ文学、比較文学

ゼミ紹介

本ゼミは、ドイツ語圏の文学・文化について研究を行い、卒業論文を執筆したい学生を対象としています。文学作品にとどまらず、芸術、文化・社会的現象も、様々なイメージやメッセージなどが織り込まれたテキストとみなすことが出来ますが、それらのテキストを読み解き、歴史的、あるいは現代的な文脈における新たな読みの可能性を提示するためには、人文学的な技術や知識が必要です。本ゼミでは、そうした知識や技術を得ることを目的とし、主に18世紀から20世紀におけるドイツ語圏の文学を取り上げます。ただし、文学作品が各時代の文化や社会的状況と密接に関係している点にも注意を払い、作品に沈潜している文化史的、思想史的な背景を洗い出すことで、できるだけ広い歴史的文脈の中でドイツ文学を読んでいきます。前期はゼミ参加者全員で文学テキスト解釈の練習と訓練を行い、後期は発表・議論を中心に、解釈の実践を行います。一年間の授業を通じて、文学テキストを読み、分析するための方法を習得してもらい、3年末には卒業論文のテーマを決定できるようにします。4年時の卒論ゼミでは、まず論文の書き方やテーマ設定の仕方、各種資料の検索方法などを学び、5月末ごろからは各自の研究報告とゼミ全体での討論を行い、論文の執筆を進めていきます。

卒論・卒業研究について

私の専門領域(表現主義とその前後の文学・芸術潮流)や授業で扱ってきたテーマに関係する対象の指導をメインに考えていますが、その他、人文学的なアプローチでドイツ語圏や日本の文学・芸術・文化を対象にしたり、あるいは日独の文化受容をテーマにすることも可能です。昨年度までの卒論では、E.T.A.ホフマンのメルヒェン論やエーリッヒ・ケストナーの『ファビアン』、ユーゲントシュティールの絵画、ブレヒトの演劇論、ワーグナーの楽劇など、文学・芸術作品を扱ったもののほかに、フリッツ・ラングの『メトロポリス』や戦後日本の戦争映画を扱った論文がありました。その他、比較文化論の領域では、日本の少女マンガに見るギムナジウムのイメージや日独のサッカー文化の差異、ドイツにおける和風調味料の受容などをテーマとしたものがありました。

受講上の注意などドイツ語を主専攻語としない学生でも、卒論指導や授業の受講は可能です。しかし、授業ではドイツ語のテキストを読むので、中級以上のドイツ語読解力があることを前提とします。また、本ゼミの受講を希望する者は、2年次後期にヨーロッパ文化概論B (ドイツ文学2)「ドイツ文学基礎」(水曜2限開講)を必ず履修して下さい。
​​​​​

last updated on: 2017-09-06