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ウズベク語の魅力

ロシア語(中央アジア地域)

グーリ・アミール廟 15c.初頭 サマルカンド

言語文化学部「ロシア語」で入学し、中央アジア地域に配属された学生は、2年次よりウズベク語を勉強します。(「ロシア語の魅力」については、こちら
中央アジアの国、ウズベキスタン共和国の国語であるウズベク語は、同国や周辺諸国におよそ2700万人以上の話し手がおり、中央アジア地域でも最大の言語です。ウズベク語は、中央アジアの他の多くの諸言語と同様に、トルコ語と同系統の関係にあります。日本語の「てにをは」と同様なものがあったり、語順の面でもウズベク語の文法構造は日本語とよく似ているので、日本人にとっては習得しやすい言語の一つであるといえるでしょう。
いわゆるシルクロードの途上に位置するウズベキスタンでは、古代より文明の十字路として四方からさまざまな文化を取り入れ、世界遺産にも指定されているサマルカンドやブハラ、ヒヴァなどの古都を中心に独自の文化が育まれてきました。そうした状況を反映し、ウズベク語はアラビア語やペルシア語起源の語彙を多く含み、さらにソ連時代以降はロシア語の語彙も取り入れながら表現力を豊かにしてきました。周辺のトルコ系諸語に比べ、文章語として比較的古い伝統を持っているということも特徴の一つです。
ウズベク語を学ぶことにより、中央アジアの悠久の歴史の中で生まれた多様な文化の重層と複合のさまを理解することができることでしょう。

1・2年次のカリキュラム

言語文化学部で「ロシア語(中央アジア地域)」に入学した学生は、1年次には、ロシア地域の学生と一緒に、地域言語Aとしてまずロシア語だけを学習します(週に5コマ)。ですので、1年次の時点では、ロシア語の学習環境はロシア地域の学生と違いはありません。しかし2年次からはロシア語の授業が週2コマとなり、さらに地域言語Bとして週3コマのウズベク語の授業が始まります。3年次は、ウズベク語だけを週に3コマ勉強します。このように地域言語が2言語で、3年次まで必修であることが特色です。2年次以降、ロシア語の授業数が減りますが、意欲のある学生は必修コマ数以上にロシア語の授業を受講することができるようカリキュラム上の配慮がなされています。 これは、中央アジアが、19世紀後半以降ロシア帝国とソ連の支配下にあり、各民族の言語と並んでロシア語が広く使用されてきたためです。現在でも、とくに都市部においては、民族語とロシア語のバイリンガルが当然の状況になっています。こうした状況をふまえ、本学では1・2年次にロシア語、2年次より民族語の代表としてウズベク語を必修で学びます。
また、ウズベキスタンだけでなく、中央アジア地域全体を対象として歴史、文化、社会、政治などについて総合的に学び、学生たちが各自の関心を持つテーマを見つけ、それを深く探求する力を身につけることを目標としています。

ウズベク語、および中央アジアの文化を学ぶ(3・4年次)

3年次からの専門科目は、中央アジア地域研究のための方法を学び、専門的な知識を深めることを目的とした授業です。それぞれのスタッフが各自の専門に応じたテーマで講義をおこない、さらにゼミではロシア語やウズベク語の文献を講読しながら、論理的な議論と論文執筆の方法を学ぶことになるでしょう。また、本学はウズベキスタンのタシケント国立東洋学大学と協定を結んでおり、3・4年次の時期には交換留学生として現地に留学するチャンスも用意されています。

ウズベク語、および中央アジアの文化についての卒業論文

2012年開設の「ロシア語(中央アジア地域)」では、まだ卒業論文の実績はありません。ロシア語やウズベク語の資料を駆使して、中央アジアに関するあらゆるテーマの卒業論文が執筆されることを期待しています。

卒業後の進路

まだ卒業生は出ていませんが、中央アジア諸国は石油、天然ガス、レアメタル等地下資源が豊富で、日本との通商関係も拡大傾向にあり、卒業生がこの分野で活躍することが期待されます。また、現在、日本政府は「中央アジア+日本」対話という外交方針の下、この地域との関係拡大に努めていますが、外務省やJICA等の官公庁でも中央アジアについて専門的な知識を持った人材が求められています。