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ポルトガル語の魅力

ポルトガル語ポルトガル語は、主にポルトガルとブラジルで話されている言語です。話者人口は合わせて約2億1千万人ですが、他に、約3500万人の人口を擁するポルトガル語圏アフリカ(カーボ・ベルデ、ギニア・ビサウ、サントメ・プリンシペ、アンゴラ、モザンビーク)などでも公用語とされています。これは、小国でありながらポルトガルが13世紀にはヨーロッパの中で最も早く国境を確定し、15世紀半ばからアフリカ、アジア、南アメリカに進出した結果です。日本が直接触れた最初の西洋語もポルトガル語でした。
現代世界におけるポルトガル語圏の重要性は、地域的広がりや話者人口だけでなく、政治・経済面についても言えます。とくに、2000年代に入ってからのブラジルの経済成長は目覚ましく、2011年の国内総生産はイギリスを抜いて世界第6位となりました。一方、アンゴラ、モサンビークの南部アフリカ2カ国は、石油・天然ガス、ボーキサイトなどの豊かな地下資源に恵まれ、世界各国の注目を浴びています。また、ブラジルはG20のリーダー的存在として、国際政治の分野でも発言力を増しています。
さらに、現在、日本国内には約25万人のブラジル人が住んでおり、国籍別では中国人、韓国人に次ぐ大きなコミュニティーを形成しています。そのため、日本国内でポルトガル語を使用する機会も増大してきました。

1・2年次のカリキュラム

言語文化学部「ポルトガル語」に入学した学生は、配属地域(西南ヨーロッパ、またはラテンアメリカ)を問わず、全員がポルトガル語の基礎から中級程度の文法、作文、会話の力をつけるための「地域言語A」を履修します。ただし、ポルトガル(およびアフリカ諸国)とブラジルでは、音声面や語彙の使用に関してかなり大きな違いがあるため、ネイティブの教師が担当する授業は、一部、地域ごとの授業が設けられています。また、「ポルトガル語」を学ぶ学生の対象地域は、西南ヨーロッパ2とラテンアメリカにまたがっていますので、地域基礎科目は広くイベリア半島と中南米をカバーする授業が設定されています。

ポルトガル語、およびポルトガル語圏の文化を学ぶ(3・4年次)

3・4年次の科目は、原則としてコースのカリキュラムの中で位置づけられており、必ずしも地域言語「ポルトガル語」との関連で設けられているわけではありませんが、ポルトガルやブラジルは、先住民や移民のコミュニティーを除けば、ほぼポルトガル語しか使われない単一言語社会ですので、文学研究を含め、地域社会の研究にはポルトガル語の読解力、場合によっては会話・聴き取り能力が必須です。言語情報コースでのポルトガル語研究はもとより、総合文化コースでのポルトガル語文学、ポルトガルやブラジルの歴史、文化、社会に関連する科目の大半は、2年生程度のポルトガル語修得を履修要件としています。

ポルトガル語、およびポルトガル語圏の文化についての卒業論文

「ポルトガル語の教材におけるシラバス」
「ポルトガルの地名と方言」
「ポルトガルの異端審問制と新キリスト教徒研究に関する諸問題」
「リスペクトルの文学と「女性が書く」意味について」
「ブラジルの口承文芸『リテラトゥーラ・デ・コルデル』」
「タルジーラとブラジルのモダニズム」
「ブラジルにおけるメディアと政治権力」
「環境都市クリチーバの都市交通」
「モザンビーク解放闘争における文化の役割」
「女性の戦争への参加がもたらした変化~モザンビーク共和国の女性史」

卒業後の進路

商社やメーカーなどのグローバル企業、マスメディア(国際局を含むNHK、その他民放テレビ・ラジオ局、新聞社、通信社)、官公庁(外務省、地方自治体、各国大使館)、教育職・研究職(中学・高校教師、大学教員や研究所の研究員)などの分野で、多くの卒業生が活躍しています。