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日本語の魅力

日本語

2012年度伊豆での新入生オリエンテーション合宿

「外国語大学で日本語を学ぶ! 留学生だけでなく日本人も!」、みなさんは「なぜ?」と思いますか、「もっともだ!」と思いますか? 小学校から「国語」という科目で日本語や日本文学を学んできましたね。本学ではその同じ対象を、世界の諸言語の一つとしての日本語、世界の文学の中における日本文学という観点で見つめ直します。日本語が生活言語として話されている地域はほぼ日本国内です。しかし世界の諸地域には様々な関心から日本語を学んでいる人がいます。ある調査によれば、126カ国・7地域に約300万人の日本語学習者がいるそうです。ですから、日本語を学ぶことは、世界の人々と直接間接に触れあうことにつながります。また、母語である日本語と諸言語との意外な相違点・共通点に気づくこともできます。たとえば、日本語は複数の文字(漢字・平仮名・片仮名・ローマ字)で書かれ、縦書き・横書きも自由です。ポスターや広告などではこの特徴を生かして、文字だけでも視覚的に豊かな表現をすることができます。他の言語ではどうなのでしょう。文字のことはまだまだほんの序の口、日本語の奥深さ・楽しさをもっともっとのぞいてみましょう。

1・2年次のカリキュラム

外国人学生と日本人学生とが対等の立場で共に学ぶこと。言語文化学部「日本語」の教育の最大の特色はそこにあると言えましょう。日本人学生にとっては、今までの均質な生徒たちからなる教室とは違い、年齢も国籍も、経験してきたことも考え方も大きく異なる仲間たちと机を並べることになります。外国人学生にとっては、特別扱いをされるお客様ではない立場で、教室の一員となることになります。いわば草の根の国際社会を構成する教室の中で、対等の立場で、しかもそれぞれの特性を生かしながら、外国語としての日本語を中心に、日本の文学や文化を学んでいきます。

日本語、および日本の文化を学ぶ(3・4年次)

1・2年次に体得した素養の上に立ち、言語学や文化論等の学術的方法論からの補強を図りながら、日本語学や日本語教育、日本の文学・思想・文化等に関する専門的な知識を深めていきます。言語・情報コースの「日本言語研究概論」「日本言語研究」、総合文化コースの「日本文化研究」などが挙げられます。講義形式の授業では最先端の知見を学び、演習形式の授業では教員の指導のもとで資料の分析や考察の方法を実践的に学びます。そうした訓練を経たうえで、4年次には、それぞれの専門分野に関する卒業論文・卒業研究に取り組みます。

日本語、および日本の文化についての卒業論文

「ドイツ語の純粋与格と日本語の対応表現について」
「フィンランド語における属格と接格・向格の統語的・意味的機能の類似について」
「文末の「し」の用法について」
「身体語彙を用いた表現の分類 ~日本語教育における慣用句の導入のために~」
「理由を表さない「から」について」
「変化他動詞の語彙的な意味 -共起する「結果の副詞」にみる語彙的アスペクト」
「安部公房『砂の女』── 登場人物の分析そして作家の個人的出来事を念頭においた作品解釈」
「永井荷風における幻想性 ──『アメリカ物語』を出発点として」
小説「唐辛子とホモフォビア」(卒業研究)
小説「もう一つの顔」(卒業研究)

卒業後の進路

日本人学生・外国人学生とも、多くが日本語教師を目指して入学してきますが、日本語・日本地域は決して日本語教師の養成課程ではありません。民間企業に勤める人、公務員になる人、国語教師・英語教師になる人など、進路は実に多様です。博士の学位を得て専門研究者として活躍する人も少なくありません。