言語文化学部

HOME > 学部・大学院 > 言語文化学部 > 言語・コース案内 : ヒンディー語

このページを印刷する

言語文化学部 > ヒンディー語

ヒンディー語の魅力

ヒンディー語インド共和国の連邦レベルでの公用語ヒンディー語は、話者人口でみれば世界第4位(統計規準の違いで順位が異なる場合もあります)に位置するメジャーな言語ですが、本専攻は日本の大学でこれを専門的に学ぶことのできる数少ない機関のひとつです。
ヒンディー語は、英語、ドイツ語、フランス語などとも起源を同じくするインド・ヨーロッパ語族に属する言語です。たとえば英語の単語nameはヒンディー語では「ナーム」など、語彙レベルで多くの類似が見出されます。使用するデーヴァナーガリーという文字だけだと、全く異質に見えるかもしれませんが、言語史的に見ると、多くのヨーロッパ諸言語やペルシア語などと系統を同じくしているのです。
また、インドに興った仏教の各種聖典が、主に中国を経由して日本にもたらされたことから、日本語の語彙のなかには古代インドのサンスクリット語に由来するものがかなりの数あります。たとえば「奈落」はサンスクリットのnarakaから来ており、ヒンディーでもnarakと発音して地獄の意味で使われています。これは文化伝承の痕跡というよりも、今まさに両文化の背後にあって鎹(かすがい)としてつなぎ止めてくれているものと言えましょう。

1・2年次のカリキュラム

言語文化学部「ヒンディー語」に入学した学生は、1、2年次には地域言語「ヒンディー語」と南インドに関する地域基礎科目をる履修します。ヒンディー語のほかに、インドの他の言語(ウルドゥー、ベンガル、マラヤ-ラムなど)を「地域言語C」として履修したり、古典のサンスクリット語も両学部共通で履修できる道が用意されています。2年次第2学期には、それまで履修した導入科目や概論科目を参考に言語文化学部の3つのコースのいずれかを選択します。

ヒンディー語、およびインドの文化を学ぶ(3・4年次)

修得した語学を生かしてインドの言語、思想、文化、歴史、社会などを古代から現代に至るまで、様々な言語で記された文献・資料を自ら読解しながら、広く深く学ぶことができます。たとえば、総合文化コースの「南アジア文化研究」の授業のひとつでは、インドの諸文化を起源・由来、変遷・変容、伝承、現況と歴史的に跡付けることが出来る資料を紹介しています。インドには生活万般にわたるノウハウを記した文献が膨大な量のこされているので、そうした文献史を紹介します。また、そうした文献記述に携わった人々はどういった立場にあって、どういった職能を果たしていたのかを考察しつつ、もろもろの文化の実態に迫ります。さらには、そうした歴史的考察を文学に特化した形でも行い、インド人の感性も追及してゆきます。

ヒンディー語、およびインドの文化についての卒業論文

「儀礼を中心としたインド文化における菓子」
「現代インド社会における邪視」
「インド古典文学の翻訳を考える―『ナラ王物語』を中心に―」
「フィジーにおけるヒンディー文学」
「神話のなかの魔」
「仏教文学おける乳」
「カメから探るインド世界―亀のシンボリズムを通して―」
「ヒンドゥーの神ガネーシャ」
「インドと日本の他界観および葬制」
「ル・コルビュジェにみるインド住宅建築」

卒業後の進路

総合商社、各種貿易会社を含む物流関係、自動車、電器、製薬、食品、マスコミ・出版など多様な方面に就職しています。また、本学および東京大学など他大学の大学院への進学者もほぼ毎年1-2名おります。