言語文化学部

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総合文化コース

コースの魅力

総合文化コース

われわれの住むこの世界の魅力とはなにでしょうか?なるほど自然や宇宙も魅力を持っています。しかし、われわれが日々感じる魅力は、その大半が人間社会が自然に働きかけてつくりあげた文化にあると言ってよいでしょう。子どもの頃聞いていた音楽をふと耳にしたときに感じる懐かしさ、テレビドラマを見ていてつい流す涙、古典を読んでいて感じる知的興奮と何かが新しくわかることの快楽、こうしたものは、文化がもたらしてくれる感動と呼んでよいでしょう。
総合文化コースは、人間の生みだした・生み出しつつある・生み出すであろう文化の広がりと深みを探究するコースです。
東外大言語文化学部の1つのコースである総合文化コースは、「言語は文化の鏡である」と考えます。母語ではない言語を学び、他者の文化を知ることで、自分を知ると同時に、地球上のさまざまな文化と文化の架け橋となることのできる人を送り出したいと望んでいます。

カリキュラム

カリキュラムは、一歩一歩階段を上がるように組まれています。
すなわち、1年生の1学期で学ぶ「学術リテラシー」、1年生の2学期で学ぶ「基礎演習」からはじまり、1年生の2学期と2年生の1学期で学ぶ総合文化コースの導入科目「総合文化研究入門」、そして2年生の2学期と3年生の1学期で学ぶ4種類の文化概論を経て、3年生4年生の専門的な科目に至ります。そのゴールは、4年間の大学での勉強の集大成として執筆する卒業論文(または卒業研究)です。
一歩一歩着実に歩んでもらえれば、入学時には予想しえなかった地点に自分が辿り着いていることを発見するでしょう。

導入科目

総合文化コースで学ぶ専門領域・専門分野へ、諸君を導入し、案内するための科目です。総合文化コースの教員がほぼ総出で導入・案内に力を注ぎます。
「総合文化研究入門A」は、10数名の教員がリレー講義の形式で、主に世界の多くの地域の生活文化を紹介し、解説します。
「総合文化研究入門B」は、同じく10数名の教員のリレー講義の形式で、世界のさまざまな表象文化を紹介し、読み解きます。

概論科目

総合文化コースで学ぶ専門分野・専門領域の、基本的な原理や基本的な考え方・見方をサーベイするための科目です。
第一には地域文化に関わる「地域文化概論」(「ヨーロッパ・アメリカ文化概論」と「アジア・アフリカ文化概論」の2つからなります)、第二には学問分野の基本的見方に関わる「文化・文学概論」「思想文化概論」「人間科学概論」の2種類からなります。
この2種類の概論科目を上手に組み合わせて履修することで、各自が専門的に学ぶ文化研究の基本的な考え方・見方を身に付けます。

選択科目と演習・卒業論文演習

3年次以降に履修する選択科目は、概論科目と同様、各地域の文化研究と地域を超えた文化研究の二本柱から成り立っています。前者は「ヨーロッパ文化研究」「アメリカ文化研究」「日本文化研究」「東アジア文化研究」「中央アジア文化研究」「東南アジア文化研究」「南アジア文化研究」「西アジア・北アフリカ文化研究」「オセアニア文化研究」、後者は「文化・文学研究」「思想文化研究」「人間科学研究」といった科目群があります。演習と卒業論文演習は、各地域の文化研究または地域を超えた文化研究の中から選択必修し、卒論執筆へとつなげます。

卒業論文

文学・美術・映画・音楽など、人間の表現活動のあらわれや、それを支える思想や宗教、さらには文化人類学や心理学などの学問の方法論という縦糸と、世界各地域の文化という横糸を、絡ませたり編んだり織り上げたりしながら、卒論を執筆したり、卒業研究を制作することができます。具体的には、文学作品や作家、ことばと音楽、文学と絵画、書道芸術、思想、宗教、映画、建築、舞踊、風俗習慣等の研究が挙げられます。
現実に執筆される卒業論文(卒業研究)は、文化の多様性に応じて、きわめて多様です。

卒業後の進路

このコースを選択した卒業生は、高い言語運用能力を礎としつつ、人間の精神的な営みについて深く学び、豊かな教養とリアルな人間的想像力を養うことにより、「文化」と「文化」の媒介者となりうる資質を存分に生かせるのが特徴といえます。具体的には、マスコミ、商社、金融、IT関連、翻訳家、教育・研究機関等、実に多岐にわたる分野で活躍し、社会のニーズに応えています。卒論で扱った研究をさらに深めるために大学院に進学する人もいます。