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国際社会学部 > 東南アジア第1地域

東南アジア第1地域の魅力

東南アジア第1地域 東南アジアは、大陸部と島嶼部に大きく分けることができます。東南アジア第1地域が対象とするのは、島嶼部と呼ばれる6カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、東ティモール)です。海の世界である東南アジア島嶼部は、古来よりさまざまな人やモノが行き交う十字路でした。その過程で、「アジアの縮図」ともいえる、多様な文化が混じり合いつつ共存する多彩で魅力的な地域が形成されてきたのです。東南アジア島嶼部世界には、「多様性の中のゆるやかなつながり」や「柔軟で開放的なネットワーク」のような、現代の我々に求められる価値観やシステムのヒントが詰まっています。こうした地域の個性は、近代化、経済発展、民主化などのダイナミックな変化の中で失われるどころか、むしろ生き生きと発揮されているようです。
ダイナミックに変貌しつつあり、日本にとってますます重要性を高めている東南アジア。その歴史、社会、政治、経済の理解を深めることは日本にとって喫緊の課題であるとともに、東南アジアはさまざまな知的関心を掻き立てられる対象でもあります。

カリキュラムと開講科目の特色

東南アジア第1地域を学ぶにあたり、1・2年次には、入学時に選択したいずれかの言語を集中的に学びます。

1年次必修の「地域基礎科目」では、地域基礎Ⅰで東南アジア全域における言語、文学・文化、歴史、社会、宗教、政治、経済について広く基礎的な知識を学びます(半期)。地域基礎Ⅱではそれぞれの地域言語の国の事情について通年で学んでいきます。

地域社会研究コースの場合、1年次後期からの「導入科目」では、地域研究の入門授業となる地域社会研究入門があります。また2年次後期からの「概論科目」では、地域社会研究概論があり、歴史的な方法を学ぶ授業と社会科学分野のフィールドワークなどの研究方法を学ぶ授業があります。東南アジア地域を担当する教員もこれらの授業のリレー講義を分担し、東南アジア研究の事例を紹介していきます。
3年次以降の「選択科目」としては、東南アジア地域研究があります。「地域基礎科目」で学んだ基礎的知識と「導入科目」、「概論科目」で学んだ方法論を踏まえて、東南アジアの歴史、社会、政治、経済等についてより突っ込んだ研究をしていきます。「専門演習」や「卒業論文演習」では、ゼミ生間および教員との間の活発な議論を通して、研究テーマを深めていきます。ゼミでの研究テーマとしては、東南アジアの考古学、東南アジアのナショナリズムの歴史と国民国家論、東南アジアのエスニシティー・宗教と政治、東南アジアの経済開発・通商問題などが考えられます。
本学の国際社会学部の特徴は学生が多様な地域言語を修得していることです。その利点を活かして、地域言語によるフィールドワークの成果や地域言語資料を駆使した卒業論文に結実することができれば望ましいと思います。
なお、ASEANの諸会議では英語が使用言語となっているのが普通です。いわば東南アジア地域の共通語ともいえる英語と各地域言語の両方が使えると活躍の場はおおいに広がりますので、両方の修得に努めてください。
専攻する地域言語の国・地域に関心をもっていただくのは当然ですが、他の東南アジア地域にも関心を広げ、それらの授業にも積極的に履修していただければと思います。