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国際社会学部 > オセアニア地域

オセアニア地域の魅力

オセアニア地域オセアニアは、オーストラリア大陸を含め、太平洋に点在する島々からなる地域を指し、オーストラリア、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシアの4つに区分されます。オーストラリアとメラネシアの一部に人類が移住したのは今から約5万年前のことですが、数千年前に東南アジアからオーストロネシア系の人々がメラネシア、ミクロネシア、ポリネシアの島々に移住するまで、太平洋の島々はほとんどが無人島でした。この地域が「世界史」(西洋史)に登場するのは大航海時代にヨーロッパに「発見」されて以降のことです。その後、オセアニアの島々は次々に欧米諸国(一時期には日本)に植民地化されていき、コモンウェルスに加盟したオーストラリアとニュージーランド、アメリカ合衆国の一部となったハワイを除けば、太平洋の島々が政治的独立を達成するのは第二次大戦以降のことです。オーストラリアのような大国もあれば、ツバルやナウルのように人口が1万人以下で経済的自立が困難な島国も存在して、各国の統治形態は様々です。もともと言語的・文化的多様性に富んだオセアニア世界に、植民者の持ち込んだ言語と文化が加わり、植民地体制が継続するなか、その多様性はさらに拡大していることがオセアニア地域を学ぶ上で注目すべき点と言えるでしょう。

カリキュラムと開講科目の特色

オセアニア地域を学ぶにあたり、1・2年次には、週に5コマを使って高度な英語を学びます。

「地域基礎」では、オセアニア全体の地理、言語、歴史、政治、経済、民族、芸術などについて概観した後、オーストラリアの社会と文化を中心にして、この地域の基本的な特質を理解します。英国の植民地国家であったオーストラリアは1901年に独立するものの、英国の強い影響下にあり、移民国家でありつつ長らく白豪主義(白人最優先主義とそれにもとづく非白人への排除政策)を採ってきました。しかし東南欧ヨーロッパ諸国、中東、アジアからの移民が急増した70年代には政策転換し、現代社会において望まれる社会のあり方の一つと考えられるマルチカルチュラリズム(多文化主義)を国策とし、大きな社会変革を遂げることになります。こうしたオーストラリアの社会や文化の特質を日本との関わりのなかで理解していきます。

このほか、1・2年次にはコース共通、および「地域社会研究コース」「現代世界論コース」「国際関係コース」の導入科目や概論科目を受講し、3年次以後のコース選択につなげていきます。3年次以後は「地域社会研究コース」「現代世界論コース」「国際関係コース」のコースのいずれかに進学し、それぞれのコースの専門科目のなかでオセアニア地域の歴史や社会、政治、経済を学ぶことができます。
なお、この地域では現地語を含め、入植者の言語およびその言語の移入にともなって生まれたピジン語など、多様な言語が使われていますが、ヨーロッパ言語としては、英国と米国による植民地支配が大きな影響を与えたために、英語が主要な言語となっています(フランス語が使われている地域も一部あります)。英語や米語とも異なる来歴を持つオセアニア地域の「英語」ですが、その地域史とあわせて学ぶことで、オセアニア地域の独自性や魅力を発見できるはずです。