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国際社会学部 > 中央ヨーロッパ地域

中央ヨーロッパ地域の魅力

中央ヨーロッパ地域「中央ヨーロッパ」とは、ここでは、ドイツ、オーストリア、ポーランド、チェコなどを中心とする地域のことを指します。しかし、歴史的に見ると、この地域はおよそ、神聖ローマ帝国の領域、ウクライナのステップまで広がる旧ポーランド王国、バルト海周辺に至るプロイセン王国、そしてハンガリー王国の歴史的領域に広がっています。この世界は、いくつもの言語文化や宗派が混淆し、文化的にいくえもの層が重なりあいながら、一つの全体をなしており、その多様性が「中央ヨーロッパ」をつくりあげています。その「魔力」を知ることは、ヨーロッパの文化・文明を知る手がかりになるはずです。
20世紀の戦争の結果、国境線が引き直され、住民が強制移住や大量殺戮によって入れ替わり、東西大国の勢力圏に組み込まれたことで、冷戦期には、歴史的に形成された「中央ヨーロッパ」は消滅してしまったかのようでした。しかし、21世紀を迎えた今日、数々の国境線によって分断された地域から、「中央ヨーロッパ」はゆっくりとよみがえりつつあります。そして、EU統合がもたらすダイナミックな変化をもっとも必要とし、かつその原動力になっているのが、「中央ヨーロッパ」なのです。この地域を学ぶことは、歴史に根差して未来を学ぶことにほかなりません。

カリキュラムと開講科目の特色

この地域に関する開講科目の特色は何よりも、ドイツ、オーストリア、ポーランド、チェコなどを中心としつつも、より広域的な「中央ヨーロッパ」世界を視野に入れて、中世から近現代、そして現在にまで及ぶこの地域の言語・文化・歴史・社会、あるいは政治・経済について理解し、地域としての特質を把握することができるようになっていることです。
その一歩として、1・2年次には、それぞれが入学時に選択したドイツ語、ポーランド語、チェコ語という地域言語を学びます。初歩から文法・会話・講読などが配置されていますので、まずはしっかり学んでください。それぞれの地域から地域について学ぶには、それが早道だからですし、それこそが本学の真骨頂だからです。また、すでにある程度、地域言語を学んだことのある場合には、それに応じた履修授業を指示しますので、心配ありません。

1・2年次には、地域基礎も必修です。ドイツ(ヨーロッパ)の中世・近世史、ドイツ、チェコ、ポーランドの相互関係史、ドイツ語圏の文学・文化史、近現代ドイツ・中欧地域研究といったカリキュラムが組まれており、これらを通じてヨーロッパあるいは世界の中での「中央ヨーロッパ」について基礎的・総合的な知識を得ることができます。

そして3年次以後は、「地域社会研究コース」「現代世界論コース」「国際関係コース」のいずれかに進学します。特に「地域社会研究コース」の「ヨーロッパ地域研究」では、中央ヨーロッパ地域について深く学ぶことができます。