学部探訪 ~動画・手記ライブラリー~

私のキャンパスライフ

藤田玲音さん 右端
  • 藤田 玲音さん
    北西ヨーロッパ/英語
    地域社会研究コース
    伊東ゼミ・3年生(2021年時点)

ボランティアで日常に溢れる有難さを次へ繋ぐ

大学1年の夏休み、私は、インドネシアのジョグジャカルタに行き、住宅支援のボランティア活動に参加しました。2 週間をかけて現地の大工さんと協力しながら小さな村に一軒家を 2 棟建てました。初めての発展途上国、ボランティアの現場。慣れない異文化での生活の中で、日本での「当たり前」を再認識しながら、私がこれまで見てきた世界がいかに狭いものだったか深く考えました。皆さんは、台風のニュースを見て何を思うでしょうか?安くて美味しいチョコレートを食べて何を感じますか?身近な友人や家族にも、皆さんが意識していない(しようとしていない)世界にも誰かの助けを必要としている人は必ずいます。私たちは、周りからの恩恵を受けて初めて生きていける存在だからです。何かが「無い」ことにはすぐに気付けますが、何かが「有る」ことにはなかなか気が付けないのが私たちです。日常に溢れる有り難い物事を次へと繋げていくこと(Pay forward)がボランティアの本質だと思っています。

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  • 伊藤 成美さん
    東南アジア/カンボジア語
    地域社会研究コース
    菊池ゼミ・3年生(2021年時点)

留学先で大学で学んだ知識を深める

私はカンボジアの王立プノンペン大学に 9 か月間の派遣留学をしています。授業はオンライン授業ですが、現地に渡航しホームステイをしながら授業を受けています。新型コロナの影響で渡航が一年遅れ、昨年は日本で留学先大学のオンライン授業を一学期間受けていました。現地に渡航できてもオンライン授業が続くのは残念でしたが、現地の生活を体験できたり、日本に留学に来ていた友人と再会できたり、日本にいてはできないことがたくさんありました。今まで学んできたカンボジアの文化や社会についての知識を実際の様子と照らし合わせることで理解を深めることができます。また、普段の会話の中でうまく通じなかったり聞き取れなかったりして大変なこともありますが、そこから学ぶことが多く、カンボジア語の運用能力が上がっていると思います。留学では、大学の勉強以外の普段の生活の中で学ぶことがたくさんあります。コロナ禍でも現地に渡航できたことに感謝して、残りの留学生活でたくさんのことを吸収できるようにしたいです。

高木紀実さん 左端

  • 高木 紀実さん
    東南アジア/タイ語
    国際関係コース
    内山ゼミ・3年生(2021年時点)

外実で外語祭の魅力をより濃く感じる

私は第 97 回~第 99 回外語祭実行委員会に所属していました。簡単ではありますが、外語祭実行委員会について紹介させていただきます。外語祭実行委員会は通称「外実」と呼ばれ、企画・準備・運営・片付けなど、日本 No. 1の学祭に選ばれたことがある外大の伝統的な行事『外語祭』を支え、創り上げる団体です。7 つの局に分かれ、さまざまな業務を分担して行います。私は「企画局」に所属し、実行委員会企画の準備・運営を主に行っていました。他にも、外語祭の広報を担当する局、料理店・語劇の運営を支える局などがあり、自分のやりたいことと局との相性によって所属が決まります。外語祭の開催・成功という大きな目標向かって全員で試行錯誤しながら全力で活動しています。

今年度、外語祭は第 100 回を迎える節目の年です。語科、サークル・部活、ゼミなど様々な形で外語祭に関わる機会があると思います。今年も素敵なお祭りになるよう、ぜひ皆さんで大いに盛り上げてください。そして、外語祭や外実に少しでも興味を持ってもらえているなら、外実に入って外語祭を支え、創り上げてみませんか。より濃く外語祭の魅力を感じることができると思います!

金澤鼓さん 左

  • 金澤 鼓さん
    中央ヨーロッパ/チェコ語
    地域社会研究コース
    現代世界論コース所属予定・2年生(2021年時点)

学生取材班で人々の語りを聞き、伝えることの魅力を知る

大学では講義や部活・サークル活動以外にも、新しいことに挑戦できる機会が多くあります。私は、昨年度、大学広報学生取材班に所属し、留学生を含め外大生に、ふるさとの思い出や母国の民族衣装を紹介してもらうという企画に携わりました。インタビュアー・ライターの仕事は初めてでしたので、常に試行錯誤の連続でした。例えば、記事執筆の際には、読者に興味をもってもらうためにはどうすればよいのか、読者の視点に立って記事の構成を考える難しさを痛感しました。ただ、その分、学生取材班での活動は非常にやりがいのある楽しいものでした。特に、インタビューを通して、その人しか語ることができないストーリーを直に聞くことができるという点に心惹かれました。学生が主体となり、企画立案から記事完成まで一連の過程を創っていくというのは、とても貴重な経験でした。大学生活を送る中で、皆さんには、学生取材班に限らず、様々なチャンスを自ら掴んでいくという姿勢をぜひ大事にしてほしいと思います。

張瀛さん 左

  • 張 瀛さん
    東南アジア/ラオス語
    地域社会研究コース
    菊池ゼミ・3年生(2021年時点)

「TUFS 多文化共生自主企画」で大学の学びを学外で活かす

私は、同じ国際社会学部ラオス語科の仲間と、「TUFS 多文化共生自主企画」に参加して、ラオス料理スタンプラリーを企画しました。きっかけは、9 か月前。TUFS 多文化共生自主企画の公募を見たメンバー同士が誘い合い、「コロナの影響を受けた飲食店を救えないか?」「ラオスについてみんなに知ってほしい!」そんな思いから、ラオス料理スタンプラリーが実現しました。都内のラオス料理店を回ってスタンプを集め、すべて達成すると景品がもらえるというもので、最終的には 21 名の方がスタンプラリーを達成してくれました。また同時にオンラインイベントも開催し、ラオス料理を生配信で作ったり、ラオス語クイズをして、「ラオスについて初めて知った」「楽しかった」といった声を多く頂きました。活動を終えた今、大学生活で学んだことを学外で生かす良い経験になったと感じています。大学生活は、勉強だけでなくサークルやバイト、ボランティアやインターン、留学など、本当に何でも自由に挑戦できる貴重な時間です。

私の進路

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  • 藤巻 まりなさん
    西南ヨーロッパ/フランス語
    現代世界論コース
    真島ゼミ・4年生(2021年度卒)

就職先:外務省(専門職)

私は今春より外務省に勤めることとなりましたが、入省を目指したきっかけとしては、留学先のフランスでの人々との出会いやパンデミックの経験に触発されたこと、そして大学での学びを活かしたいと考えたことが挙げられるかと思います。学生として時間を過ごすなかで、自分という存在の不確かさを感じ、やりたいことも分からずもがくうちに、身に着けた語学力や世界と向き合う姿勢をツールとして働きたいとの思いが徐々に明確になりました。この場を借りて、外交官になりたいと考える方にもそうでない方にもお伝えしたいのは、大学では様々な分野の学問にふれることが大切であるということです。私自身、学び得た種々の知識・経験が、己の人間性を豊かなものにしてくれたと感じています。始めはとっつきにくいと感じる分野があったとしても、色々なことを吸収していく過程で、興味や関心は次々にアップデートされます。是非、その都度の直感に素直に従ってみて下さい。必ずしも就職先を見据えて選択肢を限定する必要はありませんし、どんな道を選ぼうとも全てが財産となるような学びが、この国際社会学部には詰まっています。本学で学ばれる皆様にとって、大学生活が実りあるものになることを願っております。

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  • 小山 菜生さん
    ロシア/ロシア語
    現代世界論コース
    真島ゼミ・4年生(2021年度卒)

就職先:NHK(ディレクター、全国職員)

私の大学生活は、未知のものに飛びこみ続け、楽しみつくしたものでした。その先々の文化や街にふれたことで、地に足つけて生きる、世界中の人々に出遭い続けたい、その姿を描きたい、そして誰かに伝えたいと思ったことが NHKのディレクターを目指したきっかけです。是非、好奇心に突き動かされてください。私は、新歓での先輩の踊りに強く惹かれ、入部したベリーダンス部で、初めて身体や空間に向き合いました。留学は、0 から自分で切り開く留学がしたくて、ロシアの片田舎にしました。現地の学祭の、完全にアウェイな場でベリーダンスを一人で踊り、大きな歓声をもらったのは一番の思い出です。ゼミは、一年生の時に一番衝撃を受けた授業の教授のところへ飛びこみました。そして、留学先で出遭ってしまったテーマについて、ゼミ論と卒論を書きました。 これからの出会いがあなたを形づくります。そして幸運なことに、外大には、面白い人たちがたくさんいます。あなたの興味が尽きることはないでしょう。そしてきっと、信じられないほどにまで、自分をゆだねてしまえる人たちでしょう。鼓動に素直に、世界を踊ってください。そして、言葉を、語りを意識してください。そうすれば、外大のその先も切りひらけるはずです。

藤田梨花さん 右端

  • 藤田 梨花さん
    東アジア/中国語
    地域社会研究コース
    倉田ゼミ・4 年生(2021年度卒)

就職先:オーデリック株式会社(情報システム)

私が未経験でありながら情報システムの仕事を目指したのは、社会に出て新たなことに挑戦してみたいと思ったからです。私は部活動で男子サッカー部のマネージャーとして選手のサポートやチームの運営に尽力しました。マネジメント経験も運動経験もない自分にマネージャーの仕事が務まるか不安でしたが、最後の学生時代に新しいことを始めたい、何かに本気で取り組みたいという思いで活動を始めました。大変なこともありましたが、チームの成長を近くで感じることができ、とてもやりがいがありました。マネージャーとしてチームを支えた経験から、自分が主体となって何かを成し遂げるよりも誰かをサポートする仕事がしたいと思うようになり、企業を根底から支える情報システムという仕事に魅力を感じました。未経験である上にこれまで大学で専攻してきたこととは違う分野に進むことに迷いはありましたが、部活動を始めたときのように新しいことに挑戦することが自分にとってもプラスになると思い、情報システムの仕事に就くことを決めました。大学は、勉強、サークル活動、アルバイト、インターンなど、新しいことにチャレンジする機会であふれています。いろんな経験をして、自分の視野を広げてください。

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  • 中野 智仁さん
    オセアニア/英語
    国際関係コース
    中山裕美ゼミ・4 年生(2021 年度卒)

進学先:一橋大学大学院

私が進路を大学院一本に絞ったのは大学 4 年の春でしたが、その決心をもたらした「種」は、大学生活のあちこちに散らばっているように思います。その「種」とは、学びを通して生じる「なぜ」です。私は大学院では、先住民族の権利を保障する国際制度や規範の形成過程について研究する予定ですが、このテーマは、大学 4 年間の学び(授業や読書、講演、旅行、留学など)を通して生じた疑問の集大成であり、それを解決せずに職には就けないと考えて進学を決めました。大学入学時には院進など考えもしなかった私ですが、学びを深めるほど様々な「なぜ」が浮かび、こうした「なぜ」が新たな学びを後押ししてくれたのです。これから大学生活をスタートさせる皆様、あまりに凡庸な表現ですが、得手不得手かかわらず、そして知らないことにも色々手を出してみてください。最初は気乗りしなくとも、探究すれば案外面白さは見つかります。こうした幅広い学びの中で生まれる「なぜ」 は、新たな学びの原動力となり、皆様の卒論や進路選択の軸となって生きてくるはずです。

教員からのメッセージ

  • 松隈 潤先生
    国際関係コース

「みんなちがって、みんないい。」

私は 2009 年に本学に着任いたしましたので、14 回、新入生をお迎えしたことになります。それ以前の 17 年間は私立大学におりましたので、合計で 30 回ほど卒業式や入学式に出席したことになるのだろうと思います。皆さんの先輩たちに再会したり、嬉しい連絡をいただいたりする機会も増えました。

難民問題に関心を有していた学生がいました。大学院に進学し、国際機関インターンシップを体験して、難民支援活動を行っている NGO に就職しました。その後、国連職員になったと聞きました。安全保障の問題に関心を有していた学生がいました。防衛省に入省し、研修でオランダに留学するということで、推薦状を書きました。ドイツ語を一生懸命、勉強していた学生がいました。外務省に入省し、ミュンヘンの総領事館勤務の後、タンザニアの大使館に赴任すると聞きました。青年海外協力隊でザンビアに派遣され、水泳の指導員として活躍した学生がいました。アフリカとの関係は続き、今も JICA 等で国際協力に従事していると聞きました。

金子みすゞの詩の中にある「みんなちがって、みんないい。」という言葉を思い起こしています。

  • 青木 雅浩先生
    地域社会研究コース(ゼミ担当学部長補佐)

大学の学びの中心にあるゼミでの経験は、社会で大いに役立つ

私は、国際社会学部でゼミ関連の業務を担当しています。みなさんは、2 年次でゼミ・コースを選び、3 年次以降、選択したゼミ・コースに所属して卒業研究を行うことになります。ゼミは、「この問題は、なんでこうなっているんだろう?」というみなさん自身の探求心から出発し、それを研究へと具体化していく場です。ゼミでの学びは、みなさん個々人の主体性に基づくものではありますが、1 人きりで行うものでは決してありません。研究の同志であるゼミの仲間たちとの交流や、世界各地域の専門家である教員の指導によって自分の研究を磨いていくことになります。大学の学びの中心にあるゼミでの経験は、本学卒業後にみなさんが社会で活躍する際に大いに役立つものです。2 年次のゼミ・コース選択、3 年次以降のゼミの活動に関するみなさんの相談に応じ、みなさんの学びのお手伝いをするのが、私の役目です。

  • 福嶋 千穂先生
    地域社会研究コース(学生担当学部長補佐)

困ったときに、臆さずに訪れて

新型コロナ・ウィルス感染症の拡がりによって、物事を予定通りに進めることがこれまでになく困難な状況です。多くの外大生にとって当たり前になっていた留学が、また目指す業界への就職が、かなわないこともあるでしょう。理想の大学生活を奪われた喪失感は埋めがたいかもしれません。かといって過剰に悲観しないでください。夢や目標を持つことは大切ですが、「こうあらねばらない」と固執することは自分を不自由にします。うまくいかなかったとしてもそれまでの努力が無に帰すことはありませんし、そもそも、思い描いていた未来は無限にある可能性のひとつにすぎません。想定外の事態に対処する中で新しい着想を得たり、それまで眼中になかった方面に思いがけない突破口を見出したり、ポジティブな変化があるかもしれません。立ちはだかる問題にどう対処すればよいかわからないときには、一人で抱え込まないことです。家族、友人、ゼミ仲間や先生がたに話してみましょう。さらに学内には専門的見地からサポートを提供する体制があります(学生相談室、アカデミック・サポート・センター、グローバル・キャリア・センター等)。困ったときに、臆さずに訪れてはいかがですか?

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