言語研究及び言語文化研究が多様に発展している現在，本専攻は，世界の諸言語に習熟しつつ，それぞれの言語及び言語文化を深くかつ幅広く研究できるところに大きな特徴があります。 言語文化専攻には，言語・情報学コースと文学・文化学コースの２コースがあります。いずれのコースも東京外国語大学における言語研究および言語文化研究の長い蓄積を活かし，多言語化，多文化化へと著しい変貌をとげる今日の地球化時代に対する優れた理解力を養うことをめざします。 本専攻では修士論文の執筆を重視します。論文執筆を通じてこれまで広く学んできたことを一つの具体的なテーマに絞って自らリサーチすることにより，断片的であった諸知識が体系化されてゆくでしょう。２年次における指導教員による専門特殊研究（修士論文執筆指導）では，問題意識のもち方からリサーチの方法までを綿密に指導します。 研究を遂行するために十分な語学力と，世界諸地域の言語・文化についての深い関心を持ち，さらには学際的・分野横断的な研究をおこないうる柔軟な基礎知識をそなえた学生，社会人の入学を期待しています。