大学院地域文化研究科博士後期課程

言語教育学講座

平成17年度より（東京外国語大学）大学院地域文化研究科博士後期課程に「言語教育学講座」が新設され、学生は、博士後期課程において、「言語教育学」を専攻することができるようになりました。

本学言語教育学講座の目的

本講座は、日本語教育学と英語教育学を核に、「言語教育学」というより広い観点から、言語教育学の研究・実践をしていくとともに、この新しい分野の先端的研究・教育のパイオニアとして、国内外で指導的役割を担える人材を養成することを目的としています。

言語教育学とは？

広い意味での「言語教育学」とは、対象とする言語を問わず、語用論、社会言語学、第二言語習得論、異文化間コミュニケーション論、対人コミュニケーション論、学習心理学、バイリンガリズム、クラスルーム・リサーチ、自律学習、テスト論、教育工学などを、言語教育の視点によって有機的に関連づける学問分野と位置づけられます。

本言語教育学講座の特色

言語教育学の視点を持って、上記の分野に関する先端的研究を進めたい方はもちろん、言語教育の現場での教育経験から得られた知見を体系化し新たな観点から研究を展開したい方、実践的な日本語教育・英語教育のあり方を体系的に考えたい方、学位取得後、母国での日本語教育学・英語教育学の発展、及び、教育実践に貢献したい留学生、また、大学の教員や社会人、中高及び各種学校の教員など、多様な興味と目的を持つ方々を積極的に受入れ、高度な専門教育を行います。

本学ならではの多言語・多文化環境における学びと挑戦の場を提供することによって、 地球的視点で、言語教育学の先端的研究・教育を実践できる日本語教育学・英語教育学の指導者を養成することを目指しているのが、本学言語教育学講座の特色と言えます。