平成17年度の活動報告

言語教育学臨地研究


大学院生自身の研究計画力・研究遂行能力を高め、幅広い視野を修得させるために、平成18年度より『言語教育学臨地研究』を開設します。 その事前準備のために、本学教員、および、大学院生が、本学の協定校を中心とする世界各国の言語教育機関の調査・視察を行いました。
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研究部会の活動報告


①自然会話教材開発研究部会
コーディネーター: 宇佐美 まゆみ
自然会話教材開発研究部会では、語学教材として創作されたスキットや一般的なドラマではなく、日常におけ る様々な場面のいわゆる自然な会話を言語教育の教材として活用することを目的として、多言語における会話 データの収集、分析、教材の試作、教授項目の策定 など、基礎的、及び、実用的な教材開発の為の研究を行 いました。
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②言語テスト開発研究部会
コーディネーター: 根岸 雅史
言語テストの開発、および言語テストデータの収集・分析、それに基づく言語テストの改善を行う研究部会を行いました。
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③言語教育のための対照言語学研究部会
コーディネーター: 望月 圭子
日本語・英語・中国語の文法について、対照コーパスおよび誤用例を収集し、
   1) 動詞の自他および受動文・使役文
   2) 複合動詞
   3) 格、前置詞の対応
  について、対照分析を行い、日本語教育・英語教育・中国語教育における
  効果的な文法教育を提案する研究活動を行いました。
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④言語教育研究法研究部会
コーディネーター: 海野 多枝
言語教育や第二言語習得における研究課題を調査する際に用いられる方法論に焦点を当てます。第二言語習得・教育の特定領域を調査する上で従来主に用いられてきた手法のまとめ、各種データ収集法・分析法の特徴の整理、新た手法の可能性など、研究方法論に関するトピックを取り上げ、具体的研究事例を通して検討しました。
 
 
⑤CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)研究部会
コーディネーター: 富盛 伸夫
理念的枠組みと各国ごとの取り組み、言語教育政策の運用と現場とのギャップ、成果の評価、拡大EU諸国での非印欧言語話者対象の教育プログラム研究などについて、当大学ならではの広汎かつ徹底した調査を行う研究部会を行いました。
 
 
⑥サマースクール体系化研究部会
コーディネーター: 黒澤 直俊、在間 進
言語教育に関する開発・研究などの成果を実践の場で応用し、評価するために、毎年開催されてきた、院生中心の「サマープログラム」を、企画から実践の段階まで積極的に支援しました。
 


言語教育学講演会


世界各国の研究者による言語教育 、及び、言語教育学に関する講演会を開催しました。
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TUFS言語教育学論集創刊

 

平成17年度研究拠点形成費等補助金