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在日外国人児童生徒への学習支援活動
この取組は、本学の学生が大学で学んでいる各国の言語や文化に関する知識を生かしながら、日本で暮らしている外国人児童生徒に対して行なっている学習支援ボランティア活動を、大学としてバックアップすると同時に、これを教育の一環としてとらえ、ますます多文化化しつつある現代の求める人材を養成しようとするものです。
現在、日本には総人口の約1.5%に相当する数の外国人が暮らしています。その多くが外国人就労者と呼ばれる人たちで、最近は彼らの定住化が進行しています。それに伴い、異なった言語や文化背景を持つ外国人と地域社会との間にはさまざまな摩擦や問題が生じるようになっています。そのひとつが外国人児童生徒の教育問題です。日本語がわからず授業についていけなかったり、文化や習慣の違いからいじめの対象となったりするために孤立や不登校に追い込まれる外国人児童生徒が少なくないのです。これらの児童生徒の中には非行に走り、犯罪に巻き込まれてしまうケースもあります。
こうした状況を改善するために、大学で学んでいる言語や文化を生かして、何か力になりたいと昨年始まったのが学生たちの学習支援ボランティアでした。学生が実際に小学校に出向いて、授業に一緒に出てわからないところを解説したり、学校と保護者のコミュニケーションの仲立ちをしたりするといった活動です。
このたび現代的教育ニーズ取組支援プログラムで採択された取組は、「多文化コミュニティ教育支援室」を学内に立ち上げ、こうした活動を支援していくと同時に、これを通して多文化社会に対応した人材の養成を図ろうとするものです。
支援室の活動には次の4本の柱があります。
- 学生ボランティア活動のフォローアップ
活動に関する相談窓口を設け、活動を進める上で生じる問題に対処し、活動に必要な経費を支給します。また、広報活動も行います。
- 教育研修プログラムの実施
より質の高い活動を提供できるように、ボランティア活動に必要な知識や技能を修得するための研修教育を行ないます。このプログラムを受講し、実際の活動にも参加した人には学長より認定証が授与されます。
- 国際理解を深めるための、学校・地域における各種講座の企画と実施
外国人の児童生徒の問題は多くの場合、地域社会の無理解によって引き起こされます。これを防ぐために、地域社会において国際理解を深めるためのさまざまな講座を開講します。
- 調査研究
ニーズ調査や先駆的取組調査を行ない、活動地域の拡張と手法の改善を図ります。
さまざまな言語や文化を持つ人々が共存する現代、生き生きとした皆にとって住みやすい地域社会を作っていくためには、さまざまな文化を受け入れ、互いに学びあっていく姿勢が求められています。このプロジェクトはまさにこうした時代の求める人材を育てるきっかけとなるものです。
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