平成17年度ペルシア語
イラン大使館上演

 先生の助言を受けて、シャーナーメを演じようと決めた私達は、頼りないペルシャ語でなんとかがんばりました。
準備がかなり遅く、ペルシャ科の先生方にも呆れられ、もうだめだと思われていましたが、お尻に火が点いてからが得意なペルシャ語二年生は、本番で初めてノーミスで演じきり、語劇は成功と言えるものになったと思います。

 さて、その語劇には毎年イラン大使館に招待状を出すのが恒例だったらしいのですが、準備段階での私達のあまりの出来の悪さが原因でしょうか、伝統の招待状の話を全く知らされず私達は本番を迎えました。

 しかし、たまたま、イラン大使館の文化担当のソンボリーさんという方が、高熱を押して劇を見てくれていたそうで、いたく感動なさったということでイラン大使館からオファーを頂いた次第です。

 イラン大使館では、毎年シャベヤルダーのお祝いのパーティーを大使館で開いていて、例年はイラン音楽の演奏会などをパーティーの前座に催していたそうです。

 ソンボリーさんは、私達の劇を見て丁度時期もシャベヤルダーに近く、前座にぴったりだと思い、後日先生方に連絡したそうです。

 始めこのお話しを頂いた時には、主役の子がもうやりたくないと渋ったのでお断りしたのですが、大使館と先生方の熱い(しつこい?)出演要請に、ついにスーダーべも首を縦に振り、大使館で劇をする事になりました。

 7日、4限終了後に大使館のチャーターバスに乗り、広尾に向かいました。改装したキレイなイラン大使館の、その名もフェルドゥスイーホールで2回目の劇をしましたが、2回目はもう緊張感が持続しなかったのかあまり満足のいく出来ではありませんでした。

 しかし、イラン大使館サイドも先生方も、また当日足を運んでくださったイラン人のみなさんにも非常に好評で、ぜひ来年も来て欲しいとうれしい言葉をかけていただきました。

 ここまでシャーナーメが効くとは・・とイラン人のシャーナーメに対する強い愛着を実感しました。

 というわけで、おそらく来年もシャーナーメでいくだろうと思います。

 当人にしてみれば色々と大変ではありましたが、この一件のおかげでペルシャ科も今までよりも語劇に力を入れる布石となれば私達の努力も報われるというものです。

 佐々木先生はこのあいだボソッと、ペルシャ科もウルドゥーのようにイラン公演とかできるようにしたい、実は焦ってたのよね・・と野望を話してくれました。

 ペルシャ科にもいい空気が流れてきた感じがします。

 すばらしいアドバイスをどうもありがとうございました。

井上貴恵