中野健三基金シンポジウム



  中野健三基金について

 中野健三基金は、1994年7月11日モスクワ留学中に不慮の死をとげられた故中野健三さん(当時、東京外国語大学ロシア語学科4年)の御遺族中野英司氏からの寄附金に基づいて、1996年6月に東京外国語大学に設立されたものです。

 ロシア東欧課程が基金の運営、企画にあたり、設立以来毎年一回、全16回にわたって「東京外国語大学中野健三基金シンポジウム」を開催してきました。あらためて感謝をこめて、このシンポジウムの一覧を掲載しておきます。 (2012年3月)


 第1回「ロシア・アヴァンギャルドと現代 1996年7月11日
沼野充義(東京大学)、亀山郁夫(東京外国語大学)、八束はじめ(建築家)、島田雅彦(作家)、岡田敦子(ピアニスト)、R. ドゥガーノフ(ロシア科学アカデミー世界文学研究所/東京外国語大学)/司会 磯谷孝、渡辺雅司
 第2回「ソ連崩壊を見たジャーナリストたち 1997年10月17日
徳永晴美(朝日新聞)、飯島一孝(毎日新聞)、斉藤勉(産経新聞)/司会 渡辺雅司
 第3回「ロシアの真空 1998年11月6日
沼野充義(東京大学)、望月哲男(北海道大学)、巽孝之(慶応大学)/司会 亀山郁夫
 第4回「プーシキンと現代ロシア小説100年 1999年12月7日
佐々木照央(埼玉大学)、亀山郁夫(東京外国語大学)、沼野充義(東京大学)、諫早勇一(同志社大学)、島田陽(東京国際大学)/司会 磯谷孝
 第5回「ロシア ― 国家論からの照射 2000年12月5日
中村 裕(秋田大学)、鈴木義一(東京外国語大学)、富田 武(成蹊大学)/司会 高橋清治
 第6回「アスペクト(体)なんかこわくない 2001年12月11日
米重文樹(東京大学)、金田一真澄(慶応大学)、石井哲士朗(東京外国語大学)/司会 中澤英彦
 第7回「混沌と圧制の地のメロディ ― ロシア音楽史再考 2002年12月17日
森田稔(宮城教育大学名誉教授)、伊藤恵子(音楽評論家)、梅津紀雄(東京大学)/司会 亀山郁夫
 第8回「終末と革命のサンクトペテルブルグ 2003年12月2日
坂内徳明(一橋大学)、中平 耀(詩人)/司会 亀山郁夫
 第9回「永遠と一日、または21世紀のチェーホフ 2004年12月14日
浦 雅春(東京大学)、沼野充義(東京大学)/司会 亀山郁夫
 第10回「中央アジアにおける体制転換の諸相 2005年12月13日
本村和子(アジア開発銀行タジキスタン駐在事務所前所長)、坂井弘紀(和光大学)/司会 鈴木義一
 第11回「ショスタコーヴィチとわれら 2006年12月12日
マナシール・ヤクーボフ(モスクワ・ショスタコーヴィチ協会会長)、一柳富美子(和光大学)/司会 亀山郁夫
 第12回「甦るドストエフスキー 2007年11月27日
亀山郁夫(東京外国語大学) /司会及び討論者 渡辺雅司
 第13回「チャストゥーシカとロシア・ポップスの出会い 2008年12月16日
熊野谷葉子(慶應義塾大学非常勤講師)、久野康彦(放送大学非常勤講師)/司会 沼野恭子
 第14回「ロシア東欧アニメの魅力 2009年12月1日
井上 徹(ロシア映画研究家) /司会 沼野恭子
 第15回「ロシアのビジネス最前線 2010年12月7日
池田正弘(ロシアNIS貿易会)、鈴木 茂(コマツ)、山田紀子(ピー・ジェイ・エル)/司会 鈴木義一
 第16回「『ロシア』から考える。人間を、歴史を、あなたの仕事を、そして宇宙を 2011年12月6日
河東哲夫(東京財団上席研究員) /司会 沼野恭子
(講演者はポスター掲載順、所属は当時。なお司会者は東京外国語大学)