ドイツ語専攻では,3年次以降の学生が毎年合計20名前後,さまざまな形でドイツに留学しています.
留学に関する東京外国語大学での手続きなどの詳細は「留学」のサイトをご覧ください.
大学間交流協定に基づいて協定大学に派遣される留学です.期間は6ヶ月以上1年以内です.
所定の手続きを行えば,ドイツの大学で取得した単位が東京外国語大学の単位として認定されます.休学扱いにならないので,卒業要件単位を充足すれば留学期間を含めて4年間で卒業できます.ただし,留学中も東京外国語大学の授業料を納めなければなりません.なお,現在のところ奨学金が十分には行き渡っていないので,多くの学生が私費で留学しています.
交流協定のあるドイツ語圏の大学 | |
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ハンブルク大学(ドイツ) | ベルリン自由大学(ドイツ) |
ビーレフェルト大学(ドイツ) | ゲッティンゲン大学(ドイツ) |
マールブルク大学(ドイツ) | ギーセン大学(ドイツ) |
エアランゲン・ニュルンベルク大学(ドイツ) | ウィーン大学(オーストリア) |
シュヴェービッシュ・グミュント教育大学 | チューリヒ大学(スイス) |
トリーア大学 |
派遣留学を考えている人は「留学」のサイトをよく読み,留学生課の掲示板に注意し,説明会や応募の日時などを確認するようにしてください.
東京外国語大学を休学し,自分で入学申請などの手続きをして大学に留学するケースです.期間は6ヶ月以上1年以内です.
ドイツの大学で(Bachelorなどの課程修了を目指して)正式に学生登録するにはドイツの大学が実施するDSH(Deutsche Sprachprüfung für den Hochschulzugang ausländischer Studienbewerber)というドイツ語試験に合格する必要があります.休学留学期間の前半はドイツの大学が行うDSH準備コースに入り,DSHに合格してから正式に学生登録するというパターンもあります.所定の手続きを行えば,ドイツの大学で取得した単位が東京外国語大学の単位として認定されます.
また,TestDaF(テスト・ダフ)という統一試験で一定以上の成績を収めることで,ドイツの大学に学生登録するために必要なドイツ語能力の証明とすることもできます.TestDaFは日本でもゲーテ・インスティトゥートと獨協大学で受験できます.詳細はTestDaFのサイトでご覧ください.
大学によっては Freemover という資格で留学することも可能です。DSHやTestDaFなどの語学試験なしで1年間在籍できる制度です。一例としてFreiburg大学のFreemoverについての情報をこちらで見てください。B2レベルのドイツ語能力を証明する必要がありますが,上記のDSHやTestDaFは必要ありません。
派遣留学や休学留学のように単位認定は申請せず,東京外国語大学を休学して海外の語学学校や大学に通うこともできます(手続き上は休学しての「自由留学」となります).
語学学校は主として実用的なドイツ語能力を高めようとする場合には有効な選択肢です.1年間の滞在を考える場合,前半は語学学校に通い,DSH試験に合格してからドイツの大学に正式に学生登録するというパターンもあります.ただし,上述のように,仮にドイツの大学で単位を取得しても東京外国語大学の単位としては認定されません.
また,ショートビジットなど,夏学期や冬学期に数週間程度の語学コースに参加するのも効果的です.
その他,海外の企業、教育機関での長期間のインターンシップの可能性もあります。