イラン地域研究入門I | 南・西アジア地域基礎II | 八尾師 | 木2 | イラン地域研究にとって,「イラン人とは誰のことかを塔子とは,最も初歩的な問いであると同時に,最も根本的な問いかけでもある。本授業では,多民族国家イランにおける国民統合の歴史的過程の分析を通じて,「イラン人」とは誰のことかを検討する。 平常点を重視するため、出席することが大前提であり、従って、全体の五分の一以上欠席した場合は成績評価の対象から外す。やむを得ず欠席する場合は、その旨を予め、理由を添えて申し出ること。なお、時間厳守を旨としているので、遅刻三回で一回の欠席とみなすので要注意。 |
イランにおける国民国家の歴史と現在 | アジア地域研究III(講義) | 八尾師 | 木1 | 世界を覆う国民国家システムが、大きく揺らぎ、変貌しつつある現在、国民国家の限界性・問題性を巡る議論が盛んに行われているが、中東・イスラーム地域でにあっては、既存の国民国家的枠組みや国民国家的システムへの凝集度はますます高まりつつあるように思われる。本講義ではそうした事例のひとつとしてイランを取り上げ、その歴史的形成過程を洗い出し、イスラーム革命を再検討することを通じて、国民国家イランの特質と問題点を分析する |
イランとイラン人II | アジア地域研究III(演習) | 八尾師 | 金5 | 国民国家イランにおける多民族的状況とその問題点を検討しながら,イラン人アイデンティティを巡る諸問題を考察する。 |
イラン近現代の歴史と社会-II | 卒業論文演習 | 八尾師 | 金4 | イラン地域研究、より具体的にはイラン地域の近・現代における歴史と社会をテーマに卒論・卒研の執筆・製作に取り組もうとする者を対象に、各人の作業過程にける具体的な指針・方向性などについて演習参加者全員で考え,考察する。 三年次あるいは四年次において、アジア地域研究III(演習)を必ず履修しておくこと。 |
イラン近現代の歴史と社会-I | 卒業論文演習 | 八尾師 | 金4 | イラン地域研究、より具体的にはイラン地域の近・現代における歴史と社会をテーマに卒論・卒研の執筆・製作に取り組もうとする者を対象に、各人の作業過程にける具体的な指針・方向性などについて演習参加者全員で考える。 三年次あるいは四年次において、アジア地域研究III(演習)を必ず履修しておくこと。輪番制で、参加者全員に執筆・製作予定の卒論・卒研テーマに関する報告をしてもらい、演習参加者全員でそれについて考えてゆく。 |
※イラン文化研究II | アジア文化論III(講義) | 藤井 | 月3 | 1979年のイスラーム革命以降,現代世界における宗教的原理とモダニズムの緊迫した現実を浮き彫りにしている現代イランの包含する問題を,特に,その文化史的側面から理解する道筋を検討することを目標とする。 |
イラン文学思想研究II | アジア文化論III(演習) | 藤井 | 月4 | ペルシア語で執筆された多様なテクストを読みこなす学力の涵養を目標とする。 |
イラン文化の諸問題 | 卒業論文演習 | 藤井 | 月5 | イラン文化に関わる主題で卒業論文を執筆する者に論文執筆の指導を行う。 |
*イラン語史概説II | 専修専門(講義) | 吉枝 | 火4 | 古代イラン語期から現代に至るイラン語史の概説。イラン語派について,古代期・中期・近現代期の代表的な言語テキストに実際にふれつつ,古代期〜近現代期のイラン語史の流れを概観する。2学期は中期〜現代イラン語期を扱う予定。 |
ペルシア語学の諸問題I | 専修専門(演習) | 吉枝 | 火5 | 現代ペルシア語文法研究。現代ペルシア語の,なお未解明である言語学上の諸問題について,代表的な文法書を比較検討しつつ考察をおこなう。2学期は,現代ペルシア語の統語論,語用論上の問題をとりあげる。また,特に受講者が興味をもっているテーマがあれば,それに関しての考察も行う。 |
イラン及びイラン語圏の言語文化 | 卒業論文演習 | 吉枝 | 水1 | イランおよびイラン語圏の言語文化に関わるテーマで,卒業論文,及び卒業研究を行う者を対象に論文・研究指導を行う。文献の探し方,論文執筆のための具体的な方法について指示しながら,各自の研究テーマに従って,基本文献講読,発表,討論等を行う。 |
※ハーフェズのガザル鑑賞 | アジア文学III(講義) | 佐々木 | 木3 | 14世紀のシーラーズの詩人ハーフェズが描いた詩的世界に見られる社会の諸相に注目し、当時の社会を構成していた諸要素に光を当て直すことによって、当時の社会階層や生活形態を認識・把握し、社会に対する人々の考えを探る。 学期を通じて,、ハーフェズの詩に登場する以下の人物もしくは「シンボル」に焦点を当てながら、講義・講読を進めていく予定である。1.支配者階級 2.役人・法官・警吏等 3.職人 4.シェイフ・宗教 5.指導者 6.スーフィー・隠者 7.酒場の師 8.レンドーこれらの人物やシンボルを通して、「人間」について再考する機会としたい。*1学期開講の「ペルシア文学史」を聴講しておくことが望ましい。なお、この講義は衣食住をはじめとするイラン人の生活全般に興味関心を抱く学生への扉も開かれていることを付け加えておく。 |
ペルシア文学研究II | アジア文学III(演習) | 佐々木 | 木4 | 現代イランの女流短編小説を読み進めながら、現代のイラン文化理解への糸口を探る。①小説の読解を進めながら、文学を通してイランの文化を見つめる授業である。1学期を通して以下の事項を取り上げる予定である。ア.現代イランの女性の日常イ.現代イランに見られる文化的諸問題ウ.イラン人にとっての文学−−出席者が輪番制で音読と和訳を担当し、出席者全員で問題を提起・討論しながら授業を進める。現代イランというシーア派イスラーム文化の中に生きる人々の思考の発現のひとつである「文学」という表象芸術を通して、イラン人をより深く識るための試みとしたい。ペルシア語の基礎は終えていること。また佐々木担当「アジア文学III 講義」を少なくとも半期受講していることが望ましいが、相談に応じる。 |
ペルシア文学と現代イラン | 卒業論文演習 | 佐々木 | 木5 | ペルシア文学・ペルシア文化の分野で卒論執筆を希望する学生が,論考をまとめる準備をする。論文執筆に際し,資料の蒐集力や読解力を高め,問題の所在を明らかにし,議論を発展させる道筋をつけることを目標とする。 |
※ペルシア古典文学鑑賞I | アジア文化論III(講義) | ターヘリー | 木4 | オマル・ハイヤームと彼の『ルバーイヤート』についての理解を深める。1.最初にヘダーヤトによる序文を通読し、解説する。2.毎回、ルバーイー(四行詩)4編についての講義を受ける。 受講者は、毎回の授業の理解度を示すレポート(エッセイ)を講義の翌週の授業に持参し、読み上げる。その内容を検討・補足したうえで、別の4編に進む。3回ごとの欠席により、優良可の評価が1段階ずつ下がるので、注意すること。 |
※現代ペルシア文学鑑賞I | アジア言語研究III(講義) | ターヘリー | 木3 | イラン現代文学への理解を深めることを目標とする。最初の1〜2回の授業で、ペルシア現代詩について講義する。 受講者は自宅で関連の論文等を読むことが要求される。その後、ソフラーブ・セペフリーの詩を鑑賞し、解説を加えながら理解を深めていく。3回ごとの欠席により、優良可の評価が1段階ずつ下がるので、注意すること。 |